先ずは前回の宿題、「英語で、Aが使われる最初の数字は?」の解答を。仏語、イタリア語、スペイン語は4(quAtre/quAttro/cuAtro)、日本語では漢数字が3(sAn)で和数字が7(nAnA)、ドイツ語は8(Acht)など、1桁の数字が多い。「あばば・パパ・ママ」など、幼児の言語獲得でも最も早く現れるとされる母音「A」は、基本語彙である数字にも早々と登場するのだ。ところが一体どうした訳か、英語だけは桁外れに遅いのである。外れた桁も何と3桁で、驚くなかれ、最初に現れる数字は1000(thousAnd) なのであります。 母音の話をさらに続けると、せっかく5つあるのに、自分の名前に母音をたった1つしか使わない日本人もいる。1969年5月、当地モントリオールのクイーン・エリザベス・ホテルで夫のジョン・レノンと平和キャンペーン「Bed-in」を行ったオノ・ヨーコ(小野洋子)さんもその一人だ