刺激と不幸を求めてしまうのはなぜ？ 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 - チェコ好きの日記

「なんとなく退屈だ」。 これは最近の私の感想でも地方の若者の感想でも東京のOLや女子大生の感想でもなく、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーが「退屈の第三形式」として提示した、最も深い「退屈」の形態です。しかしそう難しく考えなくても、「なんとなく退屈だ」、この思いを人生で一度も抱いたことのない人なんていないでしょう。毎日が充実していないわけじゃない、楽しいことがないわけじゃない、友達がいないわけじゃない、それなのに「なんとなく退屈だ」。気晴らししようにもどうも気分が晴れない。 人間はなぜ「退屈」するのか、「退屈」はどこから生まれるのか、「退屈」から逃れる方法はあるのか？ そんなことを考えるのに役立つのが、國分功一郎『暇と退屈の倫理学』です。この本すごく面白かったので、今回はこれの感想文を書きます。 暇と退屈の倫理学 作者: 國分功一郎出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2011/10/

[samieel]

気になってた本について、わかりやすくまとめられてた。概要を説明してくれる記事を読むと、読んだ気になってしまう←

[ppummu]

“生きることはバラで飾られねばならない。” /退屈と消費と浪費/季節を使い捨てて生きてこ。

[yukitoame]

買ってまだ読んでない

[akttkc]

なんかこの本おもしろそう。消費ではなく浪費。「私たちはパンだけでなく、バラももとめよう。生きることはバラで飾られねばならない」これキレイだな。

[ushiwatat]

|人間は、幸福に“なる”ことが難しいのではありません。幸福を“求める”ことが難しいのです。たぶん。|

[mhkj2]

読んでみたかったので書評感謝です。ただ、「浪費」もまた際限がないような気がします。「味わうということは経験を蓄積すること、考えることをやめないこと」なるほどです、研鑽すべき何かがあるんでしょうね。

[tsu347]

『「なんとなく退屈だ」』

[inujin]

面白かった/普通に暮らす技術を磨きたい

[algot]

原発問題を見ると急に浮足立ってイキイキとし始める人達も多いしね

[akihiko810]

サブカル人には多い。はてなで自殺したメンヘラ神という女性はたぶんこれ　/「刺激を求める態度」がキツくなったら、潔く撤退して「色々あったけどやっぱ普通が一番だよねー」と言って、般若心経読むといい

[skip_jack]

面白そう

[takisok]

おもしろい。『人類はもともと脳も身体も「遊動生活」をするようにできている』と言うのも実感として理解できる。これからは堂々と海外旅行しようｗ 消費と浪費に関してはいまいち良くわからないが、読んでみたい

[vprvprvpr]

退屈と暇 消費と浪費 幸福になると幸福を求める ここらへんのニュアンスの違いについて、この文章内での立ち位置を先ず掴むと読み易い…

[footwork_x]

“人間は「幸福」なんて求めていない。これが真実だとしたら驚くべきことですが、本書はだからといって「不幸に憧れてはならない」、不幸への憧れを回避するために「暇と退屈の倫理学」を考えなければならない”

[kkzy9]

これ難しいな。解決方法が。これを学問に求めることができる人は秀才になるんだと思う。自分は退屈の感度が高いんじゃないかと思ってしまうが、低いのかもしれない。難しい。

[fahrenheitize]

コンテクスチュアルな書評で素敵だった。