新型コロナは「敵」ではない。哲学者が説くウイルスとの「共生」 | Forbes JAPAN 公式サイト（フォーブス ジャパン）

「われわれは戦争状態にある」「直面しているのは他の国や軍ではない。敵はすぐそこにいる。敵は見えないが、前進している」 フランスのエマニュエル・マクロン大統領が3月中旬の外出制限発表に際し、新型コロナウイルスを「敵」と名指して以降、この表現はパンデミック下の指導者たちの新たな紋切り型となった。 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、新型コロナウイルスを「人類の敵」と表現し危機感を強めた。日本の安倍首相も4月7日の記者会見の中で「見えない敵」という表現を用いている。 「われわれ」は現在「人類の敵」である新型コロナウイルスを前にして家へと引きこもり、「パンデミック」という「戦争状態」を生き抜くサバイバル生活を送っている。政治の本質は「友」と「敵」との設定にあると戦間期に喝破したのはドイツの法学者カール・シュミットだったが、パンデミック下の政治的リアリティを支えているのはこのような

[nagaichi]

現時点では観念的な思弁でしかないかと。いずれ共存せざるをえないとしても、ウィルスが弱毒化するか、人間が治療薬を開発するかしないと、「戦争」状態は終わらないだろう。

[kamezo]

傾聴すべき点（経済停滞とバーターの大気汚染改善、感染忌避と他者不信や感染者差別や）もあろうが医療や技術開発の否定にもつながり得る。ニューエイジャーに近いものを感じる。

[ryuzi_kambe]

これも大きな意味での公正世界仮説なのかな。「人類が清く正しく生きればウイルスは人間を滅ぼすことなく共生？」　でもそれ「脚本の人そこまで考えてないと思うよと」のやつでは。ウイルスは多分容赦してくれない。

[chikisio]

人が疑心暗鬼になってはsurvive(生き残りのための疑心暗鬼)に偏り、alive(生き生きとした生活、自身の活力)が失われる。が私たちには両方必要だとして、そのバランスが偏ってるとして...

[koichiro16560]

「コロナウイルス」は、実際にはマクロンがそう呼んだように端的に「敵」として人間と対立しているわけではない。それは他の存在者らと絡み合いながら生態系の一部を成しているのだ。

[yuki_2021]

これだけ社会が騒動になれば新しい哲学も必要になるだろう。

[mmsuzuki]

“生き抜くことだけを目指し、友を歓待することをやめ、新型コロナウイルスに感染する可能性を完全に排除しようと差別することは、反対に「生」を破綻させることに繋がるだろう。”

[myogab]

国際化を総論として前提しても、防疫作法を習得できる優秀な人間ほど国際的に移動活躍していた時代より、競争で負けた弱者が顎で使われ動き回らされる新自由主義時代は防疫に脆弱。やり方の問題で逆行が解ではない。

[enemyoffreedom]

ニューエイジ臭が

[mangakoji]

「「友敵」のような対立構造は、新型コロナウイルスの問題を考える場合に必ずしも適したレトリックとは言えないのではないか」これは3月くらいには、はてぶでも言ってる人がいたね。

[saiyu99sp]

俺はTウイルスと共生したいぞ

[eeeeeeeeeeee]

現在の事態を素朴な友敵理論で捉えるのは適切ではなく、こうしたウイルスの存在を与件としたエコシステムとして考えなければならないという、極めて真っ当な指摘。

[akanama]

『寄生獣』で市長の広川が言ってた話に近い気がする。

[omacan]

コロナ

[gogatsu26]

“パンデミックがもたらしたクリーンな空は、私たちの企業活動がグローバルな規模で停止されれば、どれほど速やかに大気汚染が改善されるかについて知らしめることになった”

[tanakadaishi]

この人の言っていることが、私の感じていることに比較的近い。

[prjpn]

亡くなった人の家族の前で言えるのか？時期尚早。

[shimokiyo]

哲学者からすれば、新型ウィルスの発生は自然現象みたいなもんなので受け入れましょう、となるんだろう。

[bounoplagia]

“生き抜くことだけを目指し、友を歓待することをやめ、新型コロナウイルスに感染する可能性を完全に排除しようと差別することは、反対に「生」を破綻させることに繋がるだろう。”

[minamihiroharu]

悪しきオルタナ臭が立ち込めているな。「死すべきものが死んでいくだけ」と言いたげな、知らない他者の死にとことん冷酷なくせに友愛を説く奴の悪臭がする。

[ebmgsd1235]

“モートンによれば「生（life）」とは、「alive」と「survival」が織りなすこのようなジレンマそのもの」”これをフーコーの生権力のアンチ、生の哲学としたい。メメント・モリ、死の舞踏。パンデミック下の政治、友敵。