Q: 中途採用をしていると「想定していた実務経験やスキルはないが、やる気はありそう」な方からの応募をいただくことがあります。その場合、求人票に記載した給与よりも低い金額を提示してもいいのでしょうか? 最近は「求人詐欺」という言葉をSNSで見かけることもあり、不安です。気を付けるべきポイントがあれば教えていただきたいです。 A: 本件のように、正式採用前あるいは労働契約締結時であれば、求人票の給与よりも低い金額を提示すること自体は基本的に問題がないと考えられます。 そもそも求人は「労働契約の申込みの誘引、つまり応募を誘っているにすぎない」と考えられています。そのため、求人票に記載する労働条件は、あくまでも見込みにすぎず、直ちに労働契約の内容となるとは言えません。 したがって「求人票記載の給与額は、求める人材が保有する実務経験やスキルに対して設定した額のため、実際の応募者がその実務経験やスキル