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ブックマーク / globe.asahi.com (25)

  • 人気漫画「ゴールデンカムイ」作者・野田サトルさん アイヌ民族に学ぶ「共生」の姿勢:朝日新聞GLOBE+

    ――専門家や現地への取材を重ね、作品を描く中で、自然環境にまつわる印象的なことはありますか。 連載初期のころに面白いなと思ったのが、サケの皮で作ったです。 「ゴールデンカムイ」では、ちょうど4月から放送中のアニメ第4期でチカパシという男の子が履いています。明治後期生まれの砂沢クラさんというアイヌの女性のご著書に、小学校の時に履いていたとありましたので、その頃までは使われていた地域があったということですね。 サケの皮のを履くアイヌの男の子チカパシ ©野田サトル/集英社 この、ヒレの部分が底にあって、雪道の滑り止めになるんですが、寒さで自体がカッチカチになるのでストーブで柔らかくしようと置いておくと犬にべられるという、なんとも悲しくも可愛らしい話がありました。 僕は手元にサケ皮のの資料が欲しくて、二風谷の工芸家の方に作って頂こうと頼んだのですが、「もう現代のサケでは大人用の大きな

    人気漫画「ゴールデンカムイ」作者・野田サトルさん アイヌ民族に学ぶ「共生」の姿勢:朝日新聞GLOBE+
  • 死者年7万人、米国で広がる世界最悪の薬物汚染の現場を歩いた:朝日新聞GLOBE+

    ■「成績優秀生」の転落 2018年3月、米オハイオ州北東部のエリー湖沿いの港町、アシュタビュラには雪が舞っていた。かつて世界3位の鉄鉱石の集積港として栄えた町だ。 平日の昼頃、町外れの白い建物を男性たちが次々と訪れていた。薬物依存者らを支援する非営利施設「コミュニティー・カウンセリング・センター」だ。 薬物依存者を支援する「コミュニティー・カウンセリング・センター」の建物。平日の日中でも、若い白人男性らが次々と訪れていた=オハイオ州アシュタビュラ、五十嵐大介撮影 この施設で、長年薬物依存に苦しんできたヘンリーと出会った。めがねをかけ、紺色のコート姿。両手首の袖からタトゥーがのぞいてみえる。ソフトな語り口は知的な印象を与え、とても薬物中毒だったようには見えない。 だが話を聞き始めると、彼の過酷な経験がみえてきた。 「この辺りは、手に入りやすいドラッグがとにかく多い。そして安いんだ」 ヘンリー

    死者年7万人、米国で広がる世界最悪の薬物汚染の現場を歩いた:朝日新聞GLOBE+
  • ディズニーの実写版「リトル・マーメイド」 黒人のアリエルが巻き起こした議論と感動:朝日新聞GLOBE+

    ディズニーの実写版「リトル・マーメイド」でアリエル役を演じたハリー・ベイリー=2023年5月8日、ロサンゼルス、ロイター

    ディズニーの実写版「リトル・マーメイド」 黒人のアリエルが巻き起こした議論と感動:朝日新聞GLOBE+
  • ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」:朝日新聞GLOBE+

    番組名は「J-POPの捕者 秘められたスキャンダル」(原題=Predator: The Secret Scandal of J-Pop)。イギリス国では3月7日(日時間8日)に放映された。日では3月18、19両日に放送や配信が予定されている。 日での放映に先立って17日、東京都内の日外国特派員協会(FCCJ)で編が上映され、取材にあたったジャーナリストとディレクターとによるオンライン会見が開かれた。 会見で、取材にあたったジャーナリストのモビーン・アザー氏は「私たちは取材でここまで『沈黙の壁』にぶつかるとは思っていませんでした。組織やジャーナリスト、企業、音楽業界の人々は自分たちの経験を共有したがらず、意味のある形で関わろうとしませんでした。番組の最大の狙いは議論を呼び起こすことにあります」と述べた。 オンラインで会見したジャーナリストのモビーン・アザー氏=2023年3月17

    ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」:朝日新聞GLOBE+
    custardtarte
    custardtarte 2023/03/18
    現代日本では天皇家以上のタブーだよね。ジャニーズ事務所についている「狂信者」はそれだけ厄介な存在。
  • 公園を埋め、そして消えたイラン人 あの波は日本に何をもたらしたか:朝日新聞GLOBE+

    代々木公園の入り口は、多くのイラン人でごった返していた=西山毅・写真/文 「東京のキャバブのけむり」(ポット出版発行、径書房発売)より ■欧州に渡った 2人の明暗 2001年秋から04年春までテヘランで暮らした私にとって、イラン人は親日家という印象が強い。だれもがテレビドラマ「おしん」(*1)を知っているし、「ヒロシマ」を口にする。 (*1)1983年~84年に放映されたNHKの朝ドラ。戦中、戦後の混乱期を生きる女性を描いた。イランではイラクとの戦争中に放送されて共感を呼び、放送中は街から人影が消えるほどの人気に。 それだけに、1990年代初めに起きたことが心のどこかにつかえていた。当時、メディアは「公園がイラン人に占拠された」とセンセーショナルに報じた。変造テレホンカード(*2)や薬物取引など犯罪がらみの報道ばかり目立った。 (*2)公衆電話用のプリペイドカード。国際電話ができるカード式

    公園を埋め、そして消えたイラン人 あの波は日本に何をもたらしたか:朝日新聞GLOBE+
  • 刑務所にミシュランガイドのイタリアン 働くのは殺人罪の受刑者ら、指導は一流シェフ:朝日新聞GLOBE+

    レストランに入るため、刑務官のいる門をくぐりボッラーテ刑務所の敷地に入った。塀の高さは5メートルほど。5分ほど歩くと刑務官らの寮があり、その1階にレストランはあった。 ひっきりなしに車が出入りするボッラーテ刑務所。ボランティアや弁護士などが毎日、所内で活動している=2022年6月、イタリア・ミラノ、石川瀬里撮影 店の窓には鉄格子がはめられている。少し緊張しながら店に入ると、「ボンジョルノ」とウェーターたちが人なつこい笑顔で迎えてくれた。 壁にはクリント・イーストウッドが主演した脱獄の映画「アルカトラズからの脱出」のポスターが貼られていた。 ボッラーテ刑務所内のレストラン「イン・ガレラ」には穏やかな音楽が流れ、客が事を楽しんでいた。壁にはクリント・イーストウッド主演の「アルカトラズからの脱出」のポスターがあった=2022年6月、イタリア・ミラノ、石川瀬里撮影 テンポ良く出される料理は、意外

    刑務所にミシュランガイドのイタリアン 働くのは殺人罪の受刑者ら、指導は一流シェフ:朝日新聞GLOBE+
  • 銀河英雄伝説の田中芳樹さん、民主主義を語る「しんどくて面倒な制度ですね」:朝日新聞GLOBE+

    田中芳樹さんの小説「銀河英雄伝説」は、私にとって民主主義の「入門書」とも言える存在だ。 遠い未来の宇宙を舞台に、専制政治の銀河帝国と民主共和制の自由惑星同盟の対立を描くこの作品は、両陣営の名将たちが知略を尽くして艦隊戦を繰り広げるさまが醍醐味だが、腐敗した民主主義と、善政を敷く独裁制のどちらがいいのかという究極の問いを突きつけてくる。 高校生のころ、民主主義という言葉は知っていたものの、それ以上ではなかった自分にとって、この作品は衝撃で、全10巻と外伝4巻を徹夜しながら読みふけった。 田中芳樹さんの原作をもとに製作されたアニメ「銀河英雄伝説」。主人公のラインハルト(右)とヤン・ウェンリー=©田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー ©加藤直之 そして今から10年前の2012年5月。田中さんにインタビューする機会を得た。私は当時、モスクワ特派員で、プー

    銀河英雄伝説の田中芳樹さん、民主主義を語る「しんどくて面倒な制度ですね」:朝日新聞GLOBE+
  • 銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+

    業界の首位と2位は単純に言えば競い合うだけの関係ですが、同じ組織のトップとナンバー2となると、支えもすれば競いもする複雑な人間模様を描きます。 最初の出版から今年で40年、2度目のアニメ化が進み、国境も世代も越えて読み継がれているSF小説の大作「銀河英雄伝説」(銀英伝)では、その序盤、異彩を放つ登場人物がトップに「ナンバー2不要論」を具申します。「組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」――。 この発言は物語の展開を大きく変え、多くの銀英伝ファンの心を揺さぶることになるのですが、著者の田中芳樹さんはこの発言にどんな思いを込めていたのでしょうか。(大牟田透) 「銀河英雄伝説」のオーベルシュタインが唱える「ナンバー2不要論」を語る田中芳樹さん 銀英伝は、銀河帝国のラインハルト、自由惑星同盟のヤンという2人の若い戦略家の攻防を軸に描かれた壮大な

    銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+
  • 【写真】表情豊かに支持者に訴えるトランプ大統領:朝日新聞GLOBE+

    保守政治活動会議(CPAC)での演説後、「アイ・ラブ・ユー」と言って星条旗に抱きつくトランプ大統領=メリーランド州オクソンヒル、ランハム裕子撮影、2020年2月29日

    【写真】表情豊かに支持者に訴えるトランプ大統領:朝日新聞GLOBE+
  • フェイスブックに「最大の危機」をもたらした内部告発 用意周到に準備されていた:朝日新聞GLOBE+

    米首都ワシントンで2021年10月5日、連邦議事堂であった公聴会で証言するフェイスブックの元従業員フランシス・ホーゲン氏=ロイター

    フェイスブックに「最大の危機」をもたらした内部告発 用意周到に準備されていた:朝日新聞GLOBE+
  • Kawaiiは文化の盗用なのか 黒人のコスプレを自称日本人が批判、紅林大空さんは擁護:朝日新聞GLOBE+

    「カワイイは(日人への)差別表現だ(Kawaii is a slur)」という主張のきっかけとなった黒人の女子大生のコスプレ動画=人提供 女性はアメリカ西海岸に住む黒人の大学生(23)。コスプレイヤーとしても活動し、SNS上で人気を集めていた。 女性が9月6日夜、「新世紀エヴァンゲリオン」の式波・アスカ・ラングレーのコスプレでダンスしている動画をTikTokに投稿したところ、コメント欄に日人を自称する匿名アカウントが、英語で次のような主張を始めた。 「『カワイイカルチャー』は日人のものだから、外国人が『カワイイ』という言葉を使ったら、文化の盗用だ。日人を侮辱し、差別することになるから、『カワイイ』を使うな」 これをきっかけに批判や誹謗中傷するコメントが次々と書き込まれた。 「炎上」状態になっていることに女性が気づいたのは翌朝。大量の通知に驚いた。当時の心境をこう打ち明ける。 「日

    Kawaiiは文化の盗用なのか 黒人のコスプレを自称日本人が批判、紅林大空さんは擁護:朝日新聞GLOBE+
  • タリバンのアフガニスタン速攻制圧なぜ? 7年前から「寸止め」、農村支配で都市包囲:朝日新聞GLOBE+

    治安維持の名目で、カブール市内に展開するイスラム主義勢力タリバンの特殊部隊とされる画像。8月23日、タリバン構成員が朝日新聞に提供した 首都に進軍してきたタリバンの映像を見て、気付いた点がある。彼らが手にしている自動小銃は、30年近く続いた戦いの中で彼らが使い続けてきた旧ソ連型のカラシニコフではない。世界各地の戦場で米兵が携行し、アフガン政府軍にも配ってきたM16だった。タリバンに対して、政府軍が武器を渡して投降したことを物語る。 2001年、米軍の圧倒的な軍事力を前にタリバンは政権を追われ敗走した。戦闘員の多くは、農村部や隣国パキスタンに逃れて身を隠した。当時、パキスタン側で取材したタリバン構成員は「いつでも反撃に出る。復讐は100年たっても遅くないということわざがある」と語ったが、当時、私はまったく現実味を感じなかった。 しばらくすると、タリバンはアフガン各地でゲリラ攻撃や爆弾テロを仕

    タリバンのアフガニスタン速攻制圧なぜ? 7年前から「寸止め」、農村支配で都市包囲:朝日新聞GLOBE+
  • ロシア五輪委、選手村を酷評「中世の時代。選手かわいそう」 橋本会長「対応したい」:朝日新聞GLOBE+

    東京オリンピックの開幕を控え、続々と各国選手団が東京・晴海にある選手村に入村している。しかし、組織的なドーピング違反のため、国家としての参加ができないロシア・オリンピック委員会(ROC)のチーム幹部から、選手村の状況について酷評される事態が露呈した。 ロシア国営メディアによると、同幹部は選手村の状況について「バスルームが狭い」「インターネットの接続環境が悪い」「アスリートが快適に過ごせる場所じゃない」と一方的に批判。 その上で、選手村は「まるで中世の時代にあるようだ。21世紀の日ではない」と指摘し、改善を求めている。この動きに大会組織委員会も確認に乗り出した。 同メディアによると、ROCのフェンシングチームが19日に入村。ロシアフェンシング連盟の副会長で、代表チームの監督を務めるイリガル・マメドフ氏は選手村の実態に「私の選手たちが当にかわいそうだ」として状況を訴えた。 マメドフ氏は19

    ロシア五輪委、選手村を酷評「中世の時代。選手かわいそう」 橋本会長「対応したい」:朝日新聞GLOBE+
  • 生理、出産は薄暗い小屋で?少数民族のタブーに挑み、女性の生きづらさ変えた日本人:朝日新聞GLOBE+

    ・シルクロードの旅で立ち寄ったパキスタン ・祭りに魅せられ居候、現地の男性と結婚 ・伝統の儀礼や習わしを子供に伝える活動 7千メートル級の山がそびえるパキスタン北西部の山奥で、独自の風習を守る少数民族「カラーシャ」と家族のちぎりを結び、現地の男性と結婚して暮らしている日人女性がいる。佐賀県出身の写真家、和田晶子さん(69)。 1987年にカラーシャの谷を初めて訪問し、自然に寄り添った暮らしに魅せられた。季節ごとの伝統儀式をカメラに収めながら、ペンネーム「わだ晶子」で文筆活動も続けている。 和田さんは十代の頃から海外への憧れを抱いていた。ビートルズのジョージ・ハリソンのファンクラブに入り、彼が影響を受けていたインドにも興味を持つようになった。 ところが、高校3年生の時、実家の電気設備会社が倒産する。写真の勉強をしたかったこともあり、東京に出て学費を稼ぐことにした。 目黒区の機械部品会社の社

    生理、出産は薄暗い小屋で?少数民族のタブーに挑み、女性の生きづらさ変えた日本人:朝日新聞GLOBE+
  • 被災地に通い続けた英国人記者、「日本人の我慢に飽き飽き」 本当に伝えたいこと:朝日新聞GLOBE+

    ――2017年に「津波の霊たち」の英語版を出版しました。東日大震災を主題にを書こうと思ったのはなぜですか。 震災が起きた時、私は日刊紙の記者として3月13日朝には宮城県に入り、現場から様々な記事を書きました。ただ当初から、このような巨大で複雑な災害は1の記事や、長い特集記事であっても書ききることは不可能で、書籍が向いていると感じていました。書籍でもすべてを書くことはできません。ですから、巨大な災害を象徴するような一つの物語を取り上げて、その詳細を書こうと思いました。しばらくたって石巻市立大川小学校の悲劇を知りました。一つの場所であまりに多くの子どもの命が失われた、非常に痛ましくひどい話だと思いました。単なる自然災害ではなく、人災でもありました。そこで、震災発生から半年後に取材に入りました。 ――書籍では似た境遇の遺族たちが支え合いますが、ある時から反目したり、異なる道を歩んだりする様

    被災地に通い続けた英国人記者、「日本人の我慢に飽き飽き」 本当に伝えたいこと:朝日新聞GLOBE+
  • 勝利の味の後にバイデン氏を待ち受けるかもしれない、4年間の「悪夢」:朝日新聞GLOBE+

    "The four-year nightmare that awaits Joe Biden" 「ジョー・バイデンを待ち構えている4年間の悪夢」 11月8日付 ワシントン・ポスト紙 「オバマ大統領は何も達成できなかった」と言う人がいるが、彼らはオバマが大統領に就任した時、上院共和党のマコネル院内総務が「政策の全てを妨害する」と発言したことを考慮していない。moderate(穏健な)民主党の法案でさえもstymie(妨害する)ことで、新しい大統領がhapless(成功していない)ように見せかけたのである。 今回の選挙では、二つの上院議席の選挙結果が接戦だったため、1月に決選投票が行われる。その結果によって、バイデン政権が担う4年間の命運が決まる。もし共和党候補が勝利すれば、共和党は上院を支配して、master of obstruction(妨害の達人)であるマコネルがオバマの時と同じことをす

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  • 奴隷時代から続く性暴力の歴史 DNA研究で明らかに:朝日新聞GLOBE+

    国立アフリカアメリカ歴史文化博物館に展示されている奴隷の拘束具=2016年9月14日、米ワシントンDC、ロイター

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  • インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+

    ■「新しい人生が始まった」 「私はすべての人間が平等であると信じます。今日、新たな人生を手に入れたと信じます」 昨年10月下旬、刺すような日光を遮る天幕の下で、数百人が手を合わせ、僧に続いて唱和した。改宗の儀式だ。終わると、仏教徒になった証明書を受け取る。「インドのへそ」とも呼ばれ、国土の中心に位置するナーグプル。毎年9~10月の数日間、改宗をする人やそれを祝福する仏教徒ら数十万人が集まる。 約900キロを鉄道でやってきた大学生ラワン・パル(23)は、「不可触民(ダリト)」と呼ばれてきた、カーストで最底辺層の出身。両親の希望で、改宗式にやってきた。「家を借りるのが難しく、ヒンドゥー教寺院に入ることも許されない。学校では教師から避けられ、警察からも嫌がらせ。犬のような扱いだった」 2007年に改宗して以来、毎年この地に来るナラヤン・アムテ(69)は「犬の方がまだいい」とさえ言う。「犬は村の井

    インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+
  • 政府がヘロインを配るスイス 薬物依存を健康問題と考える発想:朝日新聞GLOBE+

    ■政府と医師が管理するヘロイン投与 「これは純度100%。路上で売っているのは10%ほどだ」 首都ベルンにある、ヘロイン依存者を支援するNGO「KODA-1」。共同ディレクターのフィリップ・ステットラ(46)は、小瓶に入った粉末状ヘロインをかざしてそう言った。医療用純度100%のヘロイン(ジアモルヒネ)は1グラム約20スイスフラン(約2300円)だが、路上では純度10%程度で50スイスフランするという。 スイスには、医師の管理下でヘロインを処方する治療(SIH)がある。ここでは、スイス政府の委託を受け、登録した約160人の依存者にヘロインを処方。大半は1日2回、ここで自ら注射する。年中無休で、近くの大学病院の精神科医3人が交代で診察や処方を担当する。週末は看護師が医師と連絡を取りながら処方、監督する態勢をとる。各部屋は厳重に施錠。患者は入室時、指紋認証を求められることもある。 ヘロインを受

    政府がヘロインを配るスイス 薬物依存を健康問題と考える発想:朝日新聞GLOBE+
  • 「ゲイ映画」と呼ばないで ベトナム映画「ソン・ランの響き」の挑戦:朝日新聞GLOBE+

    あらすじ 80年代のベトナム。借金の取り立て屋をするユンは、返済が遅れた客に暴力もふるう「雷のユン兄貴」として恐れられていた。ユンは取り立てのため大衆歌舞劇カイルオンの劇場を訪れ、悲恋物語の主役を演じるスター俳優リン・フンと出会う。停電の夜、行き場を失ったリン・フンがユンの家に泊まったのをきっかけに、接点のなかったはずの2人は心を通わせていく。ユンはカイルオンに欠かせない楽器ソン・ランの奏者をかつて志していた。再会を約束し、楽器を手に再び劇場に向かうユン。その先に、違う人生が待っているかに見えたのだが……。 「ゲイ映画」への挑戦状 明かりのないビルの屋上。暗闇の中で主人公の2人は語り合い、孤独な心を寄り添わせていく。2人はひかれ合っているように見えるが、寝る時も別々の布団に眠る。体の接触は一切ない。 「たくさんの人に『あの2人の関係は』『兄弟?何なの?』って聞かれたよ」とレ監督は笑う。 監

    「ゲイ映画」と呼ばないで ベトナム映画「ソン・ランの響き」の挑戦:朝日新聞GLOBE+