安倍政権の７年８カ月 - 内田樹の研究室

安倍政権７年８カ月をどう総括するかと問われたら、私は「知性と倫理性を著しく欠いた首相が長期にわたって政権の座にあったせいで、国力が著しく衰微した」という評価を下す。 日本は今もGDP世界三位だし、軍事力でも世界五位の「大国」である。国際社会の中では「先進国」として遇されているし、米国の東アジアにおける最も信頼できる同盟国であるという評価も安定している。けれども、日本が「あるべき国際社会」を語り、その実現に向けて指導力を発揮することを期待している人々は国内外を探しても見当たらないし、経済的成功のための「日本モデル」や、世界平和の実現ための「日本ヴィジョン」を日本政府が提示するだろうと思っている人もいない。これだけの「国力」がありながら誰も日本にリーダーシップを求めていない。そのことに、われわれはもっと驚くべきだと思う。 どうして国際社会は日本にリーダーシップを求めないのか？ それは日本人が「

[BUNTEN]

「支持者のみに選択的に利得をもたらし、反対者には「何もやらない」」まさにこれ。それでも、いや、それゆえに、俺は反対者でいたいと思う。

[mazmot]

この惨状を救えるのは教育しかないという古典的な結論になるのかな。やたらと気が長い話だが、絶望まではしていない。

[ryusso]

もう二度とこんな嘘つきでバカな殿様を選ばないように、国民がいい加減な選び方をしないようにしないといけないと思う。誠実さが第一である。

[mozukuyummy]

いや、この思想には自分は反対だなあ。理想や理念に動かされる国家や国民なんてものは20世紀の遺物にしたい。日本の問題は唯物主義的リアリストになりきれずに属人性が社会に残ってしまってることではないかなあ。

[yuzumikan15]

“有権者たちは「この政権は私たちが反対しても何の影響も受けないほどに強大な権力を有している。そうである以上、服従すべきだ」という腰砕けな推論をし、それをして「リアリズム」と呼んできた” 冷笑系ね。

[howlingpot]

例によって「倫理的な俺様と違いお前らは決して世界で尊敬されない(根拠なし)」という自意識が強烈な悪臭を放つ文章。

[nyuji1611]

このご老輩は安倍政権が既に「自由で開かれたインド太平洋戦略」という、あるべき国際社会のヴィジョンを提唱し実現に向けて指導力を発揮したという経緯をご存じ無いらしい。前文の時点で間違いであり読むに値しない

[pado3]

「人間は他者からの敬意を糧として生きる」…必ずしもそうではないのだろうけれど、そうあって欲しいし、そうありたいと思う

[death_yasude]

研究者としてはともかく文筆家としては文句なしに一流だわ自称左翼のくせにBMW乗り回してるプチブルでも許せる

[Domino-R]

安倍ちゃんは一国の首相でありながら、決して｢国民全体の代表｣として語らず、｢支持者の代表｣を一歩も出なかったのは確か。それが彼の｢民主主義｣理解なのだろうし、政治的｢リアリズム｣なのだろうとは思う。

[yuzuk45]

“「日本の指導層は自己利益のためだけに行動していて、自分の支持者にしか便益をもたらさない」ということをずっと前から「知っていた」”

[o-miya]

衣食足りて礼節を知るというのは割りと万国共通だし、倫理的なインテグリティを重んるかどうかっていうのは、結局は自分が衣食足りてると思ってる人の割合なのかな、と。

[soyokazeZZ]

理想（イデオロギー）と実務が異なることは当然なんだけど、安倍ちゃん自身からはこれといった理想は見えなかった。正直「身近な人を幸せに」でも公言すれば国のアイデンティティになったかもしれない

[nankichi]

“安倍政権は支持者のみに選択的に利得をもたらし、反対者には「何もやらない」ことによって「一強体制」の心理的基礎を打ち固めてきた”なるほど、適切なまとめ

[muuuminsan]

“安倍政権は支持者のみに選択的に利得をもたらし、反対者には「何もやらない」ことによって” / 景気回復というのは安倍政権の無視できない大きな功績で、そこには選択性は存在しないのでは？

[malark]

また飽きもせずグミンガーか。高潔で痩せ我慢で団結を、ってまんまブラック企業じゃん。そりゃあんたらには誰もついていかねーわ。理想と妄想に囚われ過ぎだ。

[georgew]

今に始まったことではないなと思いつつ趣旨はほぼ異論ない。自分が感じたのは畢竟「この国民にしてこの政府あり」ってこと。

[arguediscuss]

多くの国民は投票してないし、その次に多くの国民は習慣的に自民党に入れていた（特に地方とか）。多くの国民には、投票行動（投票しないも含めて）を変えるかどうか考える機会がないんだろう。この文章も読まないし

[Hidemonster]

「独立戦争のときのアメリカも、ナポレオン時代のフランスも、レーニンのソ連も」今の日本のがマシに思えてくるのは何故なのか。

[kowa]

面白いんだけど、今の政権に始まったことではないのでは？データ出して欲しい。それに自国第一主義、支持者第一主義はどの国も同じでは。

[syrup169]

“有権者たちは「この政権は私たちが反対しても何の影響も受けないほどに強大な権力を有している。そうである以上、服従すべきだ」という腰砕けな推論をし、それをして「リアリズム」と呼んできた”

[tomo31415926563]

これまで俺か自民の他の誰かかの選択肢だったのに、俺か野党かの選択肢にしたのが安倍首相の強かった理由なんだろうな。長期政権は民主党政権の徒花と言える。

[mangakoji]

俺の感想とだいぶちがう。何よりも、安倍政権は国民に愛されてたよ。手の上にウンコをする我が子のように何をやっても許されるほど愛されてた。それがなぜなのが全くわからなかたが。

[luna3145]

物理的な戦争(敗北)→経済的技術的な戦争(一時的な勝利)→目的の消失→……?　倫理観や人権感覚の向上?

[yarumato]

“国が高邁な理想を掲げると国民は誇らしい。その「私」と「国」の一体感を失った。日本の指導層は国民でなく自己利益のためだけに行動。誠実や正直を笑うようになった日本に国際社会はリーダーシップを求めない”

[shoot_c_na]

“知性と倫理性を著しく欠いた首相”と評する人に一度も勝てずにいたのは、「アベ以上のバカだったか、その評価が間違ってたから」であり、帰結として“国力が著しく衰微した”のも、正しく判断出来てない…と思う

[buu]

俺は教育分野以外での内田樹の思想をこれっぽっちも評価していない。この文章も評価できない。例えば、日本国民(政府ではない)は多くの海外からは今でも好意的に見られている。特に米国の反トランプの人からはそうだ

[quick_past]

もとがエコノミックアニマルな国だから、戦後はずーーっと金とコストでしか、すべてを推し量れなかったんだと思うわ。人の生き方すら「お前は世間的にどんな価値があるんだ」と言い始める。すべてを換金して語る

[dumpsterdive]

日本のリベラルのこういうやり方はもうそろそろ無理があると思うよ。日本相手にマウント取ってりゃ自己肯定されてる気がするのかもしれないけど。

[aceraceae]

この人は小田嶋隆とともに安倍政権の7年8ヶ月をずっと怨嗟の言葉を吐き続けていたわけでそっちの知性を疑ってたよ。

[Magicant]

安倍政権の支持率が下がってもすぐ復活するのは国民が事大主義に陥ってるからといふ説。やや眉唾感あるが理路は興味深い

[blanccasse]

「政治的リアリズムは新型コロナ・ウィルスによるパンデミックという〈リアル〉にはまったく通用しなかった」高潔までは求めないから、せめて次は真摯であって欲しい。

[mutinomuti]

そう理解するなら政治で戦って勝ち取り政府を変えようとしないといけないけど、そうは行動しないししても実績を得れないのがこの界隈。

[aikyoteicoma]

同感。経済は誰が総理でも上がってたとおもう。それなのに最強で最長の政権でこの程度。貧富の差をつくらないと株価をあげられないって、、三本の矢すら未完結のまま忖度横行の総裁選が疑惑議員たち参加で今始まる

[okami-no-sacchan]

反対者に何もしなかったとは思わないけど、国民のために全力尽くしてるようには見えなかった。上っ面の称賛が狙いだから情報操作がひどいんだろうね。「ぼくのかんがえるさいきょうの日本」ごっこに付き合わされた感

[ueshin]

自己利益に汲々とし、国家的貢献をもたらすような政権ではなかったし、国民もいなくなったと。経済主義とか消費主義の邁進した先ですね。国家的貢献につながるような回路ってどう開けるの？

[hanbey64]

いや、こんな終わった老人のたわごとをまだ信じる人がいるとは・・・。絶句。いいですか、この人は老人の勝ち逃げを推奨してるトンデモですよ？

[yasagure_Polaris]

内田樹の文章、いつも「いいね！」と「最悪！」に分かれるよね。極端というか。やはり刺激的な文章書く人なんやろな。

[masadasu]

舐められるのが嫌だから恐怖で支持を集める方法もあるし、物や金を与えて支持を集める方法もある。それも一つの方法だけど、正確な情報や歴史から未来を変えて自己満足に浸りたいな。他人の評価は遅れてくるので。

[root324ip]

教育に期待するのはあまりに牧歌的。すでに政府によって教育にはお金をかけずに疲弊させられ、上の言うことを聞かねばならぬよう制度を変えられた。若者のほうがお上は頑張ってる、批判するなと本気で思っている。