読書に関するd-ffのブックマーク (72)

  • 学生のためのお薦め図書リスト | 筑波大学 比較文化学類公式ホームページ

    比較文化学類では、学生のみなさんに、自主学修として広く読んでほしい図書を選定しました。 リストは「まず読みたい図書100」と「次に読みたい図書100」の二つに分かれています。それぞれに、専門の枠にとらわれない「全学生向きの図書」と、「領域・コースの学習に関する図書」が挙げられています。自由に参照して、読みたいを見つけるための一助としてください。 もちろんこのほかに、授業等で紹介される図書を読むことや、自分で読むべきを探すことも重要です。読書は、ある問題についての体系的な知識を獲得したり、複雑な情報を受け止めながら思考を深め、自分の問題意識を磨いていくために、きわめて重要な知的レッスンの場となります。できれば読書記録を作り、感じたことや考えたことをまとめたり、気に入った文章を引用して書き留めたりするとよいでしょう。 みなさんがこのリストを活用して、書物の世界を大いに楽しみ、刺激を得てくれ

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    d-ff 2024/04/26
    『ゴリオ爺さん』を松竹新喜劇に例えると『緋文字』は江戸落語。読まずとて支障ない。テネシー・ウィリアムズの戯曲三本を入れてほしかった。フラナリー・オコナーやジェームズ・M・ケインといったジャンルは鬼門?
  • SFが読みたい2024年版で海外篇一位を獲得した、悪に堕ちたロボットの人生を描く長篇SF──『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 - 基本読書

    チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク (竹書房文庫) 作者:ジョン・スラデック竹書房Amazonこの『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』*1は奇才ジョン・スラデックによって40年前(1983年)に刊行されたSF長篇だ。邦では昨年邦訳が刊行されたが、あれよあれよというまに評価されて、2023年を総括するSFガイドブック『SFが読みたい!2024年版』の海外SF篇で見事一位の座に輝いた。 一位に輝いたぐらいなので作はおもしろいが、なぜ40年前の作品が一位になったのか。理由が僕にわかるはずもないが、SFが読みたいは業界関係者による投票によってランキングが決定する仕組みなので、まず通に評価されたこと。また、『プロジェクト・ヘイル

    SFが読みたい2024年版で海外篇一位を獲得した、悪に堕ちたロボットの人生を描く長篇SF──『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 - 基本読書
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    d-ff 2024/02/12
    アルフレッド・ベスターに「ごきげん目盛り」(1954年)というロボットの逃避行を描いた短編がある。ジョン・コリアの「ある恋の物語」と並ぶ人体模型ホラーの傑作。
  • すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください

    元々小説以外の分野で活躍し、プロフェッショナルな行き方をしていた人が小説家になったというケースを探しています。 なぜこのような人を探しているのかというと、『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまりに面白かったからです。 この小説は、金融の世界でプロフェッショナルとして生きていない限り、絶対に書けない小説でした。 金融の世界にいた人間が書く小説。これは、その世界の匂いがわかるほどリアルなものでした。 圧倒的な知識に裏打ちされた小説は、それだけで心地よいものであるともわかりました。 単に文章がうまい、文学的に表現する、などの小説家は求めていません。吉ばななのような小説家は不要です。 小説家になる前に、すでに別世界でプロフェッショナルとして生きていて、小説家に転向した人を教えてください。 ■追記 見当違いな小説家の名前を挙げてる方が多いので追記。 「元々別の職業をし

    すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください
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    d-ff 2023/12/20
    依頼人に渡す報告書のように小説を書いたダシール・ハメット。サン=テグジュペリが職責、ニズムを謳い上げた『夜間飛行』、前職での鬱屈、焦りを作中スプラッタしたスティーブン・キングとか。
  • <秋の読書推進月間>川上未映子「読書は覚悟のいるもの」

    出版業界が一丸となって読書の秋を盛り上げる、読書推進キャンペーン「との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT 2023」が、2023年10月27日から全国の書店でいっせいにスタートした。それに先立って10月17日にオープニングイベントが開かれ、会場の紀伊國屋ホール(東京・新宿)は好きの老若男女で埋め尽くされた。今回は、国語の教科書を2日で読破するほど子どもの頃からが好きという芥川賞作家の川上未映子さんのトーク「言葉で世界とつながること」を紹介する。 「秋の読書推進月間」オープニングイベント(紀伊國屋ホール)の壇上に立った「秋の読書推進月間」運営委員会委員長の高井昌史氏(紀伊國屋書店会長兼社長)、神永学さん(ミステリー作家)、川上未映子さん(芥川賞作家)、渡辺祐真さん(書評家)(写真左から順) 出版業界が一丸となって読書の秋を盛り上げる、読書推進キャンペーン「との新

    <秋の読書推進月間>川上未映子「読書は覚悟のいるもの」
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    d-ff 2023/11/20
    「本ならではの良さとは」オリジナリティに触れられる。一時間の映像作品が書籍(新書)だと三ページ分とかもある。覚悟というかしんどい。日々易きに流れる。体力、気力のあるうちにもっと読んでおけば良かった。
  • オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ

    オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    d-ff 2023/11/15
    羅列と構成(力)と聞くと『磁力と重力の発見』と『キャッチ=22』が思い浮かぶ。後者を愉しんだ自分が『メイスン&ディクスン』を中途で脱落したのは仕方なかったと己を慰めれば良いのだろうか。
  • honto - 丸善ジュンク堂書店主催「書店員が選ぶノンフィクション大賞 オールタイムベスト」大賞作品発表

    2023年を代表するノンフィクション作品はこれしかないと思っていました。西さんの生き方に賛同します。 (ジュンク堂書店 明石店 / 文芸・文庫担当 / 村中 友希) よわい自分、格好悪い自分と向き合えば向き合うほど、足元が揺らいでしまうのがこわくて、私はいつも途中で目をそらしてしまいます。でも、ありのままの自分を見つめたその先に、大切な人を当の意味で大切にできるつよさがあるのだと教えてもらいました。 (丸善 髙島屋大阪店 / 社会担当 / 川田 有美) 受賞おめでとうございます!!西さんの優しさ温かさが文章から伝わってきて、辛いはずなのに読んでいるこちらも読後、心に温かさがジーンと残りました。素敵な方の素敵なです。当におめでとうございます。 (ジュンク堂書店 西宮店 / 文芸・文庫・新書担当 / 水口 真佐美) 著者の強さを改めて感じ、そして勇気をもらうです。気持ちが爆発していた時

    honto - 丸善ジュンク堂書店主催「書店員が選ぶノンフィクション大賞 オールタイムベスト」大賞作品発表
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    d-ff 2023/09/03
    個人的には『パリは燃えているか?』がベスト。読んでおきたいのは吉村昭の『三陸海岸大津波』。どちらも選外で、しかもサイモン・シンを除けば著作が未読の人ばかりだった(たぶんたぶん)。萩尾望都は良品の匂い。
  • 『野性の探偵たち』ロベルト・ボラーニョ|一つの作品で自分の思考が逆転するというなんとも稀有な読書体験 - 書に耽る猿たち

    『野性の探偵たち』上下 ロベルト・ボラーニョ 楢原孝政・松健二/訳 白水社[エクス・リブリス] 2023.8.19読了 はらわたリアリズムってなんのことだろう?内臓現実主義?どうやらこの小説のポイントになるのがはらわたリアリスト=前衛詩人のことである。予想はしていたけれど、最初から難解だ。それでも、じっくり、じわりじわりと読み進めていった。 最初の章「メキシコに消えたメキシコ人たち」は、フアン・ガルシアという若者の日記になっている。詩と文学とセックスのオンパレードで、ちょっと戸惑い気味。 偶然だと!偶然など何の役にも立たん。肝心なことは何もかもすでに書かれている。それをギリシア人どもは運命と読んだのだ。(上巻133頁) キンがフアンに語るこのセリフが好きだ。偶然なんてものはなく、運命により全ては決まっているものだという考え。「偶然出逢ったのではなく全ては必然」、こんな格好つけた文章よりも

    『野性の探偵たち』ロベルト・ボラーニョ|一つの作品で自分の思考が逆転するというなんとも稀有な読書体験 - 書に耽る猿たち
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    d-ff 2023/08/22
  • 10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)

    先日、音楽家の坂龍一さんが亡くなった時に、彼に関連する記事を何か読んだ。心に引っ掛かった一節が見つかったのは、娘さんでミュージシャンの坂美雨さんへの朝日新聞のインタビュー記事だった。美雨さんが、若い頃に「一流」を求める父に反発を感じたことがあったというエピソードの中のものだ。親子のやり取りは大半がメールだったという。 美雨さんが言う、 「同じころにもう一通。『僕が今、つくっているものの98%は、10代で吸収したもので成り立っている』と。彼には、私が大事な時期を有意義に使っていないように見えて、不満だったのでしょう。すごく焦りました。私の10代って、あと1年しかない。なんで今言うの!」。 (朝日新聞「【アーカイブ】(おやじのせなか)坂美雨さん 『一流目指せ』に反発も」。朝日新聞デジタル2023年4月2日。【2008年6月1日朝刊34面】の記事との注釈がある) 「今、つくっているものの

    10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)
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    d-ff 2023/05/17
    『観念の冒険』『こゝろ』『ムーミン谷の十一月』あたりでお茶を。
  • シャーロックホームズを読んだけど楽しめなかった話→偉大な名作にありがちな現象「もうどこかしらで摂取してる」

    丸茂智晴(星海社) @seikaisha_maru 名作とされる作品が後続に多大な影響を放ったからこそ、いま読むと退屈だったりおもしろくないことはある(ということを察さずに「名作って言われてる◯◯読んだ/観たけどつまらん!」と公言して袋叩きにされるひとをたまに見かける……) pic.twitter.com/pvQ2PcAZz8 2023-05-10 00:35:07

    シャーロックホームズを読んだけど楽しめなかった話→偉大な名作にありがちな現象「もうどこかしらで摂取してる」
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    d-ff 2023/05/11
    「原点にして頂点」という言葉もある。ホームズがそうだと熱弁するつもりはないけど、ミステリー、海洋、恐怖編に分かれた新潮のドイル傑作集三冊はまさしく。
  • 本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ

    この記事は、が読めないWEBライターが初めて芥川龍之介のを読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> WEBライターなのにが読めない。文字そのものが苦手なので自分が書いた記事を読み返すこともしない。 友達。みくのしんがを読む手伝いをする。 今日、みくのしんが読むのは芥川龍之介の『トロッコ』 中学生の教科書に採用されているので、読んだことがある人も多いかもしれませんね。 みくのしんに見せたところ、「タイトルは聞き覚えがある!」「トロッコっていいよね!」「ドンキーコングのトロッコステージ好きだった!」と言っていたので、きっと最後まで読んでくれることでしょう。 ▼編集部注 予め申し上げておきますが、この記事はとても長いです。 普通に「トロッコ」を読むより長いです。何卒ご了承ください。 みくのしんは「芥川龍之介」って知ってる? 一回だけ観たことある。「ALWAYS 三丁目の夕日」に出て

    本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ
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    d-ff 2023/04/25
    直木賞、芥川賞のイメージに引きずられがちだけど、芥川も遺憾ない大衆作家だと思っている。なので初期の短編より『河童』。鋭利、奇特な世界を現代に複写させる試みなら(高橋源一郎)、森鴎外とかが良いのでない?
  • 毛丹青 on Twitter: "今年に入ってから著作権の保護期間(映画などを除き没後50年間)が切れた日本の小説家といえば、川端康成だ。その著作物は今、中国で各社が競い合って、出版ラッシュを迎えている。その数は知っているだけでも、20社以上になっているから驚いた… https://t.co/tftgF4Vt95"

    今年に入ってから著作権の保護期間(映画などを除き没後50年間)が切れた日小説家といえば、川端康成だ。その著作物は今、中国で各社が競い合って、出版ラッシュを迎えている。その数は知っているだけでも、20社以上になっているから驚いた… https://t.co/tftgF4Vt95

    毛丹青 on Twitter: "今年に入ってから著作権の保護期間(映画などを除き没後50年間)が切れた日本の小説家といえば、川端康成だ。その著作物は今、中国で各社が競い合って、出版ラッシュを迎えている。その数は知っているだけでも、20社以上になっているから驚いた… https://t.co/tftgF4Vt95"
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    d-ff 2023/01/15
    川端康成とくれば『山の音』と『掌の小説』。若い人こそ読んでほしい。
  • 実はガンダムのルーツだった!? イーロン・マスクが愛読するSF

    天才たちはどんなを読んでいるのか? テスラのイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのビル・ゲイツ。世界一の富豪になったイノベーターたちは、実は猛烈な読書家です。日経BPが出版した書籍『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』の一部を抜粋し、加筆・再編集してお届けする連載の第7回ではテレビアニメ『機動戦士ガンダム』のルーツともされるマスクが読んだSF小説を紹介します。 SF好きとして知られるイーロン・マスクが愛読する小説がロバート・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』です。地球に支配されている月の植民地の住民たちが起こす反乱を描いた作品で、ストーリーは『機動戦士ガンダム』に似ている部分があります。同じハインラインの『宇宙の戦士』と2冊合わせて“ガンダムのルーツ”ともされています。 月は無慈悲な夜の女王のあらすじを簡単に紹介します。舞台は207

    実はガンダムのルーツだった!? イーロン・マスクが愛読するSF
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    d-ff 2022/12/29
    オバマとビル・ゲイツが愛読したとの触れ込みの『七人のイヴ』を読んだが(三分冊で高価)、富豪ゲイツが喜ぶのは微笑ましいが、現役の大統領が熱中するには危なっかしいシロモノだった。読書歴公表は要注目要注意。
  • 作品名に人数が入っていると必ず面白い説

    ・七人の侍 ・十二人の怒れる男 ・オーシャンズ11 ・300(スリーハンドレッド) ・ふたりはプリキュア

    作品名に人数が入っていると必ず面白い説
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    d-ff 2021/07/15
    思い浮かぶのはジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』、イーデン・フィルポッツ『三死人』 、パット・マガー『七人のおば』といった名品たち。もちろん駄作、凡作も数知れず。
  • 『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け

    現在絶賛公開中のアニメ映画『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』 www.youtube.com では、物語のキーワードとして「ワイルドスクリーンバロック」というものが多用されています。 「ワイルドスクリーンバロック」の元ネタは、おそらくSFのサブジャンル「ワイドスクリーンバロック」でしょう。 この記事では「ワイドスクリーンバロック」とは何かをサーベイして、はたして『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』が「ワイドスクリーンバロック」なのかを考えたいと思います。 【簡単な要約】:「ワイドスクリーンバロック」のもともとの意味は規模が大きくてハチャメチャなスペースオペラくらいの意味合いだったが、日に輸出されたことで意味合いが変わりアイデアがすごくたくさん出てくるSFくらいの意味になった。『劇場版レヴュスタ』は前者の意味合いには当てはまらないが後者には当てはまるかもしれない。 「ワイドスクリ

    『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け
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    d-ff 2021/06/24
    こんな面白い、素晴らしいSFを書くベスターがあくまでもテレビの人であることを知ったときの腑に落ちたような、口惜しいような複雑な気持ち。
  • 国書刊行会 on Twitter: "【突然の予告】スタニスワフ・レム生誕100周年・弊社創立50周年記念「スタニスワフ・レム・コレクション」第2期(全6巻+別巻1)の刊行を厳かに宣言致します。レム生誕日9月12日刊行開始、第1回配本は『インヴィンシブル』(旧『砂漠の… https://t.co/3bU9Zs7hwb"

    【突然の予告】スタニスワフ・レム生誕100周年・弊社創立50周年記念「スタニスワフ・レム・コレクション」第2期(全6巻+別巻1)の刊行を厳かに宣言致します。レム生誕日9月12日刊行開始、第1回配は『インヴィンシブル』(旧『砂漠の… https://t.co/3bU9Zs7hwb

    国書刊行会 on Twitter: "【突然の予告】スタニスワフ・レム生誕100周年・弊社創立50周年記念「スタニスワフ・レム・コレクション」第2期(全6巻+別巻1)の刊行を厳かに宣言致します。レム生誕日9月12日刊行開始、第1回配本は『インヴィンシブル』(旧『砂漠の… https://t.co/3bU9Zs7hwb"
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    d-ff 2021/06/20
    刊行予定だったがその前にサンリオのSF文庫自体が終刊してしまった『技術大全』が出ればイイナ。
  • ヒューゴー、ネビュラ、ローカスと主要SF賞を総なめにした、エモーショナルな往復書簡時間SF──『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』 - 基本読書

    こうしてあなたたちは時間戦争に負ける (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:アマル・エル=モータル,マックス・グラッドストン早川書房Amazonこの『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』は、アマル・エル=モータル、マックス・グラッドスト二人の共作による、詩的な時間SFである。英語圏における小説の長さの基準的にはノヴェラ(中編)で、書も240ページほどとコンパクトだ。 エモエモ往復書簡時間SF 作がぱっと見で凄いのは、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞と賞的な評価が異様に高いところにある。賞の評価がどれほど高かろうが作品の中身の質の保証にはならないわけだけれども、それなりに期待して読み始めたら、これがたしかにおもしろかった。あらすじとしては、《エージェンシー》と《ガーデン》という二大勢力が時空の覇権をかけて争う──といった感じで、何の新鮮味もない。 だが、実際には

    ヒューゴー、ネビュラ、ローカスと主要SF賞を総なめにした、エモーショナルな往復書簡時間SF──『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』 - 基本読書
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    d-ff 2021/06/18
    書簡体小説といえば井上靖の『猟銃』が真っ先に思い浮かぶ。最近読んだものでは ワイルダーの『カエサルの最期』。SF(長編)ではストーカーの『ドラキュラ』が近いか。往復書簡となると思い付くのはミステリばかり。
  • 純文学に関する雑感

    純文学に関する雑感。 # 純文学とは 純文学は芸術の一種なので新規性が必要。逆に新規性がある小説作品を純文学という。 純文学における新規性とは、主に作品で取り扱う題材の新しさと表現の新しさ、そして作品に通底する美意識の新しさ。それらの新しさを開拓することにより文学で表現できる領域を拡大する作品を純文学と呼ぶ。 とはいえ個々の作品についてそれが純文学かどうかをきちんと判断するのには時間がかかるので、純文誌(文學界、新潮、群像、すばる)によく掲載される作家の小説が純文学と呼ばれる傾向がある。 # 純文学というジャンルについての現在の課題 市場規模が小さいことが最大の課題。平たく言えばっていけないので担い手がおらず、ジャンルの魅力自体が縮小している。 村上春樹以外の存命の純文学作家は? と尋ねられても普通の人はなかなか答えられない。 過去の一時期においては小説新聞や文芸ジャンル以外の雑誌、たと

    純文学に関する雑感
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    d-ff 2021/06/08
    純文学タグに拘る必要はなさげ。ルグウィン、エムシュウィラー作品はSFにとどめておけるものでなく。ローリングが『カイコの紡ぐ嘘』で現代最高の書き手と評した角田光代(?)とか西加奈子らが牽引していくジャンル。
  • 冷たい仕打ちで姿が見えなくなったムーミン谷の少女。「顔」を取り戻す物語は、なぜ胸を打つのか

    多くのファンを惹きつける、ムーミンシリーズの目に見えない子「ニンニ」のエピソード。心理学の専門家は「有害な恥からの回復のストーリー」と言います。

    冷たい仕打ちで姿が見えなくなったムーミン谷の少女。「顔」を取り戻す物語は、なぜ胸を打つのか
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    d-ff 2021/06/08
    ムーミンシリーズは巻を重ねるほど深く、円熟していくという稀有な物語群。でも唯一の短編集である第7巻でいちばん好きな作品は「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」だったー。
  • 海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします

    小説を読んでいて、 「この作品の作者さんは、どうしてこんな作品を書けたんだろう?」 「どんな脳をしていればこんな筋書きが思いつくんだ……?」 と思うことがたまにあるのですが、私にとって、その頻度が一番高い作家はオースン・スコット・カードかも知れません。 この記事で、私はオースン・スコット・カードの傑作中の傑作である「死者の代弁者」について、多少なりと未読の皆さんに興味を持ってもらえるようなお勧め記事を書きたいと思っているのですが、事前に二つ断らせてください。 ・この記事を読むと、「死者の代弁者」の前作「エンダーのゲーム」の終盤の展開について、否応なく推測出来てしまうこと ・「死者の代弁者」についてのネタバレは最低限に抑えるが、それでも多少は内容について触れない訳にはいかず、完璧にゼロの状態で「死者の代弁者」に触れた時の楽しさを若干は損なってしまうかも知れないこと 「ネタバレ注意、と書いた時

    海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします
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    d-ff 2021/06/07
    映画のゴッドファーザーなみに三作目でガクンと落ちちゃうのがなー。カードはアルヴィン・メイカーの連作が愉しかった。
  • 何となくエッセイを読みたい気分なので誰かおすすめ教えてください。本を..

    何となくエッセイを読みたい気分なので誰かおすすめ教えてください。を読む方ではないので有名な作品でもいい。こういうのだと嬉しい。 ・厭世的な雰囲気。ただし厨二病というより世間に揉まれて疲れた感じ?みたいなの。 ・読んだからといって学びがなくてもいい。むしろ無い方がいい。 ・日人作者のを読んでみたい。なんか頭にすっと入ってくると嬉しい。翻訳もののお勧めも歓迎だけど。 —————— 追記 みなさん面白そうなお勧めありがとうございます!読み進めていきます。すぐ読む用にどれか近所の屋に置いてるのあるといいな。村上春樹ならありそうかな。 引き続きお勧めあれば是非教えてください! —————— 追記2 さらにお薦め紹介ありがとうございます!追記長くなったから別エントリ書きました。 https://anond.hatelabo.jp/20210606104552

    何となくエッセイを読みたい気分なので誰かおすすめ教えてください。本を..
    d-ff
    d-ff 2021/06/05
    読みやすくて厭世的、日本の作家ということであれば星新一。『進化した猿たち』とか。翻訳ものならトウェインの『人間とは何か』を推したい。