10月末に発表されたIBMがRed Hatを買収した件は話題になりました。この件でいろいろ調べていたら、こんな記事が目に止りました。 25歳になったRed HatはLinuxの先を見つめる(TechCrunch Japan) この中にこんな一節があります。 LinuxがMicrosoftのデスクトップ支配に敢然と立ち向かうかのように見えた90年代半ばの熱狂とは異なっているものの 確かに、昔はLinuxは“デスクトップWindows”に闘いを挑んでいたのですよね。今でももちろん“デスクトップLinux”はありますが、主流はサーバ向けで、Red Hatの成功もそこから来ています。 私は今の会社を立ち上げる直前、Red Hat Japanに在籍していました。12~3年前です。当時はLinux(というかオープンソース)はMicrosoftと全面戦争状態にあり、Red Hat社員のPCはほぼ全てデス
何がLinuxデスクトップを殺したかというエントリが話題を呼んでいる。これは元が英文のエントリで、著者はなんとGNOMEやMonoプロジェクトを開始したMiguel de Icaza氏だ。そのような御大が「Linuxデスクトップは死んだ」と題したエントリで、最終的に「OSXを使って満足している」という結論に至っているのだから話題にならないわけはない。「OSXを使って満足している」という部分に数多くのマックユーザーが反応してコメントを寄せているのが趣深い。 果たしてLinuxデスクトップは本当に死んだのだろうか?今日はその点について考察しようと思う。 コンシューマー向けに限った話 コメントを残した多くの人が誤解している点がある。それは、Miguel de Icaza氏の主張が「Linuxデスクトップはコンシューマーへの普及に失敗したのでは」という話だ。Linuxと比べてOSXは大いに成功して
以下の文章は、Miguel de Icaza による What Killed the Linux Desktop の日本語訳を著者の許諾を得て公開するものである。 本文については、八木の野郎さん、Shiro Kawai さん、猪股健太郎さんに誤訳の訂正をいただきました。ありがとうございます。 これは実話である。 うちの Linux マシンの /home ディレクトリがあるハードディスクがおかしいので、それを新しいのに換えなければならなかった。このマシンは机の下にあるので、ケーブルを全部抜き、マシンを外に出し、ハードドライブを交換してまたプラグを全部つなぎ直さなければならなかった。 至極ありきたりなことだ。AC 電源をつなぎ、キーボードをつなぎ、マウスをつないだが、スピーカーケーブルを手に取ると、僕はそれをつなぐのはやめた。 なんでオーディオ設定なんかに手間かけなきゃいけないの? オーディオ
By nvidia.corporation Linux開発者のリーナス・トーバルズ氏がNVIDIAに対し中指を突き立てて「ファックユー!」と衝撃的な発言をしたことに対して、さっそくNVIDIAの広報がこの発言に反応しています。 [Phoronix] NVIDIA PR Responds To Torvalds' Harsh Words リーナス・トーバルズ氏がNVIDIAに対して怒ったのは、OptimusテクノロジがLinuxをサポートしていなかったことや、それまでに積み重なってきた諸々の問題があったからでした。中指を突き立てて「ファックユー」と最大限の怒りを表明したトーバルズ氏はNVIDIAのことを「過去にLinuxコミュニティが取引した企業の中でも最悪の企業だ」と切り捨てました。 これに対するNVIDIAの広報担当のコメントは以下のようなもの。 NVIDIAにとっても、Linuxのサポ
Linuxカーネルの開発者として知られるリーナス・トーバルズ氏が、出身地であるフィンランドで大学生向けの講演に姿を見せ、質疑応答の中でNVIDIAに対する不満をぶちまけるという一幕がありました。 Aalto Talk with Linus Torvalds [Full-length] - YouTube Linus Torvalds on NVIDIA's non-Linux Optimus support: "F*** you" - Neowin これはフィンランドのアールト大学で行われた「Aalto Talk with Linus Torvalds」というイベントにリーナス・トーバルズ氏が参加した際の映像です。 ゲストとして登場したトーバルズ氏は、学生との話を楽しんでいる様子。 質疑応答の中で、女性から「NvidiaのOptimus技術搭載ノートPCでLinuxを動かそうとしても動かな
文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎 2011-01-17 08:00 読者のみなさん、明けましておめでとう。今年もまた、キーボードを持ち、次に何が来るかを知るセンスを持ったすべてのメディア指向の人が、新年の予想を始める時期がやってきた。わたしも同様に、2010年末に書いた「Golden Tux Awards for 2010」に続いて、2011年を予想する記事を書くのがいいだろうと考えた。 2011年には、Linuxとオープンソースの世界に何が起こるだろうか。いよいよ「Linuxデスクトップの年」になるだろうか。われわれは、3000年は前からそう言ってきたのではなかったか?この記事では、ノストラダムスとなって将来を見通し、何が起こるかを考えてみよう。 OpenOfficeは死ぬ。これまで長きにわたって時間の試練に耐えてきた1つ
Tech Drive-in - Technology, Linux, Ubuntu FTW Tech Drive-inにUbuntu Probably the First Ever Linux Distro to Overshoot Popularity of Linux Itself (UbuntuはもしかしたらLinuxの人気そのものを凌ぐ最初のLinuxディストロかもしれない)というキャッチーなフレーズの興味深い記事が掲載されている。Google Insightsで検索した結果がそれを示していると説明している。 Google Insights検索結果 Google Insights検索結果 Google Insights検索結果 たしかにGoogle Insightsで検索をかけると、検索人気が下落傾向にあるLinuxと、逆に上昇傾向にあるUbuntuのインデックス値が交わりつつあり
Gizmodoの広告営業担当者が、スズキの担当者を名乗る相手にだまされて悪質な広告を掲載してしまったという。 ガジェット情報ブログのGizmodoに悪質な広告が掲載され、サイトを閲覧したユーザーがマルウェアに感染した恐れがあることが分かった。Gizmodo米国版が10月27日付で謝罪文を掲載して明らかにした。 Gizmodoやセキュリティ企業のSophosによると、問題の広告は先週掲載されたもので、スズキの広告に見せかけて悪質なコードが仕込んであった。Gizmodoの広告営業担当者が、スズキの担当者を名乗る相手に手の込んだ手口でだまされて掲載してしまったという。Gizmodo制作部では全員がMac OS XかLinuxマシンを使っていて気付くのが遅れたとしている。 影響を受けたのはごく一部のユーザーにすぎないとしながらも、もしポップアップが頻繁に表示されるようになった場合は「qegasys
CentOSが苦境に立たされている。 CentOSコミュニティのRuss Herrold氏ら8名は7月30日(協定世界時)、同コミュニティWebサイトのトップページに、CentOSの作成者Lance Davis氏に宛てたオープンレターを掲載した。 それによると、Herrold氏らは、2週間前からDavis氏に電話をかけているが、「Lines are temporarily busy」という電話会社のメッセージが流れるだけで連絡がとれず、前日になりようやく留守番電話につながったのでメッセージを残したが、返事がないという。 Davis氏は、centos.orgドメインとIRC(Internet Relay Chat)チャネルの唯一の管理者であり、代理権を持つ管理者(deputy)も立てていないという。Herrold氏らは、このままの状態が続けば、centos.orgドメインでのプロジェクト継続
2位となった記事、「Linuxに勝てなかったPlan 9」は、十分に良い既存技術を、新規の技術で置き換えることは、たとえそれがより洗練されていたとしても難しいということを指摘したものだった。すでに広く普及していて使われているLinuxを置き換えるほどには、Plan 9がもたらすメリットは十分に大きくなかった。 この言及に対して、その名もずばり「Plan9日記」を公開しているoraccha氏から貴重なご指摘をいただいた。該当段落を引用すると、 また、研究OSってそんなもんだよという思いもある。Linuxという下位レイヤを維持するために、日々膨大な人的/知的リソースが投入されているわけだけど、Plan9のような少数精鋭による思考実験も、新しい進化のためには必要だ。その成果が新しい燃料として、実用OS(Linux)に投下されると。 という指摘だ。新しいアイデアを実際に動く実装で試すために研究OS
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