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司馬遼太郎に関するamanoiwatoのブックマーク (3)

  • ゆっくりゆうやけ - 司馬遼太郎さんの歴史小説を「小説」と呼んでいいのか?

    『龍馬がゆく』をはじめて読んだのは中三の時だった。 それが司馬さんの作品との出会いだった。 こんなすごいが世の中にあるのかと興奮しながら読んだ。歴史上の人物が生きいきと描かれ、歴史を精密に解釈している。単行で五冊とかなりのボリュームなのだけど、文章のリズムが非常にいいから、一気に読めてしまう。維新のために東奔西走する龍馬がまぶしかった。家の棚に父が買った司馬さんのが何十冊も置いてあったので、『龍馬がゆく』を読み終えた後、司馬さんの小説をかたっぱしから読んだ。 司馬さんの作品はどれも面白いのだけど、ただ、司馬さんの歴史小説を「小説」と呼んでいいのかどうかは、わからなかった。司馬さんの「小説」は、 「筆者は考える」 と、作者が頻繁に登場して歴史をどう解釈すべきか考察しているからだ。登場人物が考えるのならわかるけど、一般的にいって、小説ではそんなことをしない。作者が登場して迷ったところを

    ゆっくりゆうやけ - 司馬遼太郎さんの歴史小説を「小説」と呼んでいいのか?
    amanoiwato
    amanoiwato 2015/01/21
    『司馬さんの「小説」は、たしかに「小説」ではないかもしれないけど、とびきりすぐれた「歴史講談」だ』
  • 街道で食え!

    街道をう 司馬遼太郎の「街道をゆく」(朝日文庫)シリーズは、全四十三巻。日国内では北は北海道宗谷岬から南は沖縄県石垣島まで、行かぬ所はなく、さらに海外では韓国中国をはじめにモンゴル、ポルトガル、オランダまで足を運んでいる。まさに「歴史小説界の兼高かおる」と呼ばれるにふさわしい旅行家である。 そんな司馬遼太郎にも、唯一の弱点がある。それは「」である。 時代小説歴史小説の作家にはグルメが多いが、司馬遼太郎だけは例外である。その小説には旨いものなど登場しない。逆に不味いものならやたらに登場する。近藤勇の麦めし、村田蔵六の豆腐、いずれも、いかに不味いかをこと細かに描写している。 そういう小説を書く、作者人の生活はどうなのか。この膨大な二十五年にわたる旅行の中で、司馬遼太郎はなにをべていたのか。「街道をゆく」全四十三巻から、べたものに関する記述を探して、検証してみたい。 まず、

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/01/21
    司馬遼太郎ってやっぱり貧乏舌だったのね…好物がうちの父と完全に被っていて笑った。
  • 幻の三鷹休日講座

    司馬遼太郎の人と文学 ものすごく偉そうなタイトルで申し訳ありません。どうせ話はグダグダになっちゃうだろうから、せめてタイトルだけでもいかめしくしようと思いまして。 司馬遼太郎の小説の特色といえば、やはり「テーマ小説」ということになるのではないかと思います。 テーマ小説といえば、菊池寛の小説です。たとえば有名な「父帰る」では、ハンキンの「蕩児の帰宅」という小説を読んで、その父と子をひっくり返したらどうだろうか、と思いついた、と自分で語っています。そのほうが「罪と赦し」というテーマが際立つだろうから、ということですね。テーマ小説というのは、まずこのようなテーマがあって、そのテーマを展開するために登場人物やストーリーを配する、というやりかたです。批判する人からは「こしらえごとだ」「登場人物が操り人形のようだ」と悪口を言われましたが、話がわかりやすいので一般読者からは喜ばれました。 歴史小説となる

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