関東地方では、2日から3日にかけて、電柱の電気設備に塩分が付着して起きる「塩害」が原因と見られる停電が発生しました。東京電力は、付着しにくい部品を使うなどの対策を進めていますが、台風24号による強風で大量の塩分が付着した可能性もあるとして、原因を詳しく調べることにしています。 台風24号のあと、電気設備に塩分が付着して起きる塩害によるものと見られ、千葉県御宿町では、塩害が原因と見られる停電が発生しました。 東京電力によりますと、強い風で巻き上げられた海水の塩分が電柱に取り付けてある変圧器や「がいし」と呼ばれる絶縁用の部品に付着し、塩分は電気を流れやすくするため、通常は起きない複数の電気の流れが発生してショートし、停電につながったと見られるということです。 東京電力は、関東地方の沿岸部では塩分などが付着しにくい複雑な形状にした「がいし」を設置していますが、今回の台風24号による強風で大量の塩