動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会」は13日、国際オリンピック委員会に対し、今後の大会から馬術競技を廃止するよう求めた。写真は、馬「セイントボーイ」がジャンプを拒否する様子。東京で6日撮影(2021年 ロイター) [13日 ロイター] - 動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は13日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、今後の大会から馬術競技を廃止するよう求めた。 きっかけとなったのは、東京五輪の近代五種で起きた出来事。ソーシャルメディアで拡散された映像には、ドイツ代表アニカ・シュロイがジャンプを拒否する馬「セイントボーイ」に鞭を打つ様子、またコーチ兼トレーナーであるキム・レイズナー氏が馬にパンチする様子が捉えられていた。 近代五種連盟(UIPM)はこれを受けて、直ちにレイズナー氏の男子競技への関与を禁止している。 PETAは、IOCのトーマス・バッ
サバンナやジャングルで絶対に出会いたくないヤツは多い。 しかし、それはトラでもカバでもない。 アメリカの科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』(日本版は『日経サイエンス』)が2009年に発表したところによると、世界でもっとも恐ろしい陸生動物は、「ラーテル」(学名メリヴォラカペンシス=Mellivora capensis、別名ミツアナグマ)だ。 『ギネスブック』も、ラーテルを「世界一恐れを知らない動物」として認定している。ラーテルは、アフリカ大陸とアジア大陸の草原や砂漠に生息し、ツチブタのような他の生き物が掘った巣穴に棲みつく。見た目が似ているアナグマとは別の動物である。 ラーテルは、ハチミツが大好物。ラーテルもアナグマも、肉食獣の最大グループであるイタチ科に属している。イタチ科の仲間には、フェレットやヨーロッパケナガイタチ(ポールキャット)やミンクやクズリなどがいるが、この中でハチミ
A celebrity penguin, which made international headlines after forming an attachment to a cardboard cut-out in a Japanese zoo, has died at the age of 21. Tobu Zoo in Japan's central Saitama prefecture announced Grape's death through its Twitter account, saying that the cause of death was unknown. But according to NewsWalker, he would have been around 80-years-old in "human years". Grape the Humbold
小野 盛司 論文(TEK98-1) 人間の行動と種の保存 以下の研究は1968年、心理学者宮城音弥氏との議論がきっかけとなり、行われたものである。心理学と生物学との架け橋となるものと期待している。 目次
獣を知ることは、人類を知ることである。 今こそ人類史を探求する時だ。 2017年はサバンナから始まる サバンナにて、休息していた肉食獣が目を覚ます。単独でさまよっている人間を感知したのだ。 肉食獣は猛然と人間に襲いかかる。狩りの始まりだ。 気がついた人間は懸命に逃げるが、脚力の差はどうしようもない。為す術もなく捕まり、押し倒され、哀れな獲物は死への恐怖から叫び声を上げる…… これは太古の話ではない。『けものフレンズ』の冒頭である。 『けものフレンズ』1話より この記事では2017年冬アニメで、最も闇が深いと言われる作品『けものフレンズ』について考察する。 真の美少女動物園 『けものフレンズ』とはどのような作品か。一言で説明するならば「美少女動物園」である。 「アニマルガール」と呼ばれる、萌え擬人化された野生動物たちが集まる架空の動物園・「ジャパリパーク」を舞台にした作品群によるメディアミッ
「おとなしいはずの犬種なのに」「こんな事あるんだな」「悲劇としか言えない...」。東京都八王子市内でゴールデンレトリバーに女児が噛まれて死亡する事故があり、ネット上では、こんな驚きの声が上がっている。 報道によると、生後10か月の女児は、自宅から4キロほど離れた祖父母の家に2017年3月9日に一時預けられていた。 ■犬を脅かす状況になかったが... 女児が保育園で熱を出したが、母親が仕事中だったため、祖父が女児を引き取りに行っていた。女児は、時々祖父母の家に預けられていたという。 事故は、この日夕方に起こった。女児が1階の居間で最近始めたハイハイをしていたところ、祖父母が飼っていたゴールデンレトリバーがいきなり女児の首の付近に噛み付いたのだ。祖母は1メートル手前で見守っていたが、防ぎきれなかったという。祖父が119番通報し、女児は救急車で病院に運ばれたが、2時間ほど後に亡くなった。
Googleは2016年9月、さまざまなモジュールを組み立てて自分の好きな機能を詰め込んだスマートフォンが作れるプロジェクト「Project Ara」の中断を発表しました。このプロジェクトではサードパーティによるさまざまな奇想天外なアイデアが同時に開発されていたのですが、その中にはスマートフォンに「水族館」のような機能を持たせるというものが含まれていました。 Complicated. Weird. Beautiful! The secret Google project to put an aquarium full of tiny, wiggly water bears inside your phone | VentureBeat | Mobile | by Harrison Weber http://venturebeat.com/2017/02/24/complicated-wei
11月12日からテーマパーク「スペースワールド」(北九州市)で行われている、5000匹の魚を氷漬けにしたアイスリンク上でスケートができるという演出が炎上しています(関連記事)。編集部は同施設に取材し、演出の意図や批判の声についてどう感じているかを聞きました。 氷漬けにされた魚たち(現在は投稿を削除済み) 問題となっているのは、同施設がアイススケートアトラクションの中で行っている「氷の水族館」という演出。スケートリンクの中に5000匹もの魚が氷漬けにされており、公式サイトでは「前代未聞のアトラクションで日本初、いや世界初間違いなし」と宣伝されています。 公式サイトでの説明 この演出を受けてネット上では「悪趣味」「生命への冒涜(ぼうとく)」「狂気しか感じない」などと倫理観についてのコメントが多数並び、炎上状態となりました。本件について問い合わせたところ、同施設の広報担当者が取材に応じました。
日本で、もっとも深刻な生態系被害をもたらしている外来種にマングースがいます。マングースは、西アジアから東南アジアにかけて分布する雑食性の哺乳類で、日本では、沖縄島と奄美大島に定着しています。外来種としての歴史は意外と古く、1910年に沖縄島に最初に導入されました。マングースが持ち込まれた理由は、島内のネズミと毒ヘビ・ハブを退治するためだったとされます。 ネズミは、当時の島民にとって重要な収入源であるサトウキビに大きな被害をもたらし、そしてそのネズミを餌として畑に侵入してくるハブは、農作業をする島民の命を奪うおそろしい動物でした(今でも、もちろん咬まれれば命に関わりますが、医療機関の発達により、その被害は軽減されています)。これらの有害な動物を駆除するための天敵として、マングースに目を付け、島に導入することを提案したのは、当時、動物学の権威であった東京大学・渡瀬庄三郎名誉教授(1862-19
1878年、ドイツの比較解剖学者カール・ゲーゲンバウルが、生物の進化に関する驚くべき新説を唱えた。それは「私たちの手足は、魚のエラが進化したものである」という仰天の主張だ。しかし、人間の四肢と魚のエラでは構造や機能がまったく異なるうえ、裏づけとなる化石も発見されていない。結局、当時の科学界からは見向きもされず、この説は長らく忘れ去られることになる。 そして138年が過ぎた今、なんとゲーゲンバウルの説が正しかったことを証明する画期的発見がなされ、世界の科学界に衝撃が走っている。にわかには信じがたいが、太古の昔、私たちの手足は魚のエラだったのだ! 早速、衝撃の最新研究についてお伝えしよう。 ■遺伝子解析技術が開いた、真実の扉 4月19日付の英紙「The Daily Mail」をはじめとする複数の海外メディアによると、今回の大発見を成し遂げ、学術誌「Development」上に論文を発表したのは
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は、DNAに作用し、大腸菌に新たな機能を追加する“細胞用プログラミング言語”を開発した。コンピュータでプログラミングをするのと同じ感覚で、テキストベースで設計するのが特徴だ。 グルコース濃度や酸素レベルに応じ、意図した反応を返すようにプログラムできる。デジタル回路を設計する言語「Verilog」をベースとし、DNAの各部位や役割、他の部分との連携など、遺伝子工学の知識がなくても設計可能だ。「高校生でも、望み通りのプログラムを組める」とうたう。 研究チームによる初回テストでは、60種類の回路をプログラムし、うち45個が正常に機能したという。ほとんどの回路は1種類の機能しか持たないが、異なる3種類の機能を持ち、優先度に応じて反応を返す回路も設計した。 従来、DNA回路の開発には数年を要したが、同言語を使えばボタンを押すだけで、すぐにテストでき、研究時間の短縮
by Jerry Burke 民間療法として「クラゲに刺された後はおしっこをかけろ」と言われることがある一方で、「おしっこをかける方法は迷信」と語られることもあります。では、なぜおしっこをかけるとダメなのか、そもそもクラゲの攻撃はどのような仕組みなのか?というところから解説してくれているムービーがYouTubeで公開中です。 How does a jellyfish sting? - Neosha S Kashef - YouTube 海を泳いでいると手足がチクチクしてきて…… 「クラゲに刺された!」と気付くことがあります。 海をゆらゆらと漂う美しいクラゲがこのような攻撃を行うのはどのような仕組みなのでしょうか? その前にまず、クラゲの生態から説明。クラゲは体の95%が水分でできています。 メソグレアという半透明でゲル状の物質によってできており、体はとても柔軟です。 触手には何千もの「刺胞
アメリカのVICEというwebページに掲載された、植物学者のダニエル・チャモヴィッツ氏へのインタビュー記事を私訳。 チャモヴィッツ氏の著書は翻訳もされており、植物が痛みを感じるかということや植物への倫理的配慮などの論点は160ー164ページにて触れられている。 www.vice.com 植物は痛みを感じるか?生物学者に訊いてみた。 (訳注: 記事の冒頭では、アメリカの中絶論争と、胎児が痛みを感じるかどうかという議論について軽く触れられている) …しかし、感じることが確実にできる存在とは何なのか、私たちは知っているのだろうか?少なくとも、植物学者のダニエル・チャモヴィッツ氏によると、植物は感じることができるらしい。チャモヴィッツ氏はイスラエルのテル・アビブ大学の生命科学部の学部長で、『植物はそこまで知っている』という本を書いている。 私たちは、植物が感じることができるもののなかに痛みが含まれ
水生の無脊椎動物であるクマムシは地球上で最もたくましい動物と考えられている。緩歩(かんぽ)動物と総称されるこの小さな生物は、凍えるような寒さや長期の渇水、大量の放射線に耐えられるだけではない。知られている限り、真空でも生き延びられる唯一の動物だ。 【写真】電子顕微鏡で見たクマムシはリアル過ぎてまるでエイリアン この目に見えないほど小さな怪物の体は何でできているのだろう? クマムシは存在自体が驚きだが、この疑問の答えも衝撃的だ。 11月23日付の科学誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された論文によると、クマムシには全体の17.5%にも相当する大量の外来DNAが含まれているという。 研究チームはドゥジャルダンヤマクマムシ(Hypsibius dujardini)という種のゲノム配列を解析した。米ノースカロライナ大学チャペルヒル校の生物学者ボブ・ゴールドスタイン氏いわく、「極めて過
空中で反転して天井に止まるというコウモリの行動は、自然界でもとりわけ難度の高い妙技だ。隙間などの狭い空間にパタパタと飛んでいき、ひらりと身を翻して、頭を下にしてぶら下がる。その間、わずか数秒しかかからない。 【動画】ハイスピードカメラでとらえたコウモリの空中反転 コウモリがどうやってこの技を成功させているのかは、長い間謎とされてきた。飛ぶ生物の中でも、彼らはその体重の割に非常に重たい翼を持っているからだ。 科学者たちはようやくその答えをつかんだようだ。コウモリは厄介な翼を長所に変え、その重さを利用することで、上下逆さまになる際に必要な力を得ているのだという。 11月16日に学術サイト『PLOS Biology』に掲載された論文によると、研究チームはセバタンビヘラコウモリ(Carollia perspicillata)とコイヌガオフルーツコウモリ(Cynopterus brachyot
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