この戦争では、FPV(ファースト・パーソン・ビュー、一人称視点)ドローンと呼ばれる、ごく小型で安価なドローンが最も強力な兵器として使われている。もともと民間のレース用に開発されたFPVは、操縦士が地上から操縦し、爆発物を積んで標的に突っ込ませることが多い。その一方で、前線付近では防空システムが重点的に導入されているため、一般的な軍用機の姿は比較的珍しくなっている。
この戦争では、FPV(ファースト・パーソン・ビュー、一人称視点)ドローンと呼ばれる、ごく小型で安価なドローンが最も強力な兵器として使われている。もともと民間のレース用に開発されたFPVは、操縦士が地上から操縦し、爆発物を積んで標的に突っ込ませることが多い。その一方で、前線付近では防空システムが重点的に導入されているため、一般的な軍用機の姿は比較的珍しくなっている。
ロシアによるウクライナ侵攻(以後、ウクライナ戦争と表記)が始まって1年半以上が経過した。その間、戦局も目まぐるしく変化したが、報道で「ゲームチェンジャー」などと取り上げられる兵器も大きく変わっている。 まず、侵攻当初は欧米から供与された対戦車ミサイル、ジャベリンや地対空ミサイル、スティンガーといった、歩兵が携帯できるサイズの兵器への注目度が高まった。次にトルコ製ドローンのバイラクタルTB2が注目を浴びた。その後も高機動ロケット砲システムHIMARS(ハイマース)、ドイツ製戦車レオパルト2、イギリスの巡航ミサイルストーム・シャドウ、最近では長射程の地対地ミサイルATACMS(エイタックムス)が注目を集めている。
6月24日に反乱を起こしたロシアの民間軍事会社「ワグネル」は首都モスクワまで200kmまで迫った時点で進撃を停止し、撤退して行きました。ワグネルが制圧したロストフ州の南部軍管区司令部など各施設からも撤退が開始されています。 こうしてワグネルとロシア政府は交渉の末に全面衝突を避けましたが、その交渉結果はワグネル側の降伏に近いものでした。責任者のプリゴジン氏はベラルーシに亡命させられ国外追放となります。 責任者プリゴジンの罪は問わないが、ベラルーシに亡命させるワグネル兵士の罪は問わない(衝突で正規軍に死者が出ている)反乱不参加のワグネル兵士で希望者は国防省との契約ができるショイグ国防相などの人事について交渉の題材に上らなかった ※TASS プーチン大統領が6月24日に行った緊急演説での「国家反逆罪として全員処罰する」という方針は全面撤回という形で譲歩したことになりますが、プリゴジン氏は失脚して
6月24日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が反乱を起こし、ウクライナ侵攻で展開中の部隊を隣接しているロシア領ロストフ州に進撃させ、ロストフ・ナ・ドヌ市にあるロシア軍の南部軍管区司令部を戦車と装甲車で包囲して制圧しました。 最近になってワグネルとロシア軍の関係は急速に悪化しており、ロシア国防省からはワグネルの傭兵を正規軍に吸収しようとする動きが出ていました。これに対してワグネルのトップであるエフゲニー・プリゴジン氏が猛反発し、「ウクライナの激戦地バフムートでワグネルが味方であるはずのロシア軍からミサイル攻撃を受けた」と訴え(事実かどうか不明)、諸悪の根源はショイグ国防相とゲラシモフ総司令官など軍幹部だと糾弾(プーチン大統領は批判しない)、武装蜂起を宣言しました。 そして本当にロストフの南部軍管区司令部を制圧してしまったのです。 ロストフ・ナ・ドヌ市を走行するワグネルの戦車 @Liveuam
for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up *10:38JST 6番目の戦場—「認知戦(Cognitive Warfare)」− 【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】 2020年10月に行われた中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議において「2035年までの長期目標の制定に関する中国共産党の提議」が審議、採択された。2035年までの長期目標として掲げられているのは、「主要技術及び革新技術において重大な突破を実現し、イノベーション型国家の先頭集団に入ること、新型工業化、情報化、都市化、農業の近代化を基本的に実現し、近代化経済システムを完成させること等」である。そして、「一人当たりGDPで中等先進国水準に達することを目標とする」としている。 軍
2022年4月13日にウクライナ軍のネプチューン地対艦ミサイルによる攻撃を受けて翌日4月14日に沈んだロシア海軍の巡洋艦モスクワについて、ウクライナ紙「ウクラインスカ・プラウダ(Українська правда)」が目標を捉えた経緯の「真相」を記事にしています。 ウクラインスカ・プラウダはウクライナ軍関係者に数十回の取材を行い、真相を聞き出し、歴史的なネプチューン実戦発射時の写真を譲り受けて掲載しています。 2022年12月13日:ウクラインスカ・プラウダ「巡洋艦モスクワをどのように撃破したか」宇語:Потопити "Москву": невідомі деталі. Як український "Нептун" знищив флагман російського флоту ※全文版英語:It became known how exactly Russian cruiser Mo
時代の寵児となった小泉悠 ロシア軍によるウクライナ侵攻開始以来、「軍事」「戦略」「ロシア」専門家として小泉悠氏は、本人の意図とおそらく無関係に時代の寵児となり、教養的な信頼性・お茶の間アイドル性・サブカル的アングラ性による聖三位一体を成し遂げてしまった。まさにファティマの聖母もビックリといえよう。 ちなみにファティマの聖母預言では「ロシアがいずれヤバいことをやらかすから何とかせんといかんよ君たち」というガチ発言があったものの、世間的には、まぁ冷戦終結でそのへん何とかなったんでしょ、とタカを括っていたのだ。あまい、あまいぞ俗世! 神的・霊的存在にとって「短期」とはたぶん50年程度の話なワケで。 今般、彼の新著というか対談集『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)にて、中国専門家の安田峰俊氏とともに鼎談メンバーとして代表イレブン招集がかかったのを機に、このあたり、状況について思うことを述べてみ
#ロメリア戦記『魔王を倒すより、倒した後のほうが難しい』 (目に見えない問題って対応しずらいし、評価しづらいよね) 人は『わかりやすく強大な問題』を、『わかりやすい英雄』が打ち砕く物語が好きだ。 しかし、「結果を出した(ようにみえる)人が、功績の100%と限らない」 例えばすぐれたテコの原理だと出力される要素(作用点)と、それらを生み出すエネルギーの力点は別なんだなぁ。 もちろん、作用点をうまく作らないと大きな仕事は出来ないけど、重たいモノがあがった事実&作用点ばかりに注目がいき、見えにくい支点・力点が忘れられがち問題。 この偉大な働きでありながら、忘れられがちな支点・力点のようなサポート役…ここにスポットをあてたのがロメリア戦記という作品だ。 この物語の主人公である、ロメリア伯爵令嬢は優秀なサポーターでありながらも、非戦闘員であったため『わかりやすい活躍』がまったくなかった。そのため魔王
鷹見一幸 @takamikazuyuki 以前、民間企業の管理職だった、という方とお話したときに、指揮命令系統の概念に関しては、概ね理解していたが、補給兵站に関する概念が抜け落ちている事に気がついた。日本のほとんどの民間企業では、従業員の食事や被服、住居は従業員の裁量なので、それを考える必要がないのだ。 2022-03-04 12:29:16 鷹見一幸 @takamikazuyuki 百人の兵士を、小隊と分隊に分けて、それぞれに指揮官を置き、情報をまとめて報告させる。などの組織論は、理解していただけたが。例えば百人の兵士を一週間、食わせて生活させる。という話になると、とたんに雲を掴んだような話になる。考えたことがない人、にとってそれは未知の領域の話なのだろう。 2022-03-04 12:38:37
神奈いです @kana_ides 戦争ゲームを本当にリアルにすると部下の報告の数字は違うわ、偵察は存在しない敵部隊を見つけてくるわ、命令が部隊に伝わって実行されて戦果がわかるのが数日とか数週間後だわ、戦場には霧が常時立ち込めてるわでゲームにはならない。 2022-10-05 15:19:21 Nao_u @Nao_u_ 「ヒトラーが司令室から一歩も出ず地図だけ見て部下に指示を出し、結果は口頭報告と地図への反映だけで戦争を進めてくシミュレーションが遊びたい」って話があった。指示が正しく実行されたかは曖昧で部下の報告も何一つ信用できず、気がつくと敵軍が部屋に雪崩れ込んできてゲームオーバー、みたいな twitter.com/kana_ides/stat… 2022-10-07 00:41:21 HAL@古き悪しき時代大好き侍 @HAL9152 これグデーリアンが著書で指摘していたヒトラーのダメダ
以前、こんな記事を書いた。 「もうロシアは戦争するしかなくね?」 https://anond.hatelabo.jp/20220216170905 「結局ロシアの敗因は何だったのかな?」 https://anond.hatelabo.jp/20220309110526 最近、ロシアは核を使うって論調が広がって来ていて怖いんですわ。 まぁ使わないと舐めてるよりは、怖がってるくらいの方が健全なのかもしれんけど、でも使えるわけないだろって思う。 ただし、プーチンに権力者としての健常な判断力が残っているならば・・・だけど。 使うとしたら戦略核ではなく、戦術核と言われているのだけれど、使うとした場合の前提を考えると使う事にメリットが見いだせないのよね。 1,どこに使うつもりなの?ロシアが勝手に併合を宣言した4州は、ロシアの中では自国領なんだよな? そして4州の住民は自国民でもある。だからこそ、4州か
経済的に豊かかどうかが合戦の勝敗を分ける より多くの兵を養える者こそが合戦の勝者となる。一騎当千の英雄豪傑の存在や、知恵を振り絞り奇を衒てらった戦法・戦術によって戦いに勝利する場合と比べると、それはあまりに地味かもしれません。しかし、これが合戦のリアルなのです。 いわば経済的に豊かかどうか、富国であるかどうかが合戦の勝敗を分けるとすると、そこには地政学的な優越がもともと存在すると言えるでしょう。 たとえば、武田信玄の場合、信濃国を自分のものにするために、約10年の歳月をかけてこれを制圧しました。その後、北信濃の領有をめぐってまた約10年の間に5回にも及ぶ川中島の戦いで上杉謙信と争った。つまり、信濃を完全に掌握するのに20年もの歳月をかけたわけです。 しかし、信濃国の石高はいくらか勘定してみると(戦国時代では本来、石高では計算しないのですが、本書ではわかりやすさを考慮して石高で統一します)、
ロシアが核を使うのか?という懸念が再三取り上げられる様になって来ているけれど これまで人類は13回ほどミスによって核ミサイルを発射する直前まで至っているという報告書があるのを知ってるだろうか? この報告書は、英国のRIIA(王立問題研究所)によって発表されたものだ。 https://www.chathamhouse.org/sites/default/files/field/field_document/20140428TooCloseforComfortNuclearUseLewisWilliamsPelopidasAghlani.pdf 3章のCasesに詳しく書いてあるけれど、有名なものだと Black Brant scareアメリカの研究者によって打ち上げられたオーロラ観測用の科学機器を搭載したロケットの発射軌道がモスクワへの攻撃軌道と一致したために、発射命令が出される直前まで行っ
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