サブカルチャーと冷笑｜雑誌『広告』

テキストユニット TVOD 『広告』文化特集号イベントレポート 去る5月15日、下北沢の書店「本屋B&B」にて『広告』文化特集号の発売記念のトークイベントを開催しました。テーマは「サブカルチャーと冷笑」。2010年代以降、SNSでの政治的や社会的な活動の盛り上がりとともに、たびたび話題となった「冷笑」というキーワード。ここ数十年における「サブカル」的な感性のなかで醸成されたものとも言われる冷笑的態度は、どのように生まれ、どこへ向かうのか。文化特集号で「120 SNS以降のサブカルチャーと政治」の記事を寄稿いただいたテキストユニットTVODのコメカ氏とパンス氏をゲストに迎え、『広告』編集長の小野も交えながら語り合ったイベントの模様をお届けいたします。 現代における「冷笑」とは何か小野：最初に、なぜ本日のテーマが「サブカルチャーと冷笑」となったのか。そこからお話しいただいてもいいですか。 コメ

[hagakuress]

冷笑orガチという異様に単純な軸が思考を縛っている感。単純かつ流動性が高く見える表層と、より厚い水面下での対流層からジワリと社会コンセンサスが変化していく部分へ繋ぎ込む考察が感じられない。

[horaix]

ゼロ年代のネット論壇的冷笑に対するカウンターが「行動する保守」の在特会と更にそのカウンターのしばき隊ってのを見てきてるから、馬鹿は行動せず冷笑してるだけの方がマシというアイロニカルな結論になるんだよね

[Domino-R]

なんじゃこりゃw 社会的な現象も徹頭徹尾自分の自意識の問題としてしか見れないとこうなる。それは全てをメディア経由の情報として感受するからで、テクストの向こうに「現実」はあるんだって想像力が無いのよ。

[elpibe]

これは酷い内容。宮沢章夫のニッポン戦後サブカルチャー史やロマン優光の90年代サブカルの呪いに書かれている内容の方が実感に近いと思う。

[lcwin]

なんだろう、とてつもなく同じ世界を生きているのに見えているものが違ってクラクラした。主体性の話はわかるけど・・なんか違う、でも言葉にできない。

[WildWideWeb]

オタク同様、サブカルも時代によって定義や参加者がほぼ総入れ替えに近いと思う。とは言え、冷笑を切り口に通時的に見るのは面白い。

[Midas]

残念ながら最も大事なとこが見えてない。80年代初頭の「みんなシニカル」は「70年代ヒューマニズム」に向けられたものであると同時に広告が社会を覆いつくし世の中が『真実味』を失った不信感から生まれてるので

[koo-sokzeshky]

00年代の2chで出た「しない善よりする偽善」を思い出した、これは反・冷笑と言っていいかな？ あと今のはてブ見てると「相対主義を熱く主張する」という立場も珍しくないし、個人的には整理しにくい切り口に見える。

[kutsushita1000]

全文読んでないけど、権力者知識人宗教家などの“持つ者“を皮肉的冷笑的笑いのネタにするという意味では落語や浮世絵といった頃からの伝統では。大多数の大衆を対象とする上での戦略とも言えるが。

[flirt774]

冷笑という行為がメインストリームに対する抵抗、カウンターカルチャーとしての姿勢だったのが、メインストリームの多極化によって分散していった印象

[hazardprofile]

相手のガチを「冷笑」と一笑に付すのは「冷笑」ではにゃあの

[quick_past]

70年代の意味不明な「熱くるしさ」や、遅々とした政治、決まりきった定番の退屈さ。へのカウンターがまずあったと思うよ。しらけ世代なんてその産物でしょ。それがいつの間にやら、別の解釈にずれていったと思う。

[Ta-nishi]

ネトウヨの台頭を「右傾化」とするのは違和感があるんだよな。アレは「左翼嫌い」「リベラル嫌い」だけど右翼思想を持っているわけではない。左翼vs右翼という対立軸がもう時代遅れで反左翼=右翼ではないのよ。

[tweakk]

"冷笑的であるというのは、追求すべき美徳や理念があればひとつの批判精神として機能するわけですが、その動機が自分の自意識を守るためだけになってしまうと…とにかく「はい論破」"

[muchonov]

TVODのお二人は若い世代の評論家が自分の思春期以前の歴史を語るときに時々感じる「いや、実際渦中にいた人間からすると、そうじゃねぇんだよな…」感がないのですごいなーと思う

[red_tanuki]

理想主義や原理原則への冷笑という点でひろゆきみたいなのが人気集めてるのは感じる。ただ冷笑というよりは茶化し、狂言回しめいたものもあるけれど

[nibo-c]

めっちゃわかる

[fjsk]

「ネタにマジレスカコワルイ」でしょ。2ch全盛期中心世代の中でアンチ体育会系には、子供の頃からそういう空気感はあって、それが可視化された言葉だと思う。サブカル論壇と生息圏が重なるのでそっち視点だとこうなる

[vjaPj]

左翼が冷笑されるのは時代背景が原因って言いたそう。左翼の自称知識人は日本のためのフリをして、長期的に見たら日本を衰退させる意図が透けてる。本質を知ってる人から見ると非常に稚拙で笑われてるだけと思う。

[mventura]

にちゃんまとめの右傾化にはビジウヨや統一協会がいたんだろうなと思うと、政治的な嘲笑や冷笑、分断がはたして内在的なものとしてのみ語られるのだろうかと。

[SasakiTakahiro]

冷笑的な物言いを「ネタ」にして繋がりあうようなコミュニケーションから脱するために。

[fujiriko59]

まあ「サブ」というのが重要で、そもそも冷めるためのものだと思う。第二次世界大戦の反省から国民国家やら民族主義のような大きなものから冷める必要がある、というのが現代の思想の流れだろう。

[englishmaninNY]

不良がよく真面目系をいじった文化(古い)でいいんじゃないですかね。冷笑あまりしないので、正直こんな話面白いのかなとしか。

[nikutetu]

冷笑が行き過ぎてもはや自分自身のことにすら無責任無関心で誰かがなんとかしてくれるだろうみたいなスタンスの人もいるものなぁ。

[hofdamaan]

熱苦しいものの押し付け合いなのである。皆熱苦しいのが嫌だから他人にすぐ押し付ける。周りに怒る人も冷笑する人もそれは同じ。しかし、熱というのは誰かが吸熱保熱しないと周りは涼しくならないのである😌

[gaikichi]

80年代の冷笑は権威の相対化だったんだろうけど、ネット時代以降は何でもネタ化して見下すお手軽な優越感の大衆化（だから差別が目的化）。匿名の場の空気の盛り上がりの中では冷笑してる自分は何様かは問われない

[rag_en]

まぁとりあえずいつもの https://b.hatena.ne.jp/entry/345092308/comment/rag_en 。あとは https://b.hatena.ne.jp/entry/4705879016910100514/comment/rag_en 。

[gcyn]

『そして同時に、そういうシニカルな場が、参加者たちにとって結果的に熱い青春の場になっていた、という側面もあると思います』『’60年代の破壊とそのあとのサブカルチャーの萌芽っていうのは地続き』

[kiku72]

デモの時代だった10年代がコロナ禍を経て今は冷笑の時代なのかという

[and_hyphen]

こういうのが全くわからないところに自分のアイデンティティを感じる

[jaguarsan]

冷笑=「相手を馬鹿にしないと議論できない」とすればスッキリするんだろうけど出来ないよね。左翼の方がよりその定義に近いもん

[tokyocat]

多面的で息の長い良い考察

[hmmt4645]

Podcastでやってほしい

[peketamin]

確かにちゃんと掘り下げたいテーマだよね/「レールに沿って生きるのはダサい」みたいなまったく定量的な根拠のない共同幻想によって人生を粗末にした者も多かろうて…(めちゃ後悔)

[tachisoba]

並行してサブカルチャー自体が冷笑される流れもあった。

[aike]

今の冷笑系は意識高い系の相対化で、サブカルvsヒューマニズムの時代と根本はあまり変わらないと思う。ただ、正当な主張も欺瞞の主張も正当な批判も揚げ足取りの批判もSNSで可視化されるようになったのがきつい。

[Southend]

こういう内容の記事が「博報堂」のメディア（雑誌『広告』）にアップされるという状況が”日本のサブカル論壇的なるもの”を（悪い意味で）象徴しているなあ、と思ってしまったりする。個人の感想につき悪しからず。

[karagenkig]

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