独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2018年4月9日、IT人材のスキルを整理した「ITSS+」を改定し、「IoTソリューション領域」と「アジャイル領域」の2領域を追加すると発表した。ITSS+は、最新技術の動向を踏まえてIPAが17年度から策定しているITスキル標準。17年4月に「セキュリティ領域」「データサイエンス領域」の2つを策定している
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 弊社ではアジャイル開発、スクラムのトレーニングを提供しているのですが、トレーニング中には多くの質問をいただきます。 今日はよくある質問とその答えについていくつかご紹介したいと思います。 好評そうだったら続編も書く予定です。 ■アジャイル開発において、ドキュメント作成の一般的な指針を教えてくださいどのようなドキュメントがいつ、どの粒度で必要なのかはプロダクトやプロジェクトに依存します。 プロダクトやプロジェクトにはそれぞれ固有の品質基準があり、それはアジャイルやウォーターフォールといった方法論の違いによって変わるものでもありません。 したがってプロジェクト冒頭でプロダクトオーナーやステークホルダー(品質管理部門や顧客など)と「なんのために」「どのようなドキュメントが」「どのような記述レベルで」「いつまでに必要なのか」を決定してください。 誰も使う予定
はじめに このブログでは言及してませんでしたが、宣言どおり無事転職して、今年の1月から新宿のSIerで働いています。まぁその辺の話は来月あたりの暇な時にでも書くとして*1、今回は別の話。 ついこの間、その新会社で、PM的役割をこなす社員を対象に開かれた「法務研修」という名のついた社内セミナーに参加しました。内容は、SIerの立場で契約に携わる時にどうすべきか、というもの。SIerあるあるの契約にまつわる揉め事を事例に、それを回避するために何に気をつけるべきか、といったことが扱われました。まぁこれ自体は目新しい内容ではなく、SIerに所属する者なら当然知っておく・気をつけるべきことばかり。再確認という意味では非常に有意義でしたが、それ以上でもそれ以下でも無かったなぁ、というのがオレの率直な意見でした。……研修本編終了までは。 ちょっとこれ大丈夫か、と思ったのは、Q&Aに入ってから。社員の誰か
はじめに こんにちは! 「CYBIRDエンジニア Advent Calendar 2016」4日目担当の島村友造(@yusi)です。 クリエイティブ統括本部PM統括部に所属しています。 昨日3日目は@gotyooooさんの「Chefを利用して運用者の作業を増やす5つの方法」でした。 2013年入社の彼ですが当時から今も変わらず積極的に学習を行い、業務に落としていく姿勢は本当に素敵だと思います。 でも2年前に貸したラズパイは返していただけるともっと素敵な気がします。 今回は私がCYBIRDにおいて現場改善を横断的に実施しており、そのノウハウをメモ的においていこうかと思いエントリいたしました。 「現場改善」とは 「現場」の定義 開発の現場のこと。 「改善」の定義 誤りや欠陥を是正し、より良い状態にする事、行為。 つまり「現場改善」とは開発現場を良い状態にすることを指します。 もう少し具体的に示
その結果、自分はすっかり言及の減ってしまったリーンソフトウェア開発や、それらの源流であるトヨタの生産方式、トヨタが現在取り組んでいる自工程完結を評価するのがよいのではないかと思い至った。本稿は、そういうポエムである。 本稿でいうリーン(ソフトウェア)開発とは何か? 2003年にメアリー・ポッペンディークとトム・ポッペンディークにより提唱されたトヨタ生産方式を源流とするリーン生産方式をソフトウェア開発に適用した原則集。以下を指す。 リーンソフトウエア開発~アジャイル開発を実践する22の方法~ リーン開発の本質 エリック・リース氏のリーンスタートアップやオライリーのリーンシリーズとは異なるので注意いただきたい。 きっかけとしてのアジャイル方法論の違和感:結局、アジャイルでも多くの課題が残る。 「今回のプロジェクトがやりにくいのはウォーターフォールでやっているからだ」、「今回のプロジェクトが適当
ポジション的なもの 個人的に、アジャイルは「(あんまり未来や遠くのことを考えるのをやめて)目の前にある問題を解決しよう」という思想と認識しています。 現実の問題を見ないで「将来、日本と米国のソフトウェア開発技術の差が広がるから、ウォーターフォールをやめてアジャイルをやろう」とか、何を言っているんだ、おまえは? と、思います。 キーワード「エンタープライズ」が出てきているので、業務システムの話をします。 情けないぞアジャイルコーチ 私は間違っていた。ごめん。ウォーターフォールは何のメリットも無い - メソッド屋のブログを読みました。 感想を書きます。 サム・グッケンハイマーの一言 サム・グッケンハイマーは、マイクロソフトが、アジャイル、そして DevOps 移行したことに関するソートリーダー の方が 「ウォータフォールは一切メリットがないので止めておきなさい」 といったそうです。まあ、ポジシ
1 アジャイル プロジェクト マネジメント 意識調査報告 2015 一般社団法人 PMI日本支部 アジャイルプロジェクトマネジメント研究会 2015年11月 ©PMI Japan Chapter, 2015. Copyright and all rights reserved. 2 はじめに 本資料は、2015年1月20日~2月20日にPMI日本支部アジャイルプロジェクトマネ ジメント研究会が実施したアンケート調査「アジャイル プロジェクトの実態」の結 果で、2015年7月12日 に開催された PMI日本フォーラム2日目の E-11 および E-12 セッションで発表した内容に加筆修正を加えたものです。日本国内におけ るアジャイル推進の参考資料となるよう、一般に公開いたします。 調査にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。ここに重ねてお礼申し 上げます。 2015年11月 一般社
私が初めてeXtreme Programming に出会ったのは確か2000年だと思う。実際に初めてのプロジェクトを実施したのが2001年。それからすでに15年が経過していることになる。そんな長い間アジャイル、そして DevOps の日本での導入に関わってきた。日本のアジャイル導入に関しては全て成功とは言わないが、かなり成果は上げてきたとは思う。だけと、今日は自分の導入ポリシーの誤りに気付いて、新たなステージにいける気がしたので、そのことを共有してみたい。 2002年 尊敬するアリスターコバーンと、XP JUG関西のメンバーと清水寺で。私が写真撮ってたのかなw Alistair.Cockburn.us | Alistair's first trip to Japan sept 2002 日本はアジャイルの導入がこれからという噂を聞いたけど本当? これは、私がマイクロソフトの面接の時に、当時
「本番環境などという場所はない」マイクロソフトがSaaSの失敗と成功から学んだ、アジャイルからDevOpsへの進化(前編)。Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016 アジャイル開発手法の1つであるスクラムをテーマにしたイベント「Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016」が1月19日と20日の2日間、都内で開催されました。 そこでマイクロソフトが行ったセッション「マイクロソフトが実践したScrum導入7年間の旅。そしてDevOpsへの進化」は、アジャイル開発からクラウドサービスの提供へと進んだマイクロソフトが、サービス開発の過程で学んださまざまな知見を共有するものとなりました。 そこには、アジャイル開発の延長線上にあるDevOpsを成功させる組織と技術、そしてマインドのあり方が紹介されていました。セッションの内容をダイジェストで紹介
connpass-ワンクリックデプロイ勉強会 (資料公開)ワンクリックデプロイ勉強会 #ocdeploy | Ryuzee.com 2011/12/20 ワンクリックデプロイ勉強会 #ocdeploy - Togetter (写真:講演終盤、ワンクリックデプロイを実演中の@Ryuzee氏。) 開催までの経緯 まずはこちらのつぶやきやり取りを。 …という様な感じでつぶやきのやり取りがなされ、この日に晴れて『ワンクリックデプロイ勉強会』が開催されました。 開催場所は日本マイクロソフト品川本社。私自身この日が2回目のマイクロソフト本社での勉強会だったのですが、開始前のモニターには何とTV画面が。勉強会とは関係無いところでちょっとした驚きでした(笑) イベント発起人であるkatzchang(TwitterID:@katzchang)さんによる前説的トーク、会場をご提供頂いたTomoharu Nag
FDDやクリスタル・レッドといった、比較的大規模なプロジェクトでも適用可能と言われているアジャイル・プロセスがある。平鍋さんあたりは、100人規模のプロジェクトをFDDでやったことがあるそうな。 確かに、無理して頑張れば、どんなに大きなプロジェクトであっても、アジャイル・プロセスで回していくことは可能だろう。しかし、ドキュメントよりコミュニケーションというアジャイルの特性が、むしろオーバーヘッドになってしまうクロスポイントがあるはずだ。 FDDでチーフプログラマが4人のプログラマを率いて、計5人でチームを組むとする。100人プロジェクトではチームの頭をはれる優秀なプログラマが20人必要だということだ。それだけ調達できるデベロッパがどれだけ存在するだろうか。 それでは、優秀なプログラマが集められるならば、アジャイル・プロジェクトは青天井に大きくできるだろうか。そんなはずはない。チーフプログラ
鈴木雄介さんが、「アジャイルがダメだと思う7つの理由」というすごいブログを書いてくれたので、がんばって返答を書いてみる。どこかでディスカッションできるといいなぁ。 1. 全体スケジュールにコミットできない コミットメントって何だろう。コミットメントは約束なのか。約束であったら、破った場合のペナルティも受け入れるのか?受け入れたところでバッファが巨大になるだけではないのか?そして、そのバッファは見えないところで食い尽くされる。 全体を見えずに計画したところでうまくいくはずはない。アジャイルがタイムボックスで計画、実施を行うからといって、全体を計画しないわけではない。むしろ積極的にやるべきである。 全体を計画する上では、なるべく漏れがないように、実施可能なように最大限の努力をする。ただ、それに時間を掛けすぎるのは無駄だ。そして、神ならぬ人間が計画するのであるから、以下を認めなければならない。
アイデアを整理できます 欲しい物はわかっているけどどうすればいいのかわからない、関係者が多くて話し合いが進まない…。そんな悩みを解決できます。 アイデアを整理することで「ユーザーが本当に必要なもの」を見つけることができ、目標を絞った無駄のない開発をすることができます。 わかりやすい設計図ができあがります 「こんなのあったらいいな」と思っているシステムの設計図を、誰でも理解できるわかりやすい形で作成できます。従来のように「要件定義書を見ても何ができるかわからない」という状況にはなりません。
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 2013年1月15日、16日にScrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013が開催されました。 まずは実行委員として、ご来場頂いた参加者の皆様、登壇者の皆様、スポンサー各社様、様々なコミュニティの皆様、ほかご協力いただいた全ての方に感謝したいと思います。ありがとうございました。 僕は1日目の達人に聞けのセッション、2日目のScrum The Next Generationに登壇させていただきましたが、2日目の資料について以下で公開しておきます。 大胆不敵にも本イベントの実行委員長(僕らはプロダクトオーナーというロールにしています)が基調講演の裏で、とんがったセッションをやりたい、ということでこのセッションは企画されました。 したがって僕のスライドも結構過激になっています。 単に字面だけみて誤解をしないように
例によってこれは「業務システム」に関する議論である。ゲームソフトでも組込み系でもB2Cサイトでもサービス系でもなく、販売管理システムや生産管理システムといった基幹系業務支援システム(DB構造が複雑なシステムといってもいい)に限った話だ。その種のシステムをアジャイル開発しようと考えるのであれば、それまでにシステム全体の「あるべきデータモデル」が確立されていなければならない。 業務システムを「身体」に喩えるなら、データモデルは「骨格の設計図」に相当する。いっぽうアジャイル開発で導き出せるのは身体の表面上の諸問題、すなわち「皮膚のぐあい」とか「顔つき」のようなものだ。そういった特徴についていかに緻密に決定できても、それらから「あるべき骨格の姿」は導けない。 DB構造のそういった特性を公知させたのが、前回記事で説明した「DOA(データ中心アプローチ)」だった。機能のあり方を確立したうえでデータのあ
[CEDEC 2012]「ドラゴンクエストX」における開発進捗管理法とは? セッション「大規模開発のプロジェクト管理 〜ドラゴンクエストXにおけるマネージメント事例〜」レポート ライター:大陸新秩序 2012年8月20日から22日にかけて,神奈川県内のパシフィコ横浜にてCEDEC 2012が開催されている。本稿では,開催初日に行われたセッションから「大規模開発のプロジェクト管理 〜ドラゴンクエストXにおけるマネージメント事例〜」の模様をレポートしよう。 「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」公式サイト スクウェア・エニックス 開発部 ドラゴンクエストX デザインセクションマネージャー 荒木竜馬氏 本セッションの講師を務めたのは,スクウェア・エニックス 開発部 ドラゴンクエストX デザインセクションマネージャー 荒木竜馬氏だ。荒木氏は,「ドラゴンクエスト」シリーズや「FINA
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く