「成人の日」は、今なお不思議な日で突っ込みどころ満載に思えて仕方ありません。 祝日法では「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」となっていますが、 「おとな」とはどういう存在か。 「みずから生き抜こうとする青年」なら夢も希望もない青年は別か。 「祝いはげます」のは誰か。また具体的にどんな行為か。 一般的に二十歳になれば大人とされますが、実際のところ私自身、今なお「大人になりたくない」という思いがあります。さすがに55歳でそれは通じぬ話でしょうが、「私は立派な大人だ」と胸張って言えるほどではないと思っています。 成人、大人とは何か 「老い」を受け入れるのも大人? 「諦めたら、何でもできる」 見極めは難しく、常に状況は変わっている お祝いと励ましの言葉 成人、大人とは何か 高校時代、生きてさえいれば、二十歳になれるのはわかり切ったことでしたが、自分が成人になれ