書評『不可逆的なダメージ』アビゲイル・シュライアー著—われわれはジェンダーイデオロギーを克服することができるのか｜Oranssi

匿名のインターネットによる書評。トランスジェンダーに懐疑的で「ジェンダーイデオロギー」という言葉を使う人物にもかかわらず、本書にあまりにがっかりしていたので面白かったから訳した。 https://substack.com/@duckwalk文化的な火種というのは、つくづく気まぐれで、誰もが予想だにしなかったところから現れるものだ。それは人生の妙味、運命の悪戯である。 例えば、男女平等権憲法修正案は、どう見ても文言レベルの修正だった。第27次改正。そのひとつ前の改、正が、選挙権を21歳未満にまで拡大したのと同じプロセスで可決されただけのものだ。 1971年、時の大統領リチャード・ニクソンはこの修正を全面的に支持しており、およそ反対の声が上がるとも思えなかった。「および女性」をいくつか追加するだけの、ごくごく簡単な修正である。議論の余地もない眠たい話だと、誰もが考えていた。 とんでもなかった。

[bayan]

アビゲイル(Abigail)といえば某漫画の男性僧侶を連想する世代だが、英語圏の女子名だという微妙にジェンダーっぽいネタ。

[mjy]

「匿名のインターネット」とは…… （本名らしくないことを言っているのだろうけれど、著者が名乗っている名を最大限にクレジットするのが無断転載の最低限の礼儀と思う）

[Midas]

そうではなく『性別変更手術に後から後悔してないひとはいない(心の奥底では』と(なおかつ)『「わたしの生まれつきの性はやはり自己認識と違ってた」が当事者さんの全てではない』が普通に両立するからこそ炎上してる

[usi4444]

焚書要求ではなく批評。筆者は米国社会のアルマゲドンに辟易してる様子。米国宗教右派がいかれてるならリベラル側も逆方向にいかれてるのがいる。一方を批判的に見る人も反対側の人々の主張を鵜呑みしてはいけない。

[laislanopira]

"「トランスジェンダーの巣窟」として悪名高いアート共有サイトDeviantArtへの頻繁なアクセス" DeviantArtってただのエッチな絵やSF的な風景画を収集するサイトとしか思ってないが……

[y-mat2006]

むしろ、表自側が批判するべきのは、この著者の側のような気もするけど…

[quick_past]

DD論に持ち込んでる人たち、これを例にとってもトランス思想で後天的に未成年者がビジネスに巻き込まれてる。と言う側が、いかに無理解で妄想陰謀論で主観的か考えてほしい。少なくとも医学会ではそうなってない。

[Arturo_Ui]

"シュライアーは、性別は第一次性徴によって決定される（中略）と考えている"< 最近の研究では、胚発生時のホルモンバランスが性自認に影響を与えることが解明されており、既に周回遅れの思い込みと化しています。

[tokyocat]

“しかし、シュライアーはその問に答える代わりに、物語を始めた”

[preciar]

学術本ではなくルポルタージュだね。単に評者の期待と違っていたと言うだけで、キャンセルされる正当性などどこにも見出せんな／何度でも言うが、ジェンダー論は論の体を為してないのでそれに依拠する運動は全てゴミ

[aquatofana]

困難に直面した少女がその理由を「女であること」に求めたとしたら、それは単純に女として生きること自体が困難だという事実の現れに過ぎんのですよ。トランスの誘惑とか以前の問題(だし、それはノンバイナリーでよ

[catsnail]

この書評の人に本書いてほしいわ／“「トランスジェンダーの巣窟」として悪名高いアート共有サイトDeviantArt” そうなの？海外のpixivって認識だったけど、なんならpixivもその扱いされてたりする？

[ebmgsd1235]

「筆者もまた、ジェンダー・バブルに囚われている。ジェンダーはあまりにも個人的なものであるため、われわれは皆、個人個人の前提から逃れることも、自分の感情や経験の落とす影を見過ごすこともできないのだろう」

[runningupthathill]

“本書は、シュライアーが不快と危険を感じる世界観に対する中傷をまとめ上げたものにすぎない。”この種の「論説」、あちこちに転がってるよねえ……

[businessart]

底辺系は「○○が証明されたー」「アベガー」ってよく言うけど、「性自認」どころか意識自体未だ科学的に扱えないのに「Tが科学的に証明される」ことなんて今の生物医学心理学のレベルではあり得ない。全部偽科学

[magnitude99]

私は、特に高齢者が即解し難いカタカナ語、中でもカタカナ英語や和製英語を乱用して高齢者を疎外し、母語の日本語を粗末に扱い、社会的主張が粗雑で無神経、真摯な態度を欠く軽薄な社会勢力には一切信頼を寄せない。

[gwmp0000]

アビゲイル・シュライアー 2020年『不可逆的なダメージ：少女たちを誘惑するトランスジェンダーの流行』

[ryokusai]

「シュライアーのジェンダーイデオロギーに同意しない読者の前では、すべての前提がもろくも崩れ去ってしまう。ページをめくった瞬間訪れるはずの恐怖に共感しない相手からすれば、それは論でも何でもないから」