2008.01.01 この世に客として来たと思えば苦労もなし カテゴリ:京都嵯峨野 暇人の徒然草 「人間はこの世に(客として)やってきたと思えば、苦労はないものだ。 満足できる食事が出されたら、それを「ごちそうさま」といただけばよいのだし、満足できないときであっても、自分は客であるのだから、これをほめて食べなければならない。 夏の暑さも冬の寒さも、客であるのだからじっと耐えなければならない。 子供や孫、兄弟たちも、自分と一緒にやってきた相客であると思って仲良く暮らし、心を残さずにさらりと辞去せねばならない」と沢庵和尚の『結縄集』にあります。 客としてこの世に来たと思えば、少々の嫌なことも我慢できるし、そうそう好き嫌いも言っていられないし、何事も程々にしないといけないと思えてくるはずです。 醜いものの中に美しさを 卑しいことの中に尊さを 乏しい暮らしの中にも豊かさを まずいもののなかにも美味