ヤドカリやハチやタコの「経験」はどのようなものなのか？──『メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生』 - 基本読書

メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生 みすず書房Amazonこの『メタゾアの心身問題』は、タコやイカがどのような「意識」を持っているのかについて様々な観察・研究をもとに紹介した、『タコの心身問題』の続篇にあたる。 『タコの心身問題』は本邦での刊行が2018年で、その後何度も「人以外の生物の心、意識」や「タコの知性について」語る時にこのブログや他所の原稿で何度も取り上げてきたノンフィクションだったが、本作(メタゾア〜)もそれに勝るほどの知的興奮を与えてくれる傑作だ！ 本作でもタコの話題が前作より最新の情報とともに語られているので、ある意味では続篇にしてアップデート版といえる内容に仕上がっている。 タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源 作者:ピーター・ゴドフリー=スミスみすず書房Amazonタコに続いての「メタゾア」なので、当然本作ではメタゾアの心と意識について触れていくわけだが

[dekaino]

タコやカラスは知性が高い動物と思われているけれども、視覚優位の動物がみせる知的行動は人間に理解しやすいからだけかもしれない。仮にヤドカリやハチが高い知性もって行動しても人間には理解できない可能性が高い

[mazmot]

1と1＋8のスイッチングというのは面白かった。ギター弾いてるときとか、明らかに手の考えと頭の考えが独立してて、その対話を楽しんでるようなとこがあるもんな。似たようなもんかな

[y-mat2006]

タコにも高度な知性や感情があると認識しながら、タコを食すことはできるんだろうか？気にせずに食べちゃうかもしれないけど。

[agrisearch]

「タコの腕と脳の関係は「1」と「1+8」をスイッチングしている──とするものだ。これは、人間でいう「分離脳」のような状態だという」

[zeroset]

『タコの心身問題』続編。”タコの腕と脳の関係は「1」と「1+8」をスイッチングしている──とするものだ。これは、人間でいう「分離脳」のような状態だという"

[fb001870]

コウモリであるとはどのようなことか、という本を思い出した

[otoan52]

AIが使い物になってきた今、心身問題というのも新しいフェーズに入ってくる気がする。

[spiral]

タコのほう面白かったし、こちらも読まねば。

[ueshin]

動物は行動からしか心を推測できないわけだが、人間の他人もそうだよね。他人の主観を絶対に体験することはできない。人間に近い反応をすればするほど推測しやすくなるが、やはり経験はできない。

[turu_crane]

お、『タコの心身問題』の続篇とな

[bodibod]

こういう内容の本大好き

[rlight]

寄生獣の後藤みたいだ

[RiceontheBackofaFork]

Eight Arms To Hold You

[kusunoe]

“他者(他タコ)”ここすき

[cbkf]

ずれるけど、昔「蚊やノミ・ダニにも脳はあるのだろうか(ないよね)」と検索したらあると回答されてて、生物方面に疎いので驚いた覚え。あの小ささでどんなことを学習できるのだろう。さすがに意識はないと思うが。

[takamatumoto7]

面白そう

[meganeya3]

電気ショックは痛覚の有無に関わらず、否応なく身体操作に問題を引き起こすのだから、反応があるのは当然なのでは

[nakagawax]

面白そう。

[JuniperBerry]

『タコの心身問題』はとっても面白くってお気に入りの本です。ご紹介の『メタゾアの心身問題』は続編なのですね。早速読んでみようと思います。楽しみです。