北米の古代都市カホキアはなぜ衰退？ 「過剰な伐採」説を否定

カホキアの中央広場。現在、この一帯は史跡となり、世界遺産にも登録されている。最近の研究から、この古代都市の住民は、それまで考えられていたような環境破壊を引き起こしてはいなかったことが明らかになった。（PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK, NAT GEO IMAGE COLLECTION） 世界遺産にも登録されている米国の古代都市カホキア。今から1000年ほど前、現在の米国イリノイ州にあるこの町は、メキシコより北の北米大陸で最大の人口を誇るまでに急成長した。そこで暮らす人々は、町の中だけで1万5000人、周辺部も入れるとその倍ほどだったと考えられている。しかし、わずか数百年後には人口が減りはじめ、1400年ごろには誰も住まない場所になってしまった。 ミシシッピ川の氾濫原にあったこの古代都市で多くのマウンド（墳丘）が見かってから、考古学者たちはその謎に挑み続けてきた。マウンドの中で

[taron]

過剰伐採による洪水説は棄却されても、過剰伐採による環境悪化が起きなかったとも言えないような。/ある社会集団が消滅する過程は、単純な説明ではできないというのは同意。

[alaska4]

ローマ帝国が滅びた理由なんかも一行で説明できるほど簡単なものじゃないし、カホキアにも同じ事が言えるんだろう

[gabill]

分かりやすい物語の危険性

[nagaichi]

中公の『古代マヤ文明』読了したばかりなんだけど、メソアメリカの諸都市って、意外とさかんに移住が行われてたみたいなんだよな。この記事の例はもっと北なんだけど、流動性の意外な高さは同様だったんでは。

[cider_kondo]

3ページ目のロピノットさんのコメントいいな。もしかしたら本人も適当に流行り物っぽい仮説出したら思ったより定着してしまって内心「おいおい」とか思ってたのかも知れぬ。

[hozho]

“米国の古代都市カホキア。今から1000年ほど前、現在の米国イリノイ州セントルイス郊外にあるこの町は、メキシコより北の北米大陸で最大の人口を誇るまでに急成長した。”