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bookに関するakihiko810のブックマーク (494)

  • 「桜井政博のゲームについて思うこと」を読んで思うこと|Jey.P.

    紙のが売り切れていたので手をつけていませんでしたが、ようやく全部揃ったので読みました。 まず前提として「桜井さん凄いなあ」というのはあるんですが、気になったのが、このエッセイは国内のゲーム開発手法の課題を再生産しているのではないか?ということです。 桜井さんのエッセイには繰り返し登場する課題がいくつかあります。 ・新しいディレクターが育たない、現れない ・桜井さんが忙しい ・シリーズもののゲームが増えるなど、ゲームの新奇性が減っている このうち「新しいディレクターが育たない」ことと「忙しい」ことは同一の問題で「権限の委譲が進まない」という、多くの組織に見られる問題と言えます。 しかし、エッセイで紹介されている開発手法を見ると「そりゃ、育たないのでは?」と思わざるを得ません。キャラクターの操作感を決めるパラメータは重要なので自分が担当する、企画は初期の企画書にすべて落とし込むなど、ものすご

    「桜井政博のゲームについて思うこと」を読んで思うこと|Jey.P.
  • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288

    288回 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』 三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日社会の労働が抱えている問題に言及するだ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜが読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えているであって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽ゲーム映画などを楽し

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288
  • 働くと読書ができなくなる⁉︎ 恋愛映画に見る「労働と読書」の関係/なぜ働いていると本が読めなくなるのか① | ダ・ヴィンチWeb

    『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(三宅香帆/集英社)第1回【全8回】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。「仕事趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者の三宅香帆さんが、労働と読書歴史をひもとき、日人の「仕事読書」のあり方の変遷を辿ります。そこから明らかになる、日の労働の問題点とは?『なぜ働いているとが読めなくなるのか』は、すべての好き・趣味人に向けた渾身の作品です。 労働と読書は両立しない? 麦「俺ももう感じないのかもしれない」 絹「……」 麦「ゴールデンカムイだって七巻で止まったまんまだよ。宝石の国の話もおぼえてないし、いまだに読んでる絹ちゃんが羨

    働くと読書ができなくなる⁉︎ 恋愛映画に見る「労働と読書」の関係/なぜ働いていると本が読めなくなるのか① | ダ・ヴィンチWeb
    akihiko810
    akihiko810 2024/04/22
    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(三宅香帆/集英社)
  • 「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴と考える | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

    を読まない人」から見た「読書論」水野 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』、とても興味深かったです。こうしたテーマだと、どうしても「を読まない人はダメだ」という、読書家による「上から目線」の語り方に終始してしまうイメージがあります。でもこのは、普段、を読まない人の目線から書かれていて、そこが新鮮でしたね。 三宅 ありがとうございます。 水野 僕は、読書家が読書しない人を見下す態度が好きではないんですよ。業が編集者でもあるので、そうした層にアプローチしないと、出版界の未来は明るくないと思っています。 三宅   読書が一部の好事家だけの趣味になってしまうと寂しいですよね。もっとたくさんの人に刺さるエンタメであってほしい、と私もどうしても思ってしまいます。以前会社員をしていたとき、心底それを感じました。たとえば会社の人との会話に「屋大賞」や「直木賞」なんて言葉が出てくることはな

    「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴と考える | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
    akihiko810
    akihiko810 2024/04/22
    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
  • 『不屈の棋士』感想|人工知能があぶり出す「人間らしさ」とは|けいろー🖋バーチャルライター

    最近、将棋がアツい。 将棋と言えば自分でも指してなんぼ、という声もすっかり聞かなくなり、最近は「プロの対局を観戦するのが好き」という人も少なくありません。また、漫画やラノベ、小説などで描かれる、棋士の物語を楽しむことだってできる。将棋の楽しみ方はさまざまで、をきっかけにその世界にハマる人も多いと聞きます。 このたび読んだ大川慎太郎著『不屈の棋士』は、まさにそういった人でも楽しめる将棋だと言えます。観戦記者である筆者さんが11人の棋士にロングインタビューを敢行し、プロの将棋指したちの実像に迫った1冊。 将棋について“そんなに知らなくても読める”という感想が目に入って買ったのですが、まさに仰るとおりでございました。しかもそれでいて、「将棋」という奥深いゲームの魅力に触れながら、棋士11人の各々の哲学やスタンスを知ることもできる。非常に濃密で興味深く読めるだったので、ざっくりと紹介します。

    『不屈の棋士』感想|人工知能があぶり出す「人間らしさ」とは|けいろー🖋バーチャルライター
  • “おまいら”と過ごした平成のインターネットをゆるーく振り返る本『平成ネット史 永遠のベータ版』|けいろー🖋バーチャルライター

    平成最後の2019年の1月。NHK Eテレにて2夜連続で放送された特別番組『平成ネット史(仮)』を知っているだろうか。 Windows95の発売から始まり、電話回線でつながっていたインターネット黎明期を経て、テキストサイト、ブログ、2ちゃんねる、iモード、mixi、YouTube、ニコニコ動画、ボーカロイド、LINEなどを紹介。日のインターネット史に名を刻むサービスと、ネットカルチャーを振り返る番組だ。 そもそもこの企画、放送前の2018年秋頃にはすでにネット上で話題になっていた。公式Twitterにてインターネットにまつわるエピソードを視聴者から募集したところ、あっという間に十人十色の思い出が呟かれる事態に。いわゆる“インターネット老人会”的な盛り上がりの様相を呈していた。 さらに番組の放送だけでは終わらず、1月中旬には東京で、4月下旬には大阪で、特別展『平成ネット史(仮)展』を開催。

    “おまいら”と過ごした平成のインターネットをゆるーく振り返る本『平成ネット史 永遠のベータ版』|けいろー🖋バーチャルライター
  • 戦前戦後のチャレンジングな麺料理メニュー満載「幻の麺料理 再現100品」

    デイリーポータルZのライター、関係者が愛読しているを語ります。 今回はライターのスズキナオさん。レコメンドは「幻の麺料理: 再現100品」(青弓社) 聞き手はパリッコ、石川です。 ではスズキナオさん、お願いします。 スズキナオ: 魚柄仁之助さんっていう、文化を研究してる方のです。日歴史みたいな、先前戦後の文化の変遷とかに特に詳しい方です。 まず表紙のこれがおいしそうでしょ。 「幻の麺料理: 再現100品」魚柄 仁之助 (著)、青弓社 表紙(以下、引用は全て同書) パリッコ: 「べられることの喜び」みたいな写真。 石川: ははは。この写真はなんなんですか。 スズキナオ: このは戦前戦後の婦人雑誌とかに、掲載されていた麺料理レシピをひもといていって、その中で、ちょっと変わったものを再現したりしてるなんです。 なので、そういう当時の写真の1つなんですかね。 そもそも、いまの

    戦前戦後のチャレンジングな麺料理メニュー満載「幻の麺料理 再現100品」
  • 「国産RPGクロニクル」読んだ - 神殿岸2

    このブログでは、数ヵ月前から延々とFFの歴史を追いかけるということをやってきた。それは「FF1の歴史上の意義とかちゃんと評価してるあるのか?」という疑問から生じた話だった。 流れで目に入ってきたのがこのだった。 >国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか? >日RPGはなぜ人気をえたか。物語はゲームでどう表現されるようになったのか。 >国民的RPG、ドラクエとFFの功績をあらためて徹底検証! ドラクエとFFの歴史を中心に追いかける。責任上、読まないわけにいかない気がしたし、以前から考えていた「FF1の歴史的扱いが載ってるぜんぜんない問題」についても反証のひとつになる、かもしれないと思ったのである。 とはいえ、事前にそこまで期待はしてなかったことも正直に言うが。 著者の渡辺範明さんは2002年にエニックス入社で、入社翌年即スクエニになってたという経歴。10年ほどゲー

    「国産RPGクロニクル」読んだ - 神殿岸2
  • わたしたちが『ビデオゲームの美学』を読むこと - 青色3号

    フィールド上で方向転換する。コンピューターが接続されているテレビ画面の左上四分の一に草原が映っている。画面の下半分はぼくら一同に関する情報で埋め尽くされている。ヒットポイント、アーマーポイント、スペルポイント、装備中の武器。画面の右上四分の一には今のところ何も出ていないが、いずれ遭遇した敵の情報で埋まり、戦闘に関する数字情報がスクロールし、ゲームがぼくたちに伝えるさまざまな言葉のメッセージが表示されることになる。 ──マイケル・W・クルーン『ゲームライフ』1 先日の『デジタルゲーム研究』の感想のなかで、人文系のビデオゲーム研究について(なかでも、いわゆるゲームスタディーズを念頭に置いて)「自分はこういうのっておもしろいと思ってるんだよな」と書きました。今回はその掘り下げも兼ね、『ビデオゲームの美学』という書籍をやや詳しく紹介してみようと考えています。表題2のとおり、「わたしたち」が読むもの

    わたしたちが『ビデオゲームの美学』を読むこと - 青色3号
  • 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月21 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) カテゴリ:社会8点 相模原障害者施設殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件、そして映画『PLAN 75』など、日でもたびたび安楽死が話題になることがあります。 安楽死については当然ながら賛成派と反対派がいますが、賛成派の1つの論拠としてあるのは「海外ではすでに行われている」ということでしょう。 著者は以前からこの安楽死問題について情報を発信してきた人物ですが、著者が情報発信を始めた2007年頃において、安楽死が合法化されていたのは、米オレゴン州、ベルギー、オランダの3か所、それとスイスが自殺幇助を認めていました。 それが、ルクセンブルク、コロンビア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア(一部を除く)、スペイン、ポルトガルに広がり、米国でもさまざまな州に広がっています。 では、そういった国で実際に何が起こっているのか?

  • 歴史小説家・今村翔吾「司馬遼太郎に全面対決を挑む」 初のビジネス書に込めた熱い想い

    2022年に『塞王の楯』で直木三十五賞を受賞した歴史小説家・今村翔吾が、自身初となるビジネス書『教養としての歴史小説』(ダイヤモンド社)を上梓した。教養を高める最も有力な手段は「歴史を学ぶこと」であるとして、歴史小説こそがその最良のテキストであると指南する書。歴史小説家を第一世代から第七世代まで分類して、わかりやすく歴史小説歴史小説家を解説するブックガイド的な側面もありながら、今村翔吾自身の創作論まで明かされており、これから歴史小説に触れる読者にとっても興味深い読み物と言えそうだ。 今村翔吾が書を著した狙いから、現在の歴史小説を取り巻く状況、そして自身の熱い夢についてまで、大いに語ってもらった。(編集部) 歴史小説教養を学ぶ意味 ――執筆だけでも多忙を極める中、今回初のビジネス書『教養としての歴史小説』(ダイヤモンド社)を書かれた理由から、まずは聞かせていただけますか? 今村翔吾(

    歴史小説家・今村翔吾「司馬遼太郎に全面対決を挑む」 初のビジネス書に込めた熱い想い
  • 現代ではありえない、数々の破滅的な冒険を繰り返した海賊たちの冒険録──『海賊たちは黄金を目指す: 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘』 - 基本読書

    海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘 作者:キース・トムスン東京創元社Amazonこの『海賊たちは黄金を目指す』は、1600年代の後半、スペインの海や街を荒らしまわり、破滅的な戦闘を幾度も乗り越えてきた伝説的な海賊たちの日誌をもとに、その冒険を描き出した一冊である。「海賊ノンフィクションに外れなし」と僕が勝手に思うぐらいには海賊について書かれたノンフィクションはおもしろいものが多い。 書もその例に漏れないどころか、数多ある海賊ノンフィクションの中でも群を抜くおもしろさだ。原題「BORN TO BE HANGED」(絞首刑になるために生まれてきた)が示すように、自分の命を投げ売ってでも大金を手に入れ、敵を殺すぞ! という破滅的な気性。船や街を襲って大量の金を手に入れても、船内の賭博で金をすべてスってしまい、マイナス分を取り戻そうとしてまた別の街を襲い

    現代ではありえない、数々の破滅的な冒険を繰り返した海賊たちの冒険録──『海賊たちは黄金を目指す: 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘』 - 基本読書
  • 高野秀行の新たなる代表作といえる、イラクのカオスな湿地帯を舟を造るために奔走する傑作ノンフィクション──『イラク水滸伝』 - 基本読書

    イラク水滸伝 (文春e-book) 作者:高野 秀行文藝春秋Amazonこの『イラク水滸伝』は、『独立国家ソマリランド』などで知られるノンフィクション作家・高野秀行の最新作だ。間にコロナ禍を挟んだこともあって取材・執筆に6年がかかったという大作で、事前の期待は大。家に届いた瞬間からいてもたってもいられずに読み始めたが、おもしろすぎて当日中に最後まで読み切ってしまった。 今回のテーマはイラクとイランの国境近くにある「湿地帯」。ティグリス川とユーフラテス川の合流点付近には、最大時には日の四国を上回るほどの大きさの湿地帯が存在し、そこには30〜40万人の水の民が暮らしているという。そこで暮らしているのは、アラビア語を話すアラブ人ながらも、生活スタイルや文化が陸上の民とはまるで異なる人々であるという。しかも、道路もなく隠れやすいので、戦争に負けた者や迫害されたマイノリティが逃げ込む場所で──と、

    高野秀行の新たなる代表作といえる、イラクのカオスな湿地帯を舟を造るために奔走する傑作ノンフィクション──『イラク水滸伝』 - 基本読書
  • 芥川賞「ハンチバック」それは紙の本への呪詛|竹村響 Hibiki Takemura

    市川沙央さんが「ハンチバック」で芥川賞を取りました。 その上で話題になっているのが受賞時インタビューで出た「重度障害者の受賞は初でしょうが、どうしてそれが2023年にもなって初めてなのか。それをみんなに考えてもらいたい」という市川さんの問いかけ。 ↓ ↓ ↓ ↓ 市川さんの問いかけをそれだけで受け取ればいろんな答えが考えられます。僕もこのニュースを見た時は作品自体未読で、市川さんとその作品についても詳しかったわけではないので「市川さんが頑張ったからじゃないかなあ」なんて呑気に思っていたのですが、インタビューをもうちょっと掘っていくと「読書バリアフリー」という単語があって。 ↓ ↓ ↓ ↓ 一節を抜粋します。 『なかでも、日読書バリアフリー環境の前進のなさに対するいらだちは執筆のいちばんの動機でした。小説も学術書も、障害者の読書が想定されていない(=電子化されていない)ものが多く存在する

    芥川賞「ハンチバック」それは紙の本への呪詛|竹村響 Hibiki Takemura
  • “電子書籍化不可”で18万部突破 著者に聞く制作秘話『世界でいちばん透きとおった物語』 |日テレNEWS NNN

    電子書籍化不可”といわれる仕掛けがあるミステリー小説『世界でいちばん透きとおった物語』。SNSでは「最後まで読んで納得」「鳥肌がたった」などと話題になっています。著者の杉井光さんに、制作の裏側や仕掛けへの思いを聞きました。 物語は、大御所ミステリー作家の宮内彰吾が死去するところから始まります。帯者ながら多くの女性と交際していた宮内の子どもが主人公。父の死後、宮内の長男から、「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」と連絡を受けたことをきっかけに、父の遺稿探しを始めます。 ――作の仕掛けはいつ頃思いついたのですか 基アイデアは昔からぼんやりあったんですけど、形にしようかなって思ったのは去年の初めぐらいですかね。形にするの大変だなって思っていて、踏ん切りつかなかったんですけど。いつか書くだろうって言っていたら、ずっと書かないだろう

    “電子書籍化不可”で18万部突破 著者に聞く制作秘話『世界でいちばん透きとおった物語』 |日テレNEWS NNN
  • バズっても売れない?本は誰に向けて書くべきか - 集英社新書プラス

    かつて、「娯楽の王様」であったハリウッド映画。それが今、観客動員数と製作数の半減により、産業として終わりを迎えつつある。そのことを、16の作品批評を通して詳らかにしたのが、『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)だ。 発売直後から話題を呼んでいる書の刊行を記念し、著者の宇野維正氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)などで知られるライターの稲田豊史氏が対談。前編では映画についてを書くことの困難と、SNS時代における映画評論の立ち位置について語り合う。 左:宇野維正氏 稲田豊史氏 ◆「映画」で1冊のを出すことの難しさ 宇野 稲田さんの『映画を早送りで観る人たち』は、その元となったネットメディアの記事が話題になった時に目を通していたので、内容をわかったつもりになっていて刊行当初は読んでなかったんですよ。でも、あまりにも売れてるから

    バズっても売れない?本は誰に向けて書くべきか - 集英社新書プラス
    akihiko810
    akihiko810 2023/07/11
    宇野維正×稲田豊史 『ハリウッド映画の終焉』対談 【前編
  • 「マニアの趣味」から「大衆娯楽」へ。日本で最初の爆発的RPGブームを巻き起こした「初代ドラクエ」の偉大なる功績とは? | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい

    初の国産RPG群の誕生からまた数年後、いよいよ1986年に『ドラゴンクエスト』がファミリーコンピュータ(ファミコン)専用ソフトとして発売されます。ここまでの『ローグ』『ウルティマ』『ウィザードリィ』『ザ・ブラックオニキス』『夢幻の心臓』そして『ドラクエ』、これらのRPGをプレイ画面のデザインで比較してみると、『ドラクエ』で突然、ポップな絵柄になるのがわかると思います。 このビジュアル的変化は、当時『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』で時代の寵児となっていた鳥山明さんによるキャラクターデザインのポップさによる部分が大きいですが、ドラクエはそれ以外にも様々な作品的工夫と緻密なプロデュース戦略によって「マニアの趣味」だったRPGという遊びを、「大衆娯楽」というポピュラーな地位まで一気に押し上げることに成功しました。 これが初代『ドラクエ』の大きな功績です。 実際にファミコン用ソフトの初代『ドラク

    「マニアの趣味」から「大衆娯楽」へ。日本で最初の爆発的RPGブームを巻き起こした「初代ドラクエ」の偉大なる功績とは? | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
    akihiko810
    akihiko810 2023/07/08
    「国産RPGクロニクル」
  • 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある -春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を再読。 なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書) 作者:春日太一 発売日: 2014/09/16 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 かつて映画テレビドラマで多くの人々を魅了した時代劇も、2011年には『水戸黄門』が終了し、民放のレギュラー枠が消滅。もはや瀕死の状態にある。その理由はひとこと。「つまらなくなったから」に他ならない。/「高齢者向けで古臭い」という固定観念、「自然体」しか演じられない役者、「火野正平(=いい脇役・悪役)」の不在、マンネリ演出を打破できない監督、何もかも説明してしまう饒舌な脚、朝ドラ化するNHKの大河ドラマ・・・・・・。 (引用者後略) という内容。 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある。*1 以下、特に面白かったところだけ。 時代劇はマンネリと言われてしまうの背景 その結

    akihiko810
    akihiko810 2023/07/02
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  • 『M1グランプリ』創設の真実 ――中村計著『笑い神 M1、その純情と狂気』を裁断する―― - 吉村誠ブログ「いとをかし」

    昨年11月に出版された中村計著『笑い神 M1、その狂気と純情』(文藝春秋社)を読んだ。「M1グランプリ」を創設した者の一人として興味を抱いたからだ。「プロローグ」に「漫才とは何か、笑いとは何か。その核心を、その真髄を覗き見たくなった」と書かれてあったので、少し期待をしながら読んだ。 しかしながら、読み進めるうちに苦笑は失笑に変わり、読み終えた時には失望を通り越して呆れてしまった。 あまりにひどいである。このような「間違いだらけ」の論考で、世間をたぶらかしてはいけない、と私は思う。関西弁の話しことばで表現すれば「中村さん、わかりもせぇへんのに、何、たいそうなこと言うてんねん」である。 中村氏が、それまでの自分の人生とは縁遠かった「お笑い」というフィールドを題材にして、たくさんの時間をかけて、多くの人達に話を聞かれた労苦は評価する。しかし、著は「漫才」「笑い」「M1」について、なんら正鵠を

    『M1グランプリ』創設の真実 ――中村計著『笑い神 M1、その純情と狂気』を裁断する―― - 吉村誠ブログ「いとをかし」
  • 2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥

    2021年のこと。新刊映画情報が少なすぎるという苛立ちから、ぼく(=髙橋)とパートナー(=山麻)は「毎月、その月あるいは前月に刊行された新刊映画を5冊読む」ことに決め、「月例映画読書録」と題してクロス(ショート)レビュー方式で紹介していく……という習慣をnoteで始めた。にもかかわらず情けなくも、掲げられた「月例」の言葉むなしく、1年と経たずに更新遅滞が常態化し、ついには途絶えてしまった。しかし、いまも変わらず毎月5冊を選んでは買い求め、必死になって読んでいる。書くほうへ手が回らないのだから、もはやなぜ意地になって「5冊」の決まりを厳守しているのかわからないのだが。 とうとう2022年は単に読んでいるだけで終わった。けれど、それではさすがに寂しいじゃないかということで、せめて1年間の映画を振り返っておくことにした。毎月5冊、すなわち年間60冊。むろん全てに満遍なく触れることはでき

    2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥