Rustが再評価される:エコシステムの現状と落とし穴 In this article, we share findings and insights about the Rust community and ecosystem and elaborate on the peculiarities and pitfalls of starting new projects with Rust or migrating to Rust from othe...
「アジャイルを導入したいんですが、上司や会社に話が通じません。どうすればいいですか?」・・・アジャイルに触れたばかりの人からよく聞く質問です。 先日、Ultimate Agilist Tokyo というイベントに参加させていただき、壇上インタビューという形式で登壇させて頂きました。楽天の藤原さんからの質問に答えるという形で進みます。その中でも「よくある質問」として、この話が出ました。(決して楽天藤原さんが聞きたいと思っている訳ではなくて、こういう質問ってよく出ますよね、という対談です) そのときの私の回答は、ボトムアップでは難しいんじゃないか、というものでした。そのときは時間も足りなかったので、簡単に答えてしまいました。 この記事では、ボトムアップでアジャイルを導入することについて、壇上インタビューでは答えきれなかった部分も含めて考えてみます。 あなたのアジャイルは何をすることか? 私は「
例によってこれは「業務システム」に関する議論である。ゲームソフトでも組込み系でもB2Cサイトでもサービス系でもなく、販売管理システムや生産管理システムといった基幹系業務支援システム(DB構造が複雑なシステムといってもいい)に限った話だ。その種のシステムをアジャイル開発しようと考えるのであれば、それまでにシステム全体の「あるべきデータモデル」が確立されていなければならない。 業務システムを「身体」に喩えるなら、データモデルは「骨格の設計図」に相当する。いっぽうアジャイル開発で導き出せるのは身体の表面上の諸問題、すなわち「皮膚のぐあい」とか「顔つき」のようなものだ。そういった特徴についていかに緻密に決定できても、それらから「あるべき骨格の姿」は導けない。 DB構造のそういった特性を公知させたのが、前回記事で説明した「DOA(データ中心アプローチ)」だった。機能のあり方を確立したうえでデータのあ
この記事を読みながら、いろいろ思い出したことを書きます。 社員一人ひとりがアイデアを持つイノベーティブな職場とは?[山崎亮] http://www.worksight.jp/issues/person/000133.html ところが、仮にもし、「今の勤め先がダメになっても、別のところから収入が得られる」と社員が考えられたならば、どうでしょう。全く違うことが起きます。 思い切ったこと、少し適当なこと、ラフなことも口にできるし、自由なアイデアが出てくる。社長の発言に対しても、「今からの時代、それでは売れませんよ」と面と向かって反論できる。「なんだ、お前は意見が違うから辞めろ」と言われたり、もしくは左遷されて希望しない部署に行かされたら、「じゃあ、辞めます」と言える。ビジネスに変化をもたらすようなクリティカルな働き方は、「この会社を辞めてもなんとかなる」という生き方から生まれてくると思うのです
今朝、巷でちょっと盛り上がっていたやつに私も乗っかっておきます(笑)。 # 最初は乗っかるつもりはなかったのですが、読めば読むほど味わい深いので、私なりの解釈や思うところを書き記しておきたいと思った次第です。 # 元記事の著者お二人の意図に反した解釈を勝手にしている部分もあるかもしれませんが、あくまで私なりの解釈とそれらについての個人的見解とご理解くださいね。 元記事ふたつ ウォーターフォールのほうが楽だという話 - 勘と経験と読経 ウォーターフォールの方が楽ですか? | Ryuzee.com 著者のお二人は個人的にもお付き合いがありどちらも尊敬している人です。ユーモアまじりの記事の中でそれぞれの視点や考え方が出ていて興味深く読みました。 まず、両記事を読んで私が感じたのは、(おそらくお二方も承知の上で敢えて書かれているのだと思いますが) 「どちらが楽か」というのは、PMやコーチとしてメン
(顧客) そのシステムを作った結果に対して、顧客自身が結果責任を背負っていない場合は、ウォーターフォールの方が楽。最初に仕様合意して最後に「納品」されれば良い。場合によっては、システムによって得られる価値が目的なのではなく、「システムを作る」こと自体がアリバイ的に目的であるケースすらある。こういう場合は、顧客自体のプロジェクトへの参画が必要なアジャイルは面倒だと思うだろう(顧客) また、顧客が開発部隊に対して政治的に極めて強い力を持っている場合なんかは、基本的に全てのリスクを政治的な力によって移転できるので顧客側が大きくコミットする必要性はなく、ウォーターフォールの方が彼らにとっては楽かもしれない(顧客) その一方で顧客自身が結果責任を背負っている場合やそのシステム自体がビジネスの中心を担っているような場合、肉体的ではなくリスクマネジメントとして楽なのは圧倒的にアジャイルであると言える。市
わたしはまだ本格的な(?)アジャイル開発をやったことは無いけれども、周りのウォーターフォール脳に比べたらアジャイルプラクティスをプロジェクトに取り込むことが多い(プロジェクトマネージャーの立場で、スクラムマスター的に推進)。いくつかのプロジェクトを終えて、結果を振り返ってみるとチームメンバーの平均的な帰宅時間は早まったし、休日出勤することも減ったと思う。QoELは確実に上がったと思っていたけれども、一部のエンジニアからは「キツかった」と言われて驚いた。 アジャイルの前のほうが楽だった? 「第5回 TFSUG:ウォーターフォールからアジャイル、リーンへ」での発表で、アジャイル開発に挑戦した方がやはり「前のほうが楽だった」というような事を書いている。 http://kaorun55.hatenablog.jp/entry/2012/04/17/001312 第5回TFSUG WFからAgile
このブログでも今まで、アジャイル開発におけるマネジメントやマネージャーの役割について何回か取り上げてきました。が、今までのはそれでもまだ、どちらかというと「現場より」のマネジメントの話でした。(会社の役職で言えば課長から部長くらいのイメージですかね。) で、もう少し上のいわゆる役員以上くらいをイメージした時に、どうやってアジャイル開発を説明していくかとか売り込んでいくか、あるいはその層をどうやって味方にしていくかという課題に関して、最近のSteve Denningが書いているものが結構ツボにはまる内容なので、注目記事をいくつかセレクトして簡単にご紹介しておきたいと思います。 地球上で最も守られている経営の秘法:アジャイル まず、割と新しいところで最もインパクトのあった記事がこちらです。 The Best-Kept Management Secret On The Planet: Agile
「何をやったらアジャイルなのか?」という疑問。アジャイル開発に興味をもち、勉強したり実践を始めたりしたら、一度は突き当たる疑問の一つだと思います。 昨日、参加したアジャイルの勉強会で出た疑問の意見です。 ペアプロすればAgile?朝会すれば?TDDすれば?・・・まさかそんなことはないでしょう。ただプラクティスに従うよりも大事なことがあるはずです。 その勉強会では、「ビジネスとしての価値に判断をすること」や「お客様との距離を縮めること・一致団結すること」といった意見が出ました。確かに、それはAgileを実践した場合の効果かもしれません。 私も同じような悩みをもったこともありました。これまでの私自身のスタンスで言えば、実はあまり言葉の定義は興味なくて、顧客も従業員も満足して利益が出ているのであれば、アジャイルと呼ぼうが何と呼ぼうが構わないのではないか、と考えています。ただ、それではあんまりなの
SIでアジャイルをやるとハイブリッドアジャイルやWater Scrum Fallになります。しかし以下の4点は解決はしません。SIのビジネスモデルでアジャイルが無理なのではなく、「期間と機能を固定して受注する」と変えられない点です。 営業中は、システム担当者は動くシステムを見れない*1。営業マンは見たことないシステムを想像しながら見積もるという高度なヒアリング技術が必要なまま。 開発会社とシステム担当者間で落とす機能を合意しても、「偉い」ユーザーの一声で落とした機能が復活する。多層構造*2による意思決定の遅さは残ったまま。 予算の見積もりは超過方向にしかブレない*3。(予算)見積もりのバッファ問題は残ったまま。 チームメンバによってベロシティ(開発速度)が2〜3倍は変わる。しかし単価はそれほど(40万〜80万)変わらない。 アジャイルといっても現時点でのSIのビジネス面へのインパクトは「少
アジャイル手法を実践できるプロジェクトは恵まれている。それは、「理解ある管理者」がアジャイル手法を了承してくれたからではない。管理者がそう判断できるほどに参加メンバーが優秀だからだ。 アジャイルの特徴のひとつが「少数精鋭」である。いっぽう、アジャイルの対立手法として理解されているウォーターフォール型手法では「人海戦術」で進められる点が対照的だ。じつは「少数精鋭」というのはアジャイルの特徴であるだけでなく、あまり触れられたくない弱点でもある。なにしろ「精鋭」しか関われない。 しかしアジャイル手法の推進者は、自分が優秀であることをそれほど意識していない。それどころか彼らは「いえいえ精鋭である必要はありません。じっさい私はアジャイルが大好きですが、凡庸な技術者ですよ」と自嘲的に語るだろう。そしてそれは本心でもあるだろう。なぜなら、彼らは「超」がつくほど優秀な技術者たちがいることをアジャイルコミュ
当たり前のことなんですが、100人月のソフトウェア開発があったとして、100人投入したからといって1ヶ月で出来る訳がないですよね。なのに、そのパラメータは可変だと信じている人がまだまだ多いです。しかも、1人月のバラツキをなくすために生産性の低い方に揃えるなんて馬鹿げています。私はソフトウェア開発で最も重要なパラメータは「期間」だと考えています。かける工数の時間ではなくて、あいた時間も含めての期間です。 SonicGardenでは月額定額のサービス型の受託開発を行っています。その詳しい説明は別の機会にしますが、ポイントは月額定額という点です。月額定額なので、可変できるパラメータは「期間」だけになります。そのポリシーの背景には以下の考え方があります。 ・アジャイル開発のボトルネック ・Publickey「納期を半分にしてくれ、金なら出す」 大規模なソフトウェアを作るには、大人数が必要と考えがち
Agile Japan 2011 の基調講演のため、Linda Rising さんが来日予定です。基調講演は日本中のサテライト会場にも中継される予定です。 Linda さんは、企業組織の柔軟な変化について、コンサルティングやコーチングを行っています。その方法は、パターンランゲージを用いて、誰にでも実行可能な方法を記述していく、というアプローチです。コンピュータサイエンスのバックグラウンドを持ち、通信系の大企業で勤務した経歴をもっているせいか、その一人称の語り口、安易に切り捨てない包容力に驚かされます。 InfoQでのインタビュー (2008年) http://www.infoq.com/interviews/Linda-Rising-Fearless-Change "Fearless Change" という本は、彼女と、ビジネスマネジメント系のバックグラウンドを持つMary Lynn Ma
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