【オーデンセ=共同】デンマークの「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」の今年の受賞者に選ばれた作家の村上春樹さん(67)は30日、童話作家アンデルセンの出身地、デンマーク・オーデンセでの授賞式に出席した。英語のスピーチで「どれだけ高い壁を築き、厳しく部外者を排除し、自分たちに都合よく歴史を書き換えても、結局は自分を傷つけるだけだ」と語った。壁や部外者などの意味するところは明言しなかったが
ことしのノーベル文学賞に、アメリカのシンガーソングライターのボブ・ディラン氏が選ばれました。受賞者予想で毎年名前が挙がり、イギリス政府公認の「ブックメーカー」のことしの予想で2番人気となっていた世界的なベストセラー、村上春樹氏の受賞はなりませんでした。
ISBN: 9784622079729 発売⽇: 2016/06/11 サイズ: 20cm/339,11p 文学史の「正典」を「精読」するだけで「世界文学」は語れるのか? 膨大な文学作品をコンピューター解析し、文学史を進化論等から俯瞰的に分析する「遠読」。「遠読」が世界文学にと… 遠読―〈世界文学システム〉への挑戦 [著]フランコ・モレッティ 世界中の文学作品全てに目を通すことができる人などいない。タイトルを把握するだけでも一生が終わってしまいかねない。 しかし、各人が手にとった本を精読し、きちんと情報を交換していけばすぐれた本を見つけだすことはできるはずだ。 本書のタイトル「遠読」は、その「精読」に対する単語である。半ば冗談でつくったという。精読が一冊一冊をていねいに読み込んでいくことを示すのに対し、遠読は個々の内容には踏み込まない、つまり読まないことを意味する。そのかわり、大量の本を扱
星新一さんや藤沢周平さんなど、昭和から平成にかけての人気作家およそ1000人がみずからの作品を肉声で紹介した録音テープが大手出版社に残されていたことが分かり、作品を読み解くうえで貴重な資料になると注目されています。 録音した作家は井上靖さんや、遠藤周作さんなど文壇の重鎮から一世をふうびした作家まで名だたる顔ぶれとなっています。 このうち、SF作家でショート・ショートの神様と呼ばれた星新一さんは「アポロ宇宙船が月に着陸して以来、宇宙ものがしらけてしまった。未来ものも手あかにまみれて新鮮な驚きがなくなった」などとぼやきながらも「まだまだ書きたいものがある」と創作への意欲を語っています。 また、テレビやラジオにほとんど出演しなかった時代小説の大家、藤沢周平さんは「用心棒日月抄」について、「忠臣蔵は多くの人が書いているテーマだが、当事者ではない外部の立場から見た忠臣蔵を書きたかった」と、ぼくとつと
【画像】ピース又吉じゃない方の芥川賞作家、羽田圭介さんの特濃キャラっぷりが凄いwwwこれが天才か… 【天才の世界】 32: 名無しでいいとも! :2015/08/06(木) 23:01:44.36 ID:KDStHp0M.net 又吉じゃない方 132: 名無しでいいとも! :2015/08/06(木) 23:04:39.44 ID:BwIcA4hp.net めんどくさそうな人だな 48: 名無しでいいとも! :2015/08/06(木) 23:02:39.09 ID:n6V6Av8S.net キタ━━━(゚∀゚).━━━!!! 53: 名無しでいいとも! :2015/08/06(木) 23:02:53.84 ID:qts7qzI6.net 大量生産wwww 58: 名無しでいいとも! :2015/08/06(木) 23:02:58.98 ID:2NZ44ara.net こいつは本気でやば
白熱教室 作家:カズオ・イシグロ ベストセラー作家が自作を語る。さあ、文学の真髄に触れよう 『日の名残』『私を離さないで』で知られるベストセラー作家カズオ・イシグロが文学を学ぶ大学生を相手に行う特別講義が実現。自作を紐解きながら自身の発想法や小説の意味などベストセラー作家ならではの白熱の講義で文学の真髄に迫る。
ノーベル文学賞を選ぶスウェーデンの選考委員会が、52年前の1963年、日本人初の受賞者として誰がふさわしいかを日本文学の研究者ドナルド・キーン氏に尋ね、キーン氏は、三島由紀夫を最も高く評価しながらも、年功序列を意識して年上の谷崎潤一郎を第1に推したことが分かりました。 キーン氏はNHKの取材に対し、「選考委員会が手紙で私の評価を求めてきた」と明かし、それまでの実績を重視して、いずれも当時の年齢で▽谷崎潤一郎、76歳、▽川端康成、63歳、▽三島由紀夫、38歳の順で推したと説明しました。 しかし、キーン氏は、本心では「三島が現役の作家で最も優れている」と考えていたということで、それでも谷崎と川端を三島よりも高く評価したのは、年功序列を意識して日本の社会に配慮したからだと明かしています。 その理由として、キーン氏は「日本人の中には三島はまだ若いと考える人もいて、もし谷崎と川端を差し置いて受賞すれ
世界文学が読まれない、売れない、翻訳できない 『絶望名人カフカの人生論』の著者、頭木弘樹さん(@kafka_kashiragi)が「海外文学の翻訳が売れないから、翻訳できなくなってきている」というつぶやきが3000RTを超えた。 https://twitter.com/kafka_kashiragi/status/534536316197679104:title#怖ろしい話を聞いた…。海外文学の翻訳は、初版1500部とか、初版印税ナシが普通になってきているという。増刷はなかなかされないだろうから、初版印税ナシだと、実質、無報酬に。初版1500部でも、生活はとてもできない。これでは翻訳をする人はいなくなってしまう。したくても生活できない。 「印税と翻訳料の違い」(わたしの周囲は若手が多いためか無報酬の話が多く、あっても微々たるものだろうが)や「業界全体の話なのかどうか」「そもそも本当の話なの
イタリアでの生活を題材としたエッセーや翻訳で知られる作家の須賀敦子さん(1929~98)が生前、友人夫妻に宛てた手紙55通が見つかった。亡くなる前年まで22年間にわたって書かれたもので、身辺について、心を許した友人ならではの率直さでつづっている。 手紙は、29歳から13年間イタリアで過ごした須賀さんが帰国後の1975~97年に書かれた。ハワイ在住の友人夫妻宛てで、須賀さんの妹が昨年、夫妻から受け取った。夫妻は晩年に病床の須賀さんを看病するほどの仲だったという。 手紙にはこんなくだりがある。 「古典の簡潔さを求めること、簡潔な文章を書くことの勇気を持ちつづけたいと思いました」(77年8月) 「もう私の恋は終りました。その人をみてもなんでもなくなってしまった。これでイチ上り。一寸淋しいきもちだけど しずかで明るいかんじも戻ってきました」(77年5月) 一部は、神奈川県立神奈川近代文学館(横浜市
ことしのノーベル文学賞に自己のアイデンティティーを探し求める作品を数多く発表してきたフランスを代表する作家、パトリック・モディアノ氏が選ばれました。 スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は、日本時間の午後8時すぎ、ことしのノーベル文学賞の受賞者にフランス人のパトリック・モディアノ氏が選ばれたと発表しました。
アハもじゃの社長さんのおかげで『赤毛のアン』が出版されることになり大団円の『花子とアン』。 実は、村岡花子の訳した『赤毛のアン』には、大きな謎がある。 第37章、最後からひとつ前の章。 マシュウが心臓発作で死んでしまう。 その晩、残されたマリラはアンに、いかに自分がアンを愛しているかを語る。 このシーンを、村岡花子は訳していないのだ。 村岡花子訳『赤毛のアン』では、こうなっている。 “その声を聞きつけたマリラが部屋にはいってきた。 二人はともに泣き、心から語りあい、慰めあった。 二日たってから、マシュウ・クスバートは彼が耕した畑やたいせつに育てた果樹園を通って運ばれていった。” (赤毛のアン』村岡花子訳・新潮文庫・昭和六十一年四月三十日七十四刷P376) この部分、原文ではこうである。 Marilla heard her and crept in to comfort her. "Ther
「かつて日本語に翻訳された『チャタレー夫人の恋人』は発禁処分にされたけれど、今読めば、性的な描写は猥褻なんかではなくてフツーに読めてしまうんだよね」と考える人はきっと多くいるでしょう。実際そうなのだけど、そのことによって、この小説が古くさいものだと思えてしまうのなら、とても惜しい。 そう、物語は、上流階級の夫人が領地の森番の男と関係を結び、地位や立場を超えた愛の世界へと突き進むというもの。 猥褻とかタブーを破るといったことに過剰に反応せず、今回新訳されたこの長編小説をゆったりと読んでいくと、一人の女と一人の男が出会い、そこで生まれた恋愛の全体性を、独特なタッチで描いた作品であることがわかってきます。 主人公の女と男の背景をD・H・ロレンスは書いていきます。20世紀初頭の工業化社会、イギリスの階級社会、そしてチャタレー夫人の夫を下半身不随にさせた第一次世界大戦など......その描き方が独特
2014-07-23 光源氏はロリコンじゃないと言う話 文芸的な話 例の岡山の事件で「理想のお嫁さんにしたかった」という供述が出たとか出ないとか。 自分好みに育てたかった、と供述 倉敷・女児監禁容疑で逮捕の男: 山陽新聞デジタル|さんデジ そういうと必ず「源氏物語」の話になる。「光源氏が幼少の紫の上をさらって、自分の理想の嫁にしようとした」という話が一番有名で、そして「光源氏はロリコン」という誤解をしている人をたまに見る。断言できるのは、光源氏はロリコンではない。60くらいのヤリ手ババァから手ほどきを受けたり、女を口説き落とすために年下の少年を先にカラダで落とす戦法を取ったりと、光源氏の恋愛遍歴は「ムチャクチャ」である。簡単に言えるのは、愛がめちゃくちゃ歪んでいるということだ。 これからする話は、『源氏物語』をちゃんと読んだ人なら「そのくらい知っているわ!」という話です。イメージだけで「
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 前回の記事の冒頭でも書きましたが、20代の頃の僕にとってヒーローは、夏目漱石でした。その後、シェイクスピアもそこに加わり、その2人がヒーローであることに変わりなく、いまに至っています。 僕がその2人をヒーローだと感じている理由は、その2人の文学者がデザイナーだからです。他にも数多くいるデザイナーのなかで、夏目漱石とシェイクスピアが、僕が憧れるデザイナー像なんです。 モノを作ることで人びとの生活を革新するのもデザイナーの役割だと思うんですが、僕はモノによる革新ということにはそんなに関心がないんですね。それよりも僕自身が文章によって人生を革新されている部分が大きいので、それを可能にするデザイン、その思考作業を実際に行う文学者にこそ憧れるんだと思います。そして、そのなかでも夏目漱
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