五輪で「全員団結！」しなくてもいい

「全員団結プロジェクト」をごぞんじだろうか。 私は、つい昨日、その存在をはじめて知った。わがことながら、自分の情報感度の鈍さに落胆している。 毎日新聞が伝えているところによれば、このプロジェクトは、2019年の8月にはすでに始まっている。それが、なぜなのか、20年になってから、突如として、SNS上で賛否の声が渦巻く展開になっているのだという。 私自身は、賛否をどうこう言う以前に、なにより、そのデザインのチープさに心を打たれた。 特にキャンペーン公式サイトの、「全員団結について」と題された説明のページがすごい。 このデカいポップ体の赤文字がひしめき合う画面を一瞥して、最初に思い浮かべたのは、あの懐かしい大学の「立看」（タテカン）だった。 念のために解説しておく。 立看とは「立て看板」の略称で、1960～80年代の大学構内には当たり前のように見られた左翼学生による手製のアジテーション看板を指す

[quelo4]

“「オール・トゥゲザー・ナウ」は、世界中に散らばる人間の多様さとその彼らの間にある不一致をまるごと受容したうえで、混乱した世界の中の矢鱈滅鱈に素っ頓狂な人々（歌詞中、数、文字、色で多様性を表現）に向け

[animist]

別に皆で一緒にがんばる事がよくないとは言わないが、それを旗印に他社を圧殺する事に恬然として恥じない連中は大嫌いだ。

[kechack]

「全員団結プロジェクト」のホームページから、「政治宣伝の匂いのする」「スローガンっぽい」「アジテーションくさい」「マニピュレーション臭」それ自体を感じ取った

[driving_hikkey]

“　麻生太郎大臣やJOCの中の人たちは、うっかり忘れているのかもしれないが、そもそもオリンピックは、多様性の祭典だ。”

[ei-gataro]

“オリンピックは、「ひとつになる」ことより「多様である」ことを寿ぐべく開催される祝典だ。少なくとも五輪憲章にはその意味のことが書かれている。”

[novak777]

“「つまり、あなたたちは、われわれに、参加するのに勇気が必要であるような過酷なブラック労働ボランティアを期待しているのですか？」”