吉田氏は、「21世紀のソニーGは『感動を届ける企業』から『感動を創る企業』へ移り変わっていく」と説明。コンテンツIP(知的財産)の価値を創出すると共に、それを支えるセンシングや映像、AI(人工知能)などの技術基盤に注力すると強調した。 ソニーGは2018年から6年間で、コンテンツIPに対して約1.5兆円を投資してきた。第5次中期経営計画(2024~2026年度)は、これまでの投資を基に収益を出していく段階にあるという。今後は映画やゲーム、アニメなど多岐にわたる領域で、同社が持つコンテンツIPの価値の最大化を目指す。 効率的にコンテンツIPの価値を高めるためソニーGは、「PlayStation Network(プレイステーション・ネットワーク)」で培ったアカウント管理やデータ基盤、セキュリティーなどの技術を、今後注力するアニメ領域にも展開する。また2021年に買収した1300万人超の有料会員