March 2011
Animated global statistics that everyone can understand
■web2.0のコンセプトにある魅力を改めて評価してみると 前回のエントリーに続き、『web2.0のもたらしたコンセプト、無料経済のインパクト等のコアの部分は、苦難の時代を乗り切るコア・エッセンスとなっていく可能性がある』、とはどういうことなのか、具体的に述べてみる。 『web2.0は儲からない、何も生み出していない』という見解も、一面の事実ではあるのだが、それでも、やや視野狭窄気味で、結論を急ぎすぎているきらいがあると思う。 確かに、『無償の労働力やクラウドソーシングなど不特定多数の人にアウトソーシングすることをあてにしてきた企業』や『集客すれば必ずビジネスになることだけを過信した企業』にとっては、上場もできず、google等の企業に買収もされないまま、ビジネスモデルも思いつかないでいるうちに、景気が悪くなり万事休すということになるかもしれない。だがそれは、大前研一氏の言い方を借りれば、
最近思う事: 湯浅誠・堤未果『正社員が没落する--貧困スパイラルを止めろ!』(角川新書)を読んで 吉原直毅 一橋大学経済研究所 2009年3月15日 1. 湯浅誠・堤未果『正社員が没落する--貧困スパイラルを止めろ!』(角川新書)は今の時勢がまさに必要とする論を展開している。湯浅氏や堤氏の昨年来の優れた新書の公刊なり、そして経済学者においても京大名誉教授の橘木氏の一連の地道な「日本の貧困問題」に関する実証研究もあって、現在ではもはや日本でも貧困問題や経済格差問題が深刻化している旨を否定する論調も見られなくなった。3~4年前までは、80年代以降の日本の所得格差拡大は人口の高齢化によって齎された統計上の見せかけの現象である――人口の高齢化が統計上の所得格差拡大を齎す大きな要因であった事は確かであるが――、そして90年代後半以降の若年層での顕著な格差拡大を伴った所得格差拡大は、90年代長期不況故
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