火星と木星の間にある準惑星「ケレス」で、標高3マイル(約5000m)のピラミッド状の山が見つかったと、アメリカ航空宇宙局(NASA)が6月22日に発表した。6日に探査機「ドーン」がケレスまで4400kmの距離まで接近した際に撮影した画像で明らかになった。このピラミッド状の山は、ケレスの比較的滑らかな平原から突出して存在しているという。
【福島慎吾】近く爆発するとも言われているオリオン座の1等星「ベテルギウス」が、一定の波長で見ると、30〜40年前より直径が2〜3倍にふくらんで見えることが、北見工大などの観測でわかった。爆発に関係しているのか、詳しい原因は謎だという。10日に仙台市で始まる日本天文学会で発表する。 北見工大の三浦則明教授らが、西はりま天文台(兵庫県佐用町)にある、なゆた望遠鏡を使って観測。地球の大気のゆらぎを特殊な統計処理で取り除き、高い解像度でベテルギウスを撮影することに成功した。 可視光のなかで緑色の波長帯で見ると、ベテルギウスの形は楕円(だえん)形にゆがみ、さらに同じ波長で観測された1970〜80年代の記録と比べると、直径が2〜3倍になっていた。この波長で観測すると、年老いた星の表面に増える酸化チタンを見ることができる。 三浦教授は「詳しいことはわからないが、この40年の間に何かが起きたことは確
新型ロケット「イプシロンロケット」に掲載する皆さまからのメッセージを2013年4月10日から5月7日にかけて公募し、5812件のメッセージをご投稿いただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。 応募時に発行した受付番号により、メッセージの当選結果を発表いたします。掲載位置はこちらのページでご確認いただけます。 今後とも、イプシロンロケットをよろしくお願いいたします。 イプシロンロケット試験機デザイン メッセージ当選結果発表 メッセージ掲載位置 イプシロンロケット試験機デザイン デザイン趣旨 帯線(全周):固体ロケット伝統のカラーリング 縦線(太):ペンシルからM-Vまでの重厚な歴史を継承 ロゴ:字体をシャープに、Eの文字を大きくして"イプシロン(ε)"を強調 星印:惑星探査を志向している意志の明示 縦線(細):これまでの路線から一段上に進化・スリム化(将来に向かう) 1の部分に公
NASAや民間企業によって火星に人を送り込む計画が進行していますが、現時点で火星を往復するのにかかる時間は4年以上、燃料にかかるコストは打ち上げだけで120億ドル(約1兆2000億円)になると予測されています。「もっと安価に、短時間で火星旅行を」ということで、ワシントン大学の研究チームによって進められているのが30日で火星に到達できるようになる核融合エンジンの開発です。 Rocket powered by nuclear fusion could send humans to Mars | UW Today http://www.washington.edu/news/2013/04/04/rocket-powered-by-nuclear-fusion-could-send-humans-to-mars/ NASAが支援する核融合エンジンを使ったロケットはFDRと呼ばれているもの。研究者
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が、「プリキュア」の研究に取り組んでます。正式名称は「低毒性高性能推薬を用いたパルススラスタ(Pulsed Chemical Rocket with Green High Performance Propellants)」で、略称が「PulCheR(プリキュア)」です。 プリキュア……? この研究プロジェクトは、欧州委員会の主要政策(FP7)に採択され、世界8カ国9機関が参加しています。気になる内容は、「へっぴりむし」を応用した推進技術の研究です。へっぴりむしは体内で2つの物質を作り、化学反応させて高温高圧のガスを噴射しているとのこと。つまり、オナラによって外敵から身を守っています。この原理をロケットなどの推進系システムに活用しようということです。研究計画では、今後3年間でシステムを含めて実現性に目処をつけるとしています。 PulCheR公式サイト 関連キー
米航空宇宙局(NASA)がついにスペースインベーダーを発見したようです。 NASAがこのほど、ハッブル宇宙望遠鏡でとらえたAbell 68銀河団の画像を公開しましたが、画像の上の方に、名作ゲーム「インベーダーゲーム」に出てくるインベーダーに似た形のものが……。 こ、これは……(Credit: NASA and ESA) 銀河団を取り巻く重力場がレンズの役割を果たし、背後にある渦巻銀河の光を反射してこのように見えているそうです。ちなみに手前側にある銀河団は20億光年離れており、スペースインベーダーに見える光はもっと遠くにあるのだとか。 似てる!(「スペースインベーダー」30周年サイト) 関連キーワード インベーダーゲーム | NASA | 宇宙 advertisement 関連記事 水星でミッキーマウス発見! NASAが画像を公表 ミッキーは宇宙にまで飛び出していたようです。 ロシアの隕石と
ロシア・チェリャビンスク州に落下した隕石をめぐり、実は落下の直前「UFOに撃墜されていたのではないか」というウワサがロシアのブロガーの間で飛び交っています。 そんなバカな! どういうことなんだキバヤシ! と思った人は以下の検証映像をどうぞ。 動画が取得できませんでした 検証映像 動画が取得できませんでした こちらが検証元の動画 問題のシーンは検証映像の13秒あたり。言われてみれば確かに、後方から出現した小さな光が隕石を貫いているようにも……。この直後、いくつもの破片が隕石の前方に飛び散っている様子も捉えられています。 飛来する隕石 隕石を追う小さな光が出現 光が隕石を貫通? 直後、前方に隕石の破片らしきものが UFOのしわざかどうかは分かりませんが、今回の隕石が空中爆発を起こしていたのは確かで、それによって落下の衝撃がいくらか軽減されたのでは、という意見もあります。ま、まさか、UFOが落下
By Gwyneth Llewelyn SFではそんなに珍しくもない「ワープ」ですが、実現するには膨大なエネルギーを必要とするため実現は不可能であろうとみられてきました。しかし、NASAジョンソン宇宙センターの研究者がいろいろ実験を重ねた結果、「現実的ではない」から「調べる価値はある」へ、少し希望が持てるレベルへと近づいたことがわかりました。 Warp Drive More Possible Than Thought, Scientists Say | Space.com 「ワープ航法」はA点から遠く離れたB点までを超光速で移動する航法のことで、「宇宙戦艦ヤマト」や「スタートレック」のように宇宙を舞台にした作品で用いられています。 1994年にメキシコの物理学者ミゲル・アルクビエレが発表したアルクビエレ・ドライブはまさにこのワープ航法のこと。その基礎理論はWikipediaの「ワープ」の項
NASAの火星探査機「キュリオシティ」が無事に火星着陸を果たしたということで、おめでとうございます!総額25億ドルで重量900キロ、10種類の実験設備を搭載し、65センチまでの障害物を乗り越えられるとのことで、火星の生命(の痕跡)発見に期待がかかります。 で、このキュリオシティ着陸に際して、NASAがその難しさを「恐怖の7分間(7 minutes of terror)」と表現していたことをご存じの方も多いでしょう。キュリオシティは前述の通り非常に重いので、これまでのようなエアバッグを使って力技で着陸させる手段が使えなかったために、「スカイクレーン着陸システム」という特殊な方法を使っています(ナショナルジオグラフィックのサイトで詳しく解説されていますので、ご興味のある方はこちらをどうぞ)。その着陸プロセスの困難さを称して「恐怖の7分間」という言葉が使われていて、さらにはこんな動画まで。 もち
NASA が2005年8月に打ち上げたマーズ・リコネッサンス・オービターという衛星は、2006年3月に火星の高度250キロほどの周回軌道に入って、いまも解像度が70センチ~2mほどの、すごい映像を送り届けてくれている。 たとえば、ここを見ると、 http://www.boston.com/bigpicture/2009/11/martian_landscapes.html ええ~、これが火星の表面なの!っておもうくらい、従来の火星のイメージを完全に塗り替えるくらいすごい地形をみることができる。 本家のNASAのページでも、 http://www.nasa.gov/mission_pages/MRO/main/index.html ダストでビルという、今は砂嵐の竜巻の様子がトップにあったり。 さらに、このページでは日本語でいろいろな地形の解説があります。 http://www
宇宙SFを――それがハードSFであれ、スペースオペラであれ――書くに当たって最初に行うべき作業。それは宇宙船の設計でもなければ、異星人の設定でもない。地球環境とは異なる世界における人間社会の考察だ。世界構築とも言えるかも知れない。これがなければ登場人物たちは動くことができない。行動の動機も必然もわからないわけだから。 宇宙SFの場合、宇宙船や宇宙都市などが登場するが、それがどのようなもので、どのようなロジックで動いているのか? それを考えるためにも、世界構築は必要だ。このページはこうしたことをふまえて、主に社会や組織面から宇宙船などの必然性を考えようと言うものです。まぁ、脇道のデータも多くなるとは思いますが……。 宇宙SFの雑想 たぶんこんな物だろうというレベルの思いつき 船内の居住空間はどうあるべきか?――建造プロセスとは? いわゆる「宇宙戦艦」の考察 ――そも「戦艦」とは? いわゆ
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