大吉堂オススメの本は 「子ども周辺の文化」へのこだわり、古本屋に 「壮大なウソが好きなんです」 ヤングアダルトという言葉、ご存じでしょうか?私は言葉の響きにちょっとびっくりしたのですが、大丈夫。「YA」と略して表記されることもありますが、本の世界で使われるときは、「中高生を中心とする13~19歳を、主な読者対象」とした本のことを指します。そのYAを中心に取りそろえている古本屋が大阪にあります。新学期や新生活を迎え、期待や不安、いろんな気持ちが交錯しているあなたに、オススメの本も聞いてみました。 大吉堂オススメの本は 書店は大阪市阿倍野区にある「大吉堂」。リノベーションされた長屋5軒が並ぶ「アベノ洋風長屋」の一角にあります。落ち着いた照明の店内にはYAを中心に、5000~6000冊の本が並びます。店主の戸井律郎さんは、ふらっと入ってきたお客さんに「いらっしゃいませ」の一言をかけたあとは特に声