「癌」になって、考えたこと、感じたこと（３）｜Hajime Yamazaki（山崎元）

しばらく間が空いた。もう死にそうになっていて、原稿は書けないのかと思われるのはまだ不本意だ。しかし、本当に死んでしまうと原稿は書けなくなるので、もっと困る。続きを書くことにしよう。 今回は、癌の治療コストとがん保険について書くことにする。幾らか専門のお金の話なので、他の回よりも気楽に書ける。 ＜治療費を幾ら負担したか＞ 癌に罹ったという話をすると、いつどうやって癌が分かったかという質問（なぜかこの質問が圧倒的に多い）の次くらいに多いのは、がん保険はどうしていましたか、だった。これは、筆者がお金関連の情報発信を生業としているからだろう。 結論から言うと、筆者はがん保険に入っていなかった。しかし、それで何の問題も無かったし、がん保険に入らないという意思決定は、筆者以外の広い範囲の人にとってこれからも正しい。 もちろん、がん保険に入っていれば、「結果的に」お金が貰えて得をしていただろう。しかし、

[nikutetu]

この人の別の著書でも書いてたけど経済のプロ視点での保険の損得の話は面白いな。

[Yuppy666]

お金のことをこれだけ明快な文章で書ける人を，他に知らない。さて，どうやってこの文章を妻に読んでもらうか…

[maeda_a]

国民皆保険の威力。民間保険には逆選択という深刻な問題もある。がん保険や民間の生命保険に入るくらいなら貯金する。自動車保険とロードバイク用の賠償責任保険だけ掛け捨てで入ってる。

[jintrick]

思うところあって精読してみたが……。生前に、生態学的誤謬という言葉を教えてあげたかったよ、本当に。

[rhea]

"日本の健康保険制度に感心・感謝"

[njamota]

がんと診断されてガーンってなってる時に一時金100万円とかもらえたら精神的な利益はそれなりにあるんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろ。変な使い方してかえって危険かしら。

[maturi]

"仮に、筆者の年収を３千万円としよう"　心理を踏まえてフェルミ推定すると、配当や家賃収入を除いた山崎氏の実際の年収は2千万円から5千万円と考えられる

[makoto15]

がんの治療コストとがん保険