私の知り合いに無類の寿司好きの経営者がいるのですが、彼は自分の気に入っている寿司店に行くと、支払は必ず現金で行います。クレジットカードを持っているにも関わらず、それなりの高額の支払いを、敢えて現金払いするのには、お店に対する配慮があります。 クレジットカードは、カードの種類にもよりますが、通常3%から5%程度の使用料をお店側が負担することになっています。例えば、1万円の飲食代の支払いをクレジットカード払いにすると、お店は500円のカード手数料を負担しなければなりませんから、手取りは9500円になってしまうのです。 利益率が20%のお店で5%というのは4分の1ですから、かなり大きな比率です。実は、お店を経営している人たちは、カードをなるべく使って欲しくないというのが本音です。その分、お客様に還元できるからです。 利用者側からすれば、カードも現金も同じ料金。しかもカードなら手持ちの現金も不要だ