前振り:【動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないの?】 YouTubeやニコ動も「違法なアップロードの排除」には取り組んでいるのだと思うのですが、残念ながら私の作品のアニメ版やCDが、今もYouTubeにも大量に、ニコ動にもバンバン掲載されまくっているのが現実です。 ・・・動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないのでしょうか? それは、プロバイダ責任制限法があるからです。 この法律では、権利侵害の被害が発生した場合であっても、その事実を知らなければ、プロバイダは被害者に対して賠償責任を負わなくてもよいとしています。 YouTubeの規約にも、投稿する際はちゃんと「第三者の著作権により保護された マテリアルや、その他の第三者が財産的権利を有するマテリアルが含まれないことに同意」すると書いてありますね。現実は「そんなわけ
元日は「フリードメイン・デイ」であります。 今年は谷崎潤一郎や江戸川乱歩がフリーになり、そして…残念ながらTPPによって、じきに約20年間、この宴は凍結されるであろうということを感じつつ、”最後の?”おまつりを、フリードメイン界隈では楽しみました。 ところでそんな中、当ブログの大晦日記事 いよいよ(著作権上の)「江戸川乱歩・解禁」カウントダウン!プロモーションビデオ作った/ほかの作家や「落語家」はどうかな? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151231/p2 において、こう書いた。 落語家さんの音源は、保護期間70年なんだろうか? ここに、有名噺家の、生没年一覧があるが… http://homepage2.nifty.com/Curious-G/starthp/subpage98.html 自分は50年だと思ってたけど、ついこの前、70年になったよね、映
文学作品「アンネの日記」の著者であるユダヤ系少女アンネ・フランクは1945年にドイツの強制収容所内で亡くなっており、今年で欧米での著作権保護期間である70年が経過する。そのため、本来であれば来年の1月1日よりアンネの日記はパブリックドメイン、いわゆる著作権フリーになるはずなのだが、アンネの日記の著作権を管理している団体がこの保護期間を延ばそうと策を練っているという(TorrentFreak)。 この「策」というのは、アンネの父であり、その日記をまとめ出版したオットー・フランクを共著者とするというものだ。オットー氏が亡くなったのは1980年なので、氏を共著者とすることで著作権の保護期間はその70年後である2050年まで延長されることになる。 しかし、オットー氏や第三者によってその内容の部分的削除や修正は行われているものの、オランダでの調査によってアンネの日記はアンネ自身によって書かれたもので
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は、これまで難航していた映画や音楽などの著作権を保護する期間について、公開や作者の死後から原則70年とする方向で調整を進めることになりました。 TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は日本時間の2日までの日程で、首席交渉官会合をアメリカで開きました。 今回の会合では、▽映画や音楽、小説などの著作権をはじめ、医薬品の開発データといった知的財産を保護する期間や、▽公平な競争条件の確保に向けた国有企業に対する優遇措置の是正など、交渉が難航している分野を中心に意見が交わされました。 その結果、著作権を保護する期間について、日本を含む各国がアメリカの主張に理解を示し、公開や作者の死後から原則70年とする方向で調整を進めることになりました。 一方、医薬品の開発データを保護する期間や国有企業に対する優遇措置の是正を巡っ
かもしれない。 0,導入 本ブログは「法曹関係者ではない」個人ブログです。趣味の法令解釈であって、正確性は各々で判断してください。 1,ゲーム実況動画の公認化 任天堂は12月1日より、ニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」に参加する。これにより任天堂タイトルを使った「ゲーム実況」動画をはじめ、「弾いてみた」や「描いてみた」などの二次創作動画が“公認”されることになる。 【速報】ニコニコ動画でついに任天堂タイトルの投稿“公認”へ 対応タイトルは「マリオ」「ゼルダ」「ピクミン」など250本以上 - ねとらぼ 任天堂がゲーム実況動画などの二次創作動画を公認したそうです。 ゲーム実況動画と言えば任天堂よりソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のほうが先進的で、PlayStation®4では『シェア機能』というのがハード的に用意されているそうだ。 あなたがプレイしているゲームを、SH
刑事告訴された時点で、SNKプレイモアが告訴取り下げをしない限り、検察庁に送るところまでは必ずされることなので既定路線なのですが、ここに来て新しい情報がいくつか判明しました。 スクエニ社員と漫画作者ら16人書類送検 他社のゲームキャラ無断使用で - 産経WEST http://www.sankei.com/west/news/141117/wst1411170060-n1.html 書類送検されたのは全部で合計16名となっており、編集だけでなく役員も含まれ、さらにハイスコアガールの作者までもが対象となっており、しかも16人全員が「許諾を取っているかどうか知らなかった」ということで容疑を否認し、さらに作者は「スクエニ社が許諾を取ってくれていると思った」と話していると報じられており、実際に作者は対談で以下のようなことを言っているのが確認できます。 やわらかスピリッツ - やわスピ祭り - 女人
株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下「当社」)は、本日、株式会社SNKプレイモア(以下「被告」)を相手方として、債務不存在確認請求訴訟を大阪地方裁判所に提起いたしましたので、お知らせします。 当社が出版する漫画「ハイスコアガール」が被告の著作権を侵害しているとして、被告が当社及び当社出版部門関係者を刑事告訴した結果、当社は、2014年8月5日に大阪府警察本部及び同曽根崎警察署による家宅捜索を受けました。 当社としましては、上記の刑事告訴を受け、被告が主張するような著作権侵害の事実がないことの確認を求めて本件訴訟の提起に踏み切ったもので、当社の主張の正当性を民事訴訟の場において明らかにしていく所存です。 なお、当社は、上記の家宅捜索以降、警察当局による捜査に対して全面的に協力しており、引き続き誠意をもって対応してまいります。 ※記載されている会
by Kyle McDonald ある著作物を揶揄や風刺する目的で模倣した作品である「パロディ」が原著作の著作権を侵害するのかしないのかという線引きは法的に微妙な問題であり、しばしば裁判で争われていました。諸外国におけるパロディ作品の法的扱いはさまざまで、イギリスではこれまで「元作品の作者の許可があれば著作権に反しない」とされてきましたが、新たに施行された法律によって、パロディ作品の扱いに変化が生じています。 The Copyright and Rights in Performances (Quotation and Parody) Regulations 2014 http://www.legislation.gov.uk/ukdsi/2014/9780111116029 BBC News - Parody copyright laws set to come into effect
2014年09月18日18:22 メディアファクトリーから発売の4コマ漫画完全なる盗作である事が発覚 カテゴリニュー速VIP going_o2 Comment(52)Trackback(0) メディアファクトリーから発売の4コマ漫画完全なる盗作である事が発覚 1:名無しさん@おーぷん :2014/09/18(木)16:22:52 ID:0DRfpq2dk https://twitter.com/mra09mya22/status/508592872623312896/photo/1 ワンピに例えると すでに尾田栄一郎が描いたONE PIECEがあるのに新たに ONE PIECEというタイトルでルフィという名前の主人公が海賊やる漫画を サンデーに持ち込んで賞獲るみたいな事だろこれ 3:名無しさん@おーぷん :2014/09/18(木)16:25:17 ID:sQtmSVGpK どっちが先なの
中国-著作権法改正案でフェアユース条項採用へ 2014/08/26 知財・ライセンス, 著作権法, その他 事案の概要 中国国務院立法課は2014年6月6日、パブリックコメント募集のため、著作権法改正草案を公開した。 この改正案の特徴は、フェアユース規定を著作権の制限規定として採用したことにある(改正案第43条第13項)。 フェアユース条項とは フェアユース(公正利用)条項とは、一定の要件を満たした公正な著作物の使用は、著作者の許諾がなくとも著作権を侵害しない旨の規定である。 著作権の制限規定の中では、具体的な行為を定めない一般条項であることに特徴があり、適用範囲が不明確という欠点がある反面、社会状況の変化に柔軟に対応できる利点がある。 アメリカ著作権法では第107条で規定されており、(1)その使用が商業的なものか、非営利の教育目的かどうかを含む、その使用の目的及び性質、(2)その著作
漫画「ハイスコアガール」にSNKプレイモアのゲームキャラが無断で掲載されていたとしてスク・エニが告訴された問題で、同作品にキャラが登場するカプコンやナムコ、セガは使用を正式に許諾していたという。 人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、出版元のスクウェア・エニックスが著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた問題で、告訴したSNKプレイモアの担当者によると、同作品への同社著作物の掲載について、スク・エニから許諾依頼や相談などは「一切なかった」という。一方、キャラクターの使用を正式に許諾していたゲーム会社も複数あることが分かった。 「ハイスコアガール」は押切蓮介さんが「月刊ビックガンガン」で連載中の人気作品。1990年代の格闘ゲームブームを舞台にしたラブコメディで、SNK(当時)の「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(KOF)や「サムライスピリッツ」、カプコンの「
日本レコード協会の方から連絡をいただいて、最近AppStoreの上位に多数存在する、iLoveMusicなどの「無料で音楽聴き放題のアプリ」や、その音楽データの源になっている中国の無料音楽ストリーミングサイト「Xiami(虾米)」などについて、情報交換をしてきました。その結果、ようやく「Xiamiが白か黒か」など、いろいろなことがはっきりしたので、許可をいただいた範囲で紹介します。 最初に言っておくと、Xiamiは想像を越えるくらい真っ黒でした。 目次 1. 前提知識2. 日本レコード協会へ3. 情報交換4. 日本レコード協会に関する最低限の知識5. 日本レコード協会は中国の違法サイトに直接訪問している5.1. 補足:成果6. 確定情報:Xiamiは違法配信をしている7. レコード会社ロゴは勝手に掲載している8. 中国のサイトには一切、音源配信の許可は出していない9. 日本レコード協会やレ
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加している日米など12か国が、音楽や小説の著作権の保護期間を70年に統一することで合意する見通しになった。 新薬を開発した企業が市場を独占できる「データ保護期間」は、先進国は10年程度、新興国は5年以下と、新興国側に配慮した案で決着する見込みだ。難航分野の一つである知的財産権分野の交渉にめどがつき、TPP交渉全体が妥結へ向けてさらに前進する。 日米それぞれの交渉関係者が明らかにした。 ベトナムで12~15日の日程で始まったTPP首席交渉官会合で、知的財産分野の合意内容を確認し、19、20日にシンガポールで開かれる閣僚会合に報告する。 著作権の保護期間について、交渉参加12か国のうち、日本やカナダなど6か国は原則、作家や作者の死後50年としており、米国など5か国は70年、メキシコは100年と定めている。
「無断引用」という表現は、けっこうよく目にしますが、きわめて評判が悪いことをご存じでしょうか。とりわけ、著作権の専門家の間ではそうです。 そもそも引用は無断でしてよいので、「馬から落馬」的な言い回しの上、「無断引用」という語に否定的ニュアンスがあり、引用を無断でしてはいけないかのような誤解を与えるからです。 引用にはルールがあり、それを守らないものは「無断転載」などと呼ばれます。さらに出典を示さず自作のように見せかけた場合は「盗用」「剽窃(ひょうせつ)」など、さらに厳しい表現になります。 匿名掲示板の2ちゃんねる(2ch)が、掲示板の書き込みの転載禁止を明示し、ネットで話題になっています。2chの書き込みを勝手に転載してまとめる、いわゆる「まとめサイト」が増え、2ch利用者の不満が募っていたためのようです。 著作権侵害は親告罪のため、権利者の告訴がなければ刑事裁判になりません。民事も当然、
著作権保護期間を著作者の死後50年経過とする現行法から、諸外国並みの70年へと延長することを求める動きについて、日本音楽著作権協会(JASRAC)はかねてから積極的な姿勢を貫いてきた。一方、音楽のネット配信や動画投稿サイトなどの隆盛にともなう国民の「著作権」に対する意識の高まりを背景に、こうした著作権管理団体の動きは「歓迎すべきではないもの」と捉えられ、いつしか対立の構図が生まれてきた。 果たして、著作権保護期間延長は善悪の二元論的に語られるべきものなのか。そして、著作物を享受する立場のユーザーにとってマイナスの側面しか生まないものなのか。改めて理解を深めるべく、JASRAC会長で日本を代表する作曲家として知られる都倉俊一氏に話しを聞いた。 ――著作権保護期間延長について、ネットユーザーを中心に反対の声が広がっています。まず、期間を延長する意義について考えを聞かせてください。 ひとつは「統
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