『記者たちは海に向かった』 － 半径10kmのジャーナリズム - HONZ

記録を残すとは、時に残酷なものである。 本書の表紙をめくると、そこには一枚の写真が掲載されている。カメラに向かって微笑む、福島民友新聞の6人の記者たち。撮影されたのは、2011年3月9日。後方には激震と津波によって後に消失してしまう「ろうそく岩」もそびえ立つ。そして6人の運命が、やがてジグソーパズルのようにバラバラに引き裂かれていくことを、彼らはまだ知らない。 記録を残すとは、時に希望を生み出す。 2011年3月12日の福島民友新聞の社説は、このような書き出しで始まる。 ＜私たち福島県民にとって、これまでに経験したことがない、想像を絶する揺れだった。＞ 一次資料もなく、被害状況も分からず、周囲が安否確認をしているさなかに書き出された文章は、助け合い、支え合うことへの呼びかけを目的とし、多くの被災者の元へと届けられた。 だが、このわずか3日ほどの間に、福島民友新聞の中では想像を絶するドラマが

[mallion]

“反原発一色に染まったメディアは殺気立ち、まさに公開処刑の様相を呈していた。ただ一人、福島民友新聞の橋本記者をのぞいて。”　これはいい文章だ。一読をお勧めします。

[gonzales66]

"。反原発一色に染まったメディアは殺気立ち、まさに公開処刑の様相を呈していた。ただ一人、福島民友新聞の橋本記者をのぞいて"

[takahiro_kihara]

図書館に入らないかなぁ？

[ornith]

大きな出来事に直面したとき、自分に何ができるか、何をすべきか。

[ocura]

買ってこよう

[kimzo]

熱い

[yyamaguchi]

「震災そのものを描くのではなく、震災に直面した人々を描く。同じ共同体の中で人間関係を築くことによって形成される地方紙ジャーナリストとしての役割を、著者もまた同じジャーナリストとしてループさせた」

[lavitaebella]

福島の地元新聞の記者たちがあの津波の中で、どのような行動をとったのか。震災翌日に新聞を発行するという、使命感に感服する。

[STARFLEET]

深いなあ。

[mousou_denka]

全国紙じゃない、地元紙だから起きたことにいろいろな思いが増える。ということ

[gimonfu_usr]

　　（　追記　河北新報社　http://togetter.com/li/640471　）

[fujipon]

これは読みたい。