2級医師資格は医療費を抑制しうるか？ - NATROMのブログ

医療コスト削減対策として、「2級医師あるいは准医師といった資格をつくり、簡単な病気は2級医師が診ればよい」という主張をときに見かける。「医師会が既得権益を守るために反対している」という主張とセットになっていることが多い。典型的には、森永卓郎による■資格医師の数を増やして医療コストを削減せよ（日経BP社）。 例えば、こうしてみたらどうだろうか。建築士と同じように、医師の資格も１級と２級に分けて仕事を分担するのである。 確かに、先端医療の場合には、高度な知識や技術が必要なことはわかる。しかし、中高年やお年寄りに多い慢性疾患の場合は、さほど高度な医療判断が必要だとは思えない。極端なことを言えば、医者は話の聞き役にまわればよく、出す答えもほぼ決まりきったもののことが多い。もし、手に負えない症状であったり、急性疾患の疑いがあれば大病院にまわせばいい。 そこで重要になってくるのは、先端医療技術よりもコ

[narwhal]

の切り分けに留意しつつ

[padma37]

患者が「2級」をどうとるかっていうのもあるしー。

[maangie]

※「発生する患者の数とレベルをモンテカルロ法かなんかで現実に近いモデルを作って仮定して、どのようなレベルの医師が何人いるかと、人件費を条件に足せば全体の費用を含めた最適解を出せませんかね？」うーん。

[rna]

元記事はコスト削減じゃなくて低コストで医師を増やす話かと。/「多数の軽症者の中に、一見しただけでは分からないような重症者が」じゃあ救急車有料化もヤバいのでは… 重症化しても自己責任になるからOK!?

[amerio]

看護士の職務権限を拡大させるだけでいいんじゃない。卓郎はバカだ。

[T-norf]

医療費抑制より医師不足対策として賛成。診療待ち時間が減って、重篤な患者へ上級医師リソースが回るんだったら、2級医師で受診したいケースはあるよ。あと歯科医師と薬剤師からも回すといいかも。

[DocSeri]

日常の診察が「2級医師」で済むというのなら機械的な診断プログラムでも巧く行きそうなものだが、実際問題患者が医師との対面診察を要求するだろうとは思う。

[k-takahashi]

『なんらかのアクセス制限とセットでなければ、2級医師制度はうまくいかない。医療の質も保証されない。要するに、2級医師制度でコストを削減しようとするなら、アクセスと医療の質が犠牲になりますよという話』

[REV]

「軽症で命に心配がないから二級医師でOK」と「軽症に思われても、実は重症かもしれないから夜間でも十分な診療が必要」論の整合性について。　/ 米国では、医師と看護師の中間職が、麻酔の維持、血糖管理するとか？

[akuma-kyo]

わお

[steel_eel]

素人考えだと、眼科とか皮膚科とか人死なない科と、外科とか産婦人科とか死ぬ科を別けて、前者を2級医師資格で診れる科、後者は1級でしか診れないとしたら良いんじゃね？って思うが、どうだろう。

[hibigen]

どうやって分業するかが問題。NATROM先生の指摘どおり、「軽症に見える人が全員軽症」ではないからややこしい。

[thesecret3]

弁護士と同じで当番制とかで産婦人科や小児科がいなくならないようにできないもんだろうか。

[NOV1975]

まったく勉強不要な職種でも年収３００万行くのにハードルも多少高くて責任が重い二級医師なんかに誰がなると言うのか。人体マニアとか？

[kilrey]

准医師か上級看護師かは別として、医師と看護師の中間くらいの権限の人がいると助かる。

[AFCP]

原則賛成。ただ自分の領域だと重症で高度な治療が必要な人ほど、経済的に困窮していることが多い。金（や他のリソース）に恵まれた人は2級医師、貧困層は1級医師、なんてことができるだろうか。