総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ「否定の極論」記事に疲れたあなたへ贈る:「食事」「睡眠」「運動」・・これら「健康の三本柱」をねじ曲げずにポジティブに考えるブログです。 日本の予防医学は、アメリカに比べると20年は遅れているとされています。では、なぜアメリカでは早くから予防医学が発達したのでしょうか?。 その始まりは、1977年に発表された「マクガバン・レポート」とされています。 かつてのアメリカは日本と同様に、死亡原因の第1位は「悪性新生物(がん)」でした。 その後、1960年代後半から生活習慣病にかかる人が増え、心臓病の死亡率が第1位となり国民の医療費が膨れ上がり、心臓病の治療費だけでアメリカ経済がパンクしかねない状況でした(1977年には1180億ドル:約25兆円)。 まずは、癌の死亡率を半減しようと、当時のニクソン大統領がアポロ計画に投じていた予算を癌の治
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