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書評に関するy-mat2006のブックマーク (87)

  • 書評『不可逆的なダメージ』アビゲイル・シュライアー著—われわれはジェンダーイデオロギーを克服することができるのか|Oranssi

    匿名のインターネットによる書評トランスジェンダーに懐疑的で「ジェンダーイデオロギー」という言葉を使う人物にもかかわらず、書にあまりにがっかりしていたので面白かったから訳した。 https://substack.com/@duckwalk文化的な火種というのは、つくづく気まぐれで、誰もが予想だにしなかったところから現れるものだ。それは人生の妙味、運命の悪戯である。 例えば、男女平等権憲法修正案は、どう見ても文言レベルの修正だった。第27次改正。そのひとつ前の改、正が、選挙権を21歳未満にまで拡大したのと同じプロセスで可決されただけのものだ。 1971年、時の大統領リチャード・ニクソンはこの修正を全面的に支持しており、およそ反対の声が上がるとも思えなかった。「および女性」をいくつか追加するだけの、ごくごく簡単な修正である。議論の余地もない眠たい話だと、誰もが考えていた。 とんでもなかった。

    書評『不可逆的なダメージ』アビゲイル・シュライアー著—われわれはジェンダーイデオロギーを克服することができるのか|Oranssi
    y-mat2006
    y-mat2006 2023/12/07
    むしろ、表自側が批判するべきのは、この著者の側のような気もするけど…
  • ピケティ『資本とイデオロギー』読書ガイド - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    目次: 目次: はじめに 1. 『資とイデオロギー』の概略 1.1 .『21世紀の資』のあらすじ: 1.2. 『資とイデオロギー』の全体的な話 1.3. 『資とイデオロギー』のあらすじ 第I~II部:歴史上の格差レジーム/奴隷社会&植民地 第III部:20世紀の大転換 第IV部(その1):政治的対立の次元再考——問題編 第IV部(その2):政治的対立の次元再考——対策案 (第17章) 第IV部(その3):政治的対立の次元再考——対策案 (その他随所) 2. 通読する必要はないと思う 3. タイプ別読み方 『21世紀の資』の続きとして読みたい人、つまり経済格差とその対応を知りたい人は…… 経済格差への対応を知りたい人は…… 世界各地の格差の変動プロセスの比較に興味ある人は…… 4. 最後に はじめに このたび、ついについに難産の子、ピケティ『資とイデオロギー』が出ました。 資

    ピケティ『資本とイデオロギー』読書ガイド - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    y-mat2006 2023/09/19
    左派当てこすり用のポルノになってないか?
  • エミコヤマ on Twitter: "Kate Flannery著「Strip Tees: A Memoir of Millennial Los Angeles」 https://t.co/SjRdDE3gWr 衣料品メーカー・アメリカンアパレルがカリスマ的な創業者のもと急成長していた時期に同社で働いていたミレニアル世代の著者が、良心的経営・性の解放といったスローガンに騙されてカルト的な… https://t.co/cZqiaBqNsg"

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    y-mat2006 2023/07/24
    社長が愛人にポストを与える会社って、昭和の日本にあったような感じもするのだが…
  • あだち充『タッチ』を精読する。浅倉南はほんとうは何を考えていたのか。

    浅倉南の話をしたい。 もちろん、あだち充の傑作漫画『タッチ』のヒロインである「南ちゃん」のことである。 タッチ 完全復刻版(1) (少年サンデーコミックス) 作者:あだち充 小学館 Amazon 彼女が少年漫画史上に残る重要なキャラクターであることはあきらかだが、それにしてはその評価は個人個人で分かれる。 もちろん、だれからも愛される万人向けのヒロインなど存在しようもないわけだが、浅倉南の人気とうらはらの悪評は強く印象に残る。 なぜ、南はこれほどまでに嫌われるのか。ぼくにはそれはそもそも彼女が何を考え、何を思い行動していたか広く理解されていないからだと思えてならない。 当然、作中にはっきりと南の心理が書かれていない以上、すべては解釈の問題でしかなく、自分の考え方が「正しい」などと主張することはできない。 しかし、いままで浅倉南について、さらには『タッチ』という作品について伝統的になされてき

    あだち充『タッチ』を精読する。浅倉南はほんとうは何を考えていたのか。
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    y-mat2006 2023/07/22
    補助線としての柏葉監督代行の言及がないので減点。英二郎は、兄と才能を比較され彼女も奪われたダークサイドに堕ちた和也なので。(達也と和也ではなく浅倉南が主題なので仕方ないか)
  • 海のジグソーピースNo. 230 <『52ヘルツのクジラたち』を読んで>

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    y-mat2006 2021/11/25
    あなたの声は誰かに届いてますか?/「他者に自分の声が届かない状況というのは単なる比喩ではなく、海中で現実に起こりつつあります。」
  • 大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』

    ──書評:芝健介著『ヒトラー──虚像の独裁者』岩波新書 大木 毅 若いころ、聖書についで、史上ナンバー・ツゥの部数を誇っているのはナポレオンの伝記だと聞いたことがある。もとより真偽をたしかめるすべもないが、東西のさまざまな国々で出版されたナポレオン伝の数を思い浮かべれば、なるほど説得力のある話ではあった。しかし、21世紀も四分の一近くが過ぎ去った今となっては、別の歴史的個性が、あるいはナポレオンへの関心を抜いたかとも思われる。それがヒトラーであることはいうまでもない。 このナチス・ドイツの独裁者については、ジャーナリスティックな読み物から学術研究に至るまで、ただごとでない量の文献が刊行されてきた。主たるものだけでも、コンラート・ハイデン、ヒュー・トレヴァ=ローパー、アラン・ブロック、ヨアヒム・フェスト、ジョン・トーランド、イアン・カーショーら、戦後それぞれの時代の花形ジャーナリストや代表的

    大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/09/30
    この分野については大木さんは信用が高いから、読んでみたくなる書評である。
  • 宇宙とSFには、まだまだ想像力を振るう余地がある――『三体Ⅲ 死神永生』藤井太洋氏解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)

    『三体Ⅲ 死神永生』、おかげさまでたいへんなご好評をいただいております。もうゲットされましたでしょうか? 日は藤井太洋さんによる解説を再録いたします。2015年の世界SF大会以来、中国SFの躍進を肌で感じてきた藤井さんは『三体』をどう読まれたのか? おたのしみください。 解説 藤井太洋 #スリー・ボディー・プロブレム 書の存在を意識したのは、2015年にワシントン州のスポケーンで行われた第74回目の世界SF大会、ワールドコン・サスコンに参加するために渡米した時だった。 サンフランシスコの書店で、英訳出版されたばかりの自作を朗読した私は、イベントを手配してくれた翻訳出版インプリント〈ハイカソル〉の担当編集者から、ワールドコンと、ヒューゴー賞について教えてもらった。知らない作品と作家の名前を並べたあとで、編集者はやっと私の知っている作家の名前を挙げた。 「ケン・リュウは知ってる?」 私は頷

    宇宙とSFには、まだまだ想像力を振るう余地がある――『三体Ⅲ 死神永生』藤井太洋氏解説再録|Hayakawa Books & Magazines(β)
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/05/27
    それなりに面白かったんだが、救いがあるようなないようなお話で。
  • Amazon.co.jp: 維新支持の分析: 善教将大: Digital Ebook Purchas

    Amazon.co.jp: 維新支持の分析: 善教将大: Digital Ebook Purchas
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/05/22
    書評の熱気がやたらと高いので見てみたら、大泉サロンの本の書評を書いたアカウントだった。
  • 〈残酷な神〉が支配する…【補論追加第75版】

    ---------------------------------------------------------------------------------------- 【補記3】(2021.05.19) とうとう何者かによって、レビューが「削除」されたので、この「捕記3」を付して、「補論追加第2版」をアップしておきます。 レビューは、年(2021年)4月23日にアップし、その3日後の4月26日に補論「汝、頑ななる者よ」を増補したところ、多くの皆さんのご支持をいただき、今朝の時点で「役に立った」数が「934」をカウントするに至りました。 しかしまた、ツイッターなどでの反響を見ますと、拙レビューに腹を立てた人も少なくなかったようですので、いつ「削除」されるかと思っていたのですが、日がその日となりました。 このように予想したのは、私が昨年(2020年)4月19日に投稿した、中原

    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/30
    熱過ぎる書評。/自分は24年組って言葉は知ってたけど、大泉サロンの話は「少年の名はジルベール」で知った程度のニワカだけど、第二のトキワ荘的な素材にしようとする人もいるであろうことは見当がつく。
  • Amazon.co.jp: 萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書): 中川右介: Digital Ebook Purchas

    Amazon.co.jp: 萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書): 中川右介: Digital Ebook Purchas
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/04/29
    熱い書評としてとりあえず記録。/小学生の頃から、「11人いる!」とか「ジルベスターの星から」を読んでいたけど、大泉サロンとその後の両先生の関係は、「ジルベールという少年」を読むまで知らなかった。
  • 「これが令和の『耳をすませば』です」FANZAの良質なNTRエロ漫画には同じ人物による長文レビューがついている話

    青柳美帆子 @ao8l22 ライター(書評・レビュー・インタビュー):暮らし、エンタメ、金、自己啓発、旅に興味があります。お仕事の依頼はサイトのフォームからお願いします。 オススメ→ #今日の推し 質問箱→peing.net/ja/ao8l22 ao8l22.notion.site/ao8l22/6fcabdb

    「これが令和の『耳をすませば』です」FANZAの良質なNTRエロ漫画には同じ人物による長文レビューがついている話
    y-mat2006
    y-mat2006 2021/02/18
    街の遺賢(賢者モード)/愛が重い。
  • 馬部隆弘「椿井文書」アマゾンレビュー - jun-jun1965の日記

    小谷野敦 5つ星のうち4.0 当は恐ろしい話 2020年4月19日に日でレビュー済み 最後の章の、どんな風に偽文書が利用され、是認されていくかというところが、恐ろしい話として面白かった。もっとも、椿井文書が関係しているのが武将などではなくて神社の由来など地味なところなので、一般読者にはそのへんは退屈かもしれない。町おこしのために行政が偽文書に頼り、学者がついそれに手を貸すという構図が恐ろしい。瀧浪貞子みたいな名前も出てくるし、京田辺市周辺から著者への反論が多く出てくるというのも怖い。 自説を否定された学者が、それを撤回することはまずなく、むしろ復讐を企てたりするから怖い。だから最後の章は、著者を心配するホラーのようだった。

    y-mat2006
    y-mat2006 2020/10/07
    おそろしいおそろしい(ほんまこわいで)>「自説を否定された学者が、それを撤回することはまずなく、むしろ復讐を企てたりするから怖い」
  • https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R23HY916GAL7S2

    y-mat2006
    y-mat2006 2019/05/18
    こう言うのが発掘されるのか。ネットは広大だわ。
  • 百田尚樹「日本国紀」:意外に戦後史観的で韓国に甘い – アゴラ

    百田尚樹「日国紀」がものすごい売れ行きなので、読んでみた。ものすごく保守派的で中国韓国に厳しいのかと思ったら、意外に戦後史観に近い穏健なラインなので、ある意味で拍子抜けした。 近現代以前の歴史については、戦後史観や歴史学会の常識的なラインをそれほどはずれずに、穏健保守派的な立場から修正なり疑問を投げかけているというのが基だ。 一方、近現代史については、それほど極端でないが、日の立場なり行為を擁護し、戦争の原因についても戦後処理についてもアメリカへの厳しい立場が目立つ。ただ、戦争の敗因については、日の稚拙さへの批判が随所に見られる。 愛国的な百田氏のことであるから、日文化、国民性などについては、肯定的で強い愛着をみせており、どの時代が宜しくなかったとか、良かったかとか言う強いメリハリは感じない。 一方、作家らしく面白い裏読みが大胆に採用されている。井沢元彦氏の「逆説の日史」に

    百田尚樹「日本国紀」:意外に戦後史観的で韓国に甘い – アゴラ
    y-mat2006
    y-mat2006 2018/11/18
    「韓国に甘い」>国士様界隈って韓国とベンチマークするのが好きだなあ。/どうでも良いけど、国士様界隈もいわゆる「リベサヨ」と同じで一、枚岩で団結できてるワケじゃないから、辛めの評価する人もおるだろうな。
  • 書評・最新書評 : 肩をすくめるアトラス [著]アイン・ランド | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    家による民衆搾取を糾弾する小説は多いが、書はなんと、愚鈍で醜悪で無能な人民が、福祉とか公平とか弱者救済とかいうお題目をかさに、有能で美男美女ぞろいの資家たちを弾圧して搾取していると糾弾するお話だ。登場人物は会話のたびに延々と演説を展開し、描写も大仰でくどく(おかげで二段組み千ページ超の卒倒しそうな長さ)、小説としては下手。 だが(いやそれゆえに)主張は実にわかりやすく、原著刊行後半世紀近い今もアメリカでカルト的な人気を持つ。それは凡人に、自分は実は有能なのに社会に弾圧されているから芽が出ないと責任転嫁させてくれる便利な仕掛けのせいが大きいけれど、一方で過度の規制が経済の活力を殺(そ)ぐという点で書が半面の真実をついているためもある。 このため書は通俗的な自由放任主義論のバイブルにもなっている。現代米国思想の一端を知るために一度(眉にツバをつけながら)読んでおいて損はない。 山形

    書評・最新書評 : 肩をすくめるアトラス [著]アイン・ランド | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    y-mat2006
    y-mat2006 2016/12/25
    「凡人に、自分は実は有能なのに社会に弾圧されているから芽が出ないと責任転嫁させてくれる便利な仕掛け」
  • 豊崎由美さんによる百田尚樹氏「カエルの楽園」書評 - Togetterまとめ

    豊崎由美≒とよ婆 @toyozakishatyou ほんとだYO!百田氏が「どうせ書評も出ない」って愚痴ってたみたいだから書いたのにぃ。 RT @kirimperial1 週刊新潮で百田のカエルの楽園の書評が3大紙で書評が出ない!とクソみてぇなネタ記事出してるがTV Bros. で書評だした豊崎由美にコメントもらえよ。 2016-09-09 00:43:00 豊崎由美≒とよ婆 @toyozakishatyou てか、『カエルの楽園』みたいな小説(?)に書評が出ないことに怒ってるほうがおかしい。わたしみたいなバカ以外が、こんな低レベルかつ取り上げれば百田氏のファン(笑)から頭が痛くなるような面倒臭い反応がくるに決まってる、誰が書評するかっていうの。みんな、忙しいの。 2016-09-09 00:46:21 豊崎由美≒とよ婆 @toyozakishatyou ひと月に出る国内外の小説の数った

    豊崎由美さんによる百田尚樹氏「カエルの楽園」書評 - Togetterまとめ
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    y-mat2006 2016/09/09
    ハンドレッドー…
  • 吉野朔実『ぼくだけが知っている』 - 紙屋研究所

    子どもが持つ矛盾についての物語である。 小学4年生、すなわち10歳になる夏目礼智とそのクラスメイトたちの物語だ。 「子供の頃から大人だった。」という印象的なモノローグではじまる。 夏目礼智は、すでに小さな子ども時代から自分の行為の意味するところを知っていた、とおそらく礼智自身が述べるのだ。そして、自覚していたということを人以外は知らなかったのだという。だから「ぼくだけが知っている」ということなのだ。 「知っていた」とはどういうことだろう。しかも「ぼくだけ」。 大人になってから振り返ったようにも読める(小学4年生のあの時までは、みたいなセリフ)が、子どものその時点(3歳なら3歳)で「知っていた」ようにも読める。 言語化できない形で子どもは「知っている」。 それは言語化できないので外在化されず、「ぼくだけが知っている」のである。 しかしその「知っている」というのは大人が言語化して知識化・概念

    吉野朔実『ぼくだけが知っている』 - 紙屋研究所
    y-mat2006
    y-mat2006 2016/05/22
    書評のような追悼。追悼のような書評。でも、「死んだ人には届かない」
  • 西田藍『見逃せない!最新にしし情報11月〜12月★』

    じゃじゃん! フィリップ・K・ディックの作品の解説を書いています。 ふふふどの作品でしょ~!! こんなです 史上初の完全公式ガイドブック1970年8月に刊行が開始された文庫レーベル、ハヤカワ文庫SF。2015年に通巻2000番に到達した特別企画として、1番『さすらいのスターウルフ』から2000番の『ソラリス』まで、番号順にすべての読みどころと意義をSF作家・評論家らが徹底解説。〈SFマガジン〉誌上で展開された大型特集が一冊の単行で登場! ハヤカワ文庫SF総解説2000 | 種類,単行 | ハヤカワ・オンライン 他の執筆者の方、超豪華です!! 《総解説執筆者》(50音順、敬称略)縣丈弘、秋山完、東浩紀、天野護堂、池澤春菜、石和義之、いするぎりょうこ、礒部剛喜、乾石智子、卯月鮎、榎秋、海老原豊、円城塔、大倉貴之、大迫公成、大野典宏、大野万紀、大森望、岡田靖史、岡俊弥、小川一水、岡和田

    西田藍『見逃せない!最新にしし情報11月〜12月★』
    y-mat2006
    y-mat2006 2015/11/27
    おお、趣味が良い→「『憎悪の広告--右派系オピニオン誌 「愛国」「嫌中・嫌韓」の系譜』能川元一+早川タダノリ」
  • 『会社が5億積んでも欲しい人になるための最短の方法 | ブクペ』へのコメント

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    『会社が5億積んでも欲しい人になるための最短の方法 | ブクペ』へのコメント
    y-mat2006
    y-mat2006 2015/06/09
    無言ぶくま率高いなあ。
  • 「戦国自衛隊」半村 良 著

    映画はもう子供のころから何度となく観ていたけれど、原作小説は読んだことがなかったという作品の一つだったのだが、ついに読んだ。やはり日SF黎明期を代表する一作で、1971年の発表直後からベストセラーとなり、戦国時代へ自衛隊がタイムスリップして大活躍というプロットは多くのフォロワーを生んで、歴史改変SF、架空戦記小説ブームの火付け役となった。軽い気持ちで読み始めたのだけど、実は適切な軍事考証、歴史考証がなされ、かつ、きちんとエンターテイメントの王道行くので凄く面白いのだ。 魅力の一つには軍事考証へのこだわりがある。映画だとさくっと一小隊がタイムスリップするのだが、小説ではタイムスリップに至る米軍・自衛隊合同演習に向けた各方面軍の展開が描かれ、主人公たちの部隊がどのようにタイムスリップの現場へ終結していくかが描写されている。この辺、ミリタリーファンにはたまらないのではないだろうか。 最初の出だ

    「戦国自衛隊」半村 良 著
    y-mat2006
    y-mat2006 2014/10/14
    およね平吉時穴道行で貨幣の退蔵の話が出てきたりするので、半村先生はSF作家の中で実は一番社会の構造を理解されてた方かも知れない。