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前回記事では、9割の新人コンサルタントがやらかすダメ資料ランキングをご紹介しました。本来であれば資料作成や図解のノウハウをしっかりと体系的に学ぶことで、最初からダメ資料を作らないのがいちばんですが、そうはいってもなかなか時間がとれない方も多いでしょう。 また、自身は合格点の資料が作成できるけれども、部下が作った資料に対して「何かわかりにくいな……」と思いつつ具体的な改善アドバイスができないという方もいるのではないでしょうか? 実はダメな資料を改善するのは、最初からきちんと作るよりも難しいことです。作った本人はそれがいいと思って作っているので対策が思いつきませんし、レビューする人の多くも「自分だったらこう作るかな?」という自分の経験から、思いつきでアドバイスしていることが多いのではないでしょうか。 私も部下ができ、資料をレビューする立場になった当初はうまく指導できずに、引き取って自分で作り直
先日、都内に無数に存在する、電源を貸してくれ、珈琲のあとにお茶が出ることでよく知られる喫茶店チェーンで原稿を書いていた。不思議なことに、原稿書きに愛用しているこのチェーンでは、宗教、押し売り、保険から始まるありとあらゆる勧誘、マルチ商法を目にし、社会の恐ろしさと、「美味しい話」を疑うことなく、ほいほい契約する人々を何度も目撃して震撼してきた。その日は30代と思しき男女2人組の転職エージェントらしき人物が、ずっと転職希望者の面接を行っていた。 そもそも喫茶店のようなセミオープンな空間で本来それなりにセンシティブであるはずの転職の話を提案された時点で、そのエージェントを使う気はちょっとしないが、それでも次から次へと4、50代の中高年の男性が面接にやってくる。実際、否が応でも話がちらちら耳に入ってきてしまう。最初は景気が底を打ったといわれているから、人手不足で転職市場も活性化しているのかとも思え
システム開発の際に必要になる要求仕様書や基本設計、詳細設計に使う各種の書類のテンプレートを紹介しているサイトをまとめました。 また、参考になる資料を配布しているサイトや開発関連資料の書き方などの説明をしているサイトもあります。 システムを開発時の書式や方法は各プロジェクトによって使うフォーマットは異なりますが、初めて開発する場合や自社での開発資料を作成する際のテンプレートとして参考にしてください。 2017/2/22 追記 リンク先の資料を配布しているサイトがかなり古くなってしまったのでリンクの見直しと、新たにシステム開発の資料を提供しているサイトを探して追加しました。 仕様書のダウンロードができるサイト Pocket 9 要求仕様書から見積、基本設計、詳細設計、コーディング規約、テスト仕様書、その他スケジュールや議事録まで システム開発に必要な書類のテンプレートがそろっています。 htt
それなりに人数の多い会社の中では、誰に話を通すだの何だのといったことがある。この前、入社3年目の若い同僚に 「それは話の持っていき先が違うよ」 「でも○○さんからそうしろって聞いて」 「それは○○さんがわかってないよ」 「そんなこと言われたってわかんないですよ」 と不愉快そうに言われて、それはそうだと思った。 どこにどう筋が通っているかというのは、背後に理屈がある。その理屈を見せずに結論だけ言っても混乱させるだけだ。それでもう少しきちんと説明したい。 その前に自分で整理しておこうと思った。 建前と実態 まず最初に考え方の枠組みについて。考える方向には建前と実態がある、とみなす。 建前 : 条件から出発して、順番に考えたら「こうなる」という理屈 実態 : 現実にこう運用されている、という観察結果 建前=演繹的=セオレティカル、実態=帰納的=プラクティカルという感じで、逆方向のアプローチだ。こ
■単純に拒否してしまうのは当然タブー ただ、「ムリです」と単純に断ってしまうのは当然NG。飲み会のお誘いくらいならハッキリ断るのもありですが、仕事ではオススメできません。最悪、「使えないヤツ認定」されてしまいます。 何も断れない人も問題ですが、義務でも何でも断ってしまう人も、極端で問題でしょう。 では、どうすれば良いのでしょうか。 具体的にはこんな感じ 上司「今日中に頼むよ」 ⇒ A「概略だけで良ければできますがどうです?」(条件の引き下げ) ⇒ B「今のこの仕事を後回しで良ければできますが」(代替条件の提示) ⇒ C「○○さんにも手伝ってもらって良ければできそうですが」(代替要因の提示) 「ムリ」と後ろ向きになるのではなく、どれも前向きに、できるための条件を考えていますね。 今の仕事で手一杯なのに、もっと仕事を持ってくるということは、需要と供給のバランスが崩れているのです。 そんなときは
あらゆる会社に、結構な確率で、仕事を「急かす」上司がいる。カッコ内は部下の心の声だ。 上司 「こんな仕事3日でできるだろう」 部下 「…はい。」(いやいや、3日なんで絶対無理だから) 上司 「このプロジェクトは、1ヵ月でやれ」 部下 「…。がんばります」(いやいや、言ってることを実現しようとすると、最低3ヶ月はかかるから) もちろん、「早く仕事をしろ」と言う上司の気持ちもわかる。また、「ひょっとして部下が怠けているのでは」と疑心暗鬼になる上司もたくさんいよう。しかし、上司に急かされても、実際仕事は全く早くならないばかりか、かえって部下が上司への対応策を見つけるために余計な時間を使うハメになる。 仮に突貫工事で仕上げても、結局納期に間に合っただけで、肝心のプロジェクトの成果物や仕事のクオリティはおざなりになる。また、それを修正するために結局、より多くの時間がかかるため、「何のために急かしたの
最初に、損益分岐点の説明からはじめよう。企業は、製品やサービスを売って売上を得る。しかし、世の中にタダの物はないので、そこには必ず費用(原価)が発生する。その費用が製品の販売数量に単純に比例する場合、企業は売上に比例した利益を得ることになる。この関係を図(a)に示す。横軸は、売上である。工場の視点から言うと、売上向上すなわち稼働率向上を意味するから、横軸は稼働率と見てもよい。縦軸は金額で、実線が売上高を、点線が費用を示す。費用は純粋に、売上高に比例する。これを変動費ともいう。売上に伴って、変動するからである。たとえば製品を作るのに必要な原材料の購入費がそうだ。あるいは、製品を加工するための外注費などもそうだ。 ところが、企業にはこれとは別に、売上高にまったく関係なく、固定的に発生する費用がふつうある。これを固定費という。その典型例は、設備機械の減価償却費である。あるいは、従業員の給料なども
リクルート上場おめでとうございます。 もう他所の人なのに、というか他所の人だからかもしれないけど嬉しいです。 お祝いと感謝の意味を込めて、僕が記憶に焼き付いているリクルート時代に言われた言葉で印象的だった言葉をあげておきたいと思います。 「目指せ宇宙一」 入社した時に座席の上に掲げられていた歓迎の垂れ幕に書かれていた言葉。 入社の瞬間から、勝負が地球上ではないところに持ち込まれ目線が恐ろしいほどに引き上げられた。 「俺は神だからさ、お前感謝しろよ」 自称 神にたぶん十人以上お会いした。 いいオトナが本気で言うから、正直焦った。ヤバイところに来たと思った。 八百万の神の国であるという意味を理解できた瞬間だった。 「時給を上げろ。長く働いて給料が高いとかはバカのやることだ」 いつか、このブログにも書いたけど、生産性について深く考えさせられる言葉だった。 「ビジネスマンは芸者だよ。座敷(会議)に
須藤憲司(すどう・けんじ)。1980年生まれ。2003年に早稲田大学を卒業後、株式会社リクルート入社。同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、アドオプティマイゼーション推進室を立ち上げ。株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員で活躍の後、2013年にKAIZEN platform Inc.を米国で創業。 設立1年ほどで、破竹の勢いで伸びている「KAIZEN platform」という一風変わった名前の元気なスタートアップ企業がある。WebサービスやモバイルのUIを、いわゆる「A/Bテスト」を使って手軽に改善できるサービスだ。最近グロースハックと呼ばれることもある注目ジャンルで、日本の大手企業を中心にユーザーを増やしている。 この分野を世界的な構図でみると、企業向けのサービスとしてアドビシステムズが握っていた市場を、米国発のスタートアップ企業のOptimizelyが使い勝
ミュゼプラチナのCMに出てる娘のCMをよく見るんだけど、もう付き合いたいじゃなくて自分にもあんな娘が居たらなと思う程度のオッサンだ。 最近、会議とか議論とかプレゼンの資料とか、ハッキリ言うと仕事を進める上で、自分でも違うって判っていながら使う技術がある。 ハナキンなのに一人酒してたら凄い罪悪感で歯が痛くなってきたから、懺悔したいと思う。 リストアップして、全部同じ「重み」に見せる例えばだけど、こんな感じ 発電種別太陽光風力水力地熱これで、太陽光が最近右肩上がりみたいな説明をする。 もしくは、地熱が有力ですみたいな説明をする。 リストに意図的に入れていないなんて説明はしないし、商業ベースの発電実績に大きな差があるとか言わない。 そうすると、「知識を持っている人であっても、載っている情報で判断しようとする」バイアスがかかる。 電通と博報堂は売り上げも従業員数も段違いだが、並べて書くと2強に見え
本連載では、昨年まで米国のビジネススクールで助教授を務めていた筆者が、世界の経営学の知見を紹介していきます。 さて、みなさんの中には、新しいアイデアを出すために「ブレイン・ストーミング」をする方も多いかと思います。複数の人が共にアイデアを出し合うブレイン・ストーミング、いわゆる「ブレスト」は、ビジネスでは新製品企画、キャンペーン企画などの「新しいアイデア出しの場」としてよく使われています。 ブレストの目的が「アイデアを出す」ことなのは、みなさんの共通認識でしょう。ところが世界の経営学研究では、「ブレストでアイデアを出すのは、実は効率が悪い」という結果が得られています。まるで本末転倒な印象ですが、しかしこれは、ブレスト研究者の間ではよく知られたことなのです。 なぜブレストはアイデアを出すのに、むしろ効率が悪いのでしょうか。今回は、「組織に求められるブレイン・ストーミングのあり方」について、世
「なぜなぜ分析」は、品質管理や労働安全管理などの分野で、よく用いられる手法だ。発生した問題事象の根本原因を探るために、「なぜ?」「なぜ?」とくりかえして掘り下げていく。この問いかけを“5回はくりかえせ”と、よく指導しているため、別名「なぜなぜ5回」とも呼ばれる。元々、トヨタが発祥の地であり、トヨタ生産方式の普及とともに、他の業界や分野でも使われるようになった。 図は、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏の著書から一例をとって、図示したものだ。工場内のある生産機械が故障してとまったとき、「なぜ機械は止まったか?」の問いに、「オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたからだ」と答えただけでは、じゃあヒューズを交換して再起動すればいい、という答えしか出てこない。 しかし、なぜオーバーロードがかかったのか?→ (2)軸受部の潤滑が十分でないからだ、とほりさげ、 さらに (3)潤滑ポンプが十分組
配属されて10ヶ月。電話メモに飽きる 会社の通常電話メモ アレンジしよう 用意するもの アレンジ① ドラクエ風 アレンジ② ポケモン風 アレンジ③ あんまうまくないマンガ風 アレンジ④ 子供思い出させる風 アレンジ④までの所で今日の休憩はお時間です。 その他良いアイデアがあれば教えてください。 また明日です。
スマートフォンOSのAndroid、グーグル検索、ニコニコ動画、東京証券取引所の取引システムなど、世界中のありとあらゆるITシステムに活用されているLinux。そんなLinuxを「最も売った日本人」と言って過言でないのが、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)伝説の社員・赤井誠氏である。 ひとりの技術オタクが「伝説の社員」になるまで 「今すぐ社長室まで来てくれますか?」 メールの発信者は、ぼくが勤めていた日本ヒューレット・パッカードで社長していた樋口泰行さん。言わずと知れた現・日本マイクロソフトの社長だ。 「来期からスタートするLinux事業の全社プロジェクトですが、リーダーをやってもらえませんか?」 社長室で待っていた樋口さんは、いきなりこう言った。 35歳だったぼくは、迷わずそのオファーを断った。 新卒でHPに入社して以来、理系出身でエンジニア上がりだったぼくは、リーダーとしての経験
興味深かったので。 「僕が19年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと」で語りたらなかったこと http://kyouki.hatenablog.com/entry/2013/11/03/065014 雇う側からすると当たり前のことでも、雇われる側からはなかなか見えないことの一つとして、「社員一人ひとりの損益分岐」や「使える人」という考え方で長い期間雇用を継続する会社はそんなにないよ、ということ。40代、50代になっても生き生きと働いて欲しいという職場もあれば、バリバリと働ける20代、30代の間だけ薄給で我慢して働かせて収益を上げようという経営方針もあるので何ともいえない。ただ、会社はひとつの仕事をずっと続けていくわけではなく、社員もまた、若いころ培ったスキルセットのまま成長していくということも考えられないわけですよ。 「ICHIROYAのブログ」で語られる舞台は百貨店。小売業態の雄とし
「相手に考えさせたければ、指示ではなく意図を伝えよ」 作家のDavid Marquet氏が、ビジネスにおけるリーダーシップについて語った言葉です。リーダーでなくとも、誰かに仕事を頼むときには、心にとめておくべき言葉です。「指示」を与えられた人は、指示通りに動くだけです。タスクの完了だけを目指し、必要最低限のことしか考えません。指示の代わりにあなたの「意図」を伝えれば、相手にも目指すべきゴールがわかり、そこへ到達するためにどうすればいいか、自分の頭で考えてくれるようになります。 このメソッドは、あなたが指示を受ける側でも使えます。与えられた仕事への意欲が湧かないときは、上司にその仕事の「意図」を尋ねてみましょう。目指すべきゴールが理解できれば、自分を作業ロボットのように感じることもなく、やる気も湧いてくるはずです。 Intent | Swissmiss Adam Dachis(原文/訳:伊藤
※厳密には10万円未満の備品は会計上資産計上はしませんが、実質的には会社の資産のため、このように表記しています。 これが「経費で“賢く”落とす」ということの本質です。このように経費を賢く使うと、会社の財務状況をどんどん改善していくことが可能です。 しかし、経費として認められるものと認められないものは厳密に線引きされています。そのため、何でもかんでも経費で買って、会社のキャッシュと資産のバランスを有利にしようとすると痛い目にあってしまいます。 自分自身で判断がつかない、上手に節税対策をしたい方は、税理士に依頼するなど専門家にお願いするのも選択肢のひとつです。 弊社ソラボでは、あなたの会社を成長させるための最適な税理士紹介を行っておりますので、お気軽にご相談ください。相談は無料です。 ソラボに税理士の相談をする>> 3.経費で落とすデメリット 節税対策になるなら経費を増やせばいいのでは?と考え
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