母が毒親の一線をこえたあの日、子供時代が終わってしまった｜瀧波 和賀｜note

去年書いたトトロの記事に、大きな反響をいただいた。 今からはじまる物語は、この記事の「ゼロ話」である。 小学3年生の初夏。 9歳になったばかりの私は、「子供の権利」を手放した。 これは、私の子供時代が、無残に終わってしまった日のお話。 ずっと消えない壊れた時間が、いまもここに、残っている。 親の毒を味わうしかない、サビシイ子供だった「わたし」から、今日もどこかで子供と関わる、すべての人へ。 「好きじゃない方の子供」だった、わたしひとつ年下の弟がいる。 3歳くらいのときから、母は私よりも弟のことがカワイイのだな、とハッキリ理解していた。 誰になにを言われるでもなかったが、ちょっとした声かけや態度の差から、幼いながらに読み取れたのだ。 例えば保育園の帰り道。 歩いていて転んだとき、母は私に「も～なにやってんのよ、大丈夫？」と迷惑そうな視線をよこした。 しかし弟が転んだ時には、言葉より先にかけよ

[masahiro1977]

こういう母と子供の関係がこじれる話を聞くたびに、父親の存在感がまるでないよなって思う。

[superabbit]

この手の虐待話で決まって父親の存在感が薄いのは、夫婦仲が破綻してるから。毒親の多くが夫婦仲が悪いストレスの捌け口を子供に向けていると思う。

[MiG]

このような体験を経てこのような結論に至るまでにどんな凄まじい葛藤があったかと思うと言葉もない。

[shea]

こういうの母側が何考えてたのか知りたいよな。たまにネットで見かけるけどゴニョゴニョと「そんなつもりじゃなかった」といってるだけって感じなので、いや、じゃあどんなつもりだったんだよ！と思う

[kyasarin123]

SNSの普及のおかげで昔は表に出なかった毒親案件が気軽に読めるようになった。シンママが多いのだけどこの方は両親がいる。いつも思うのだか、父親は何をしてたんだろう？全く子育てに無干渉だったのかな？

[mogmognya]

この人の子供時代に行って、あなたは悪くないよと教えてあげたい。

[hahalog]

多忙を理由に家庭に無関心な父親も毒親だと思う。これは母親だけの問題ではなく、夫婦の問題。

[white_cake]

破壊されたものがあまりに多い。娘の幸せな子供時代、親密でいられたかもしれない姉弟関係……贔屓され続けた弟がそれによってスポイルされたらしきことも伝わってくる。なんて悲しいのだろう。

[taitoku]

よくぞここまで…という感情が止まらない。今が幸せで良かった

[watapoco]

何も言わずにブクマしようと思ったが、「レアな体験」と断じるブコメに殴られた気持ちになったから言う。こういう家は沢山ある。家族って最も他人に見えないものだから、どうか辛い家族引き当てた人も尊重して欲しい

[hiroyukiokano]

「凶悪な武器で我が子を殴らないようにする努力を、親だけで担うことが難しいときに、駆けこめる場所が必要なのだ。誰のためにも。」

[SasakiTakahiro]

すべての人がそうなりうる。

[sanam]

同じような体験談を語ったブログ記事に「それくらいで愚痴るお前が弱いだけだ、自分は大丈夫だった」と同じ被虐待者だろう人間が攻撃しに来る図というのも見掛けた事がある。その程度には“よくある話”ではある。

[Nomya]

人生

[florentine]

“たまたま弱い立場になり、生活が大変で、心にすこし隙のある人間は、簡単に私の母のようになる。つまり、すべての人がそうなりうる。一線をこえるその前に、親を救済できる仕組みが、世の中にないこと自体が問題”

[sotarok]

幼少期のこういう経験がありながら人として壊れなかったのはどこにポイントがあったのだろうか。強かった、というのは簡単だけどそれは個人の強さだけでどうにかなるものなのかな。

[single-father-ajitama]

御母堂の心を解釈されており、それはそうなのだと思います。私がやろうとしている事に通底するものがある。しかし御母堂は余りにも未熟。貴女の人生観に異論を挟むなど出来る由も無いのだが同意しかねる。

[arajin]

“母にとって私は、「好きじゃないほうの子供」らしかった。”

[bertrandsushibarrussell]

俺の親に比べれば全然大したことない。これを「毒親マウント」とかいう輩には発言権はない。

[kabutch]

全く逆の2種類の虐待を受けて育った彼女（暴言、ネグレクト）と弟（過干渉）の話。

[hoshifuru-mabataki]

“小３の担任は、世間知らずのお姉さん先生なんかじゃなく、子供の痛みを理解して、躊躇なく腕を伸ばすことのできる、立派な人物だったと。”

[mlty]

大したことないじゃん、確かに毒だけど大した暴言も吐かれてないし、自分に優しい父親や親戚がいて学校の先生も良い人で、恵まれてるじゃん、と思ってしまった。僻んでしまった。これが毒親持ちの歪みです。

[ornith]

読んでいて苦しくなるほどの体験だった……けれど、読めて良かったと心底から思った。多くの人に最後まで読んでほしい。／“「子が親にむける信頼を、逆手にとって利用すること」は、史上最悪の凶器なのだ”

[walkingmask]

結論がすごい。なぜそこに至れるのか。捻れた考え方かもしれないが、この体験なしでこの経験からその結論を出せる人間になるのだろうか。人生は深い。

[isrc]

私を不当に扱うことでしか、母のバランスは守れなかった。たまたま弱い立場になり生活が大変で、少し心に弱さのある人は、簡単に私の母のようになる。一線をこえる前に親を救済できる仕組みが世の中にないことが問題

[muryan_tap3]

ひどいコメントがあって驚いている。これを読んでなぜそのようなコメントが出来るのか。/金の支払いがあったから親として踏みとどまっていると思っている人がいるが、自らの評価のため世間への見栄でしかない

[tomita_yuuta]

この文章を書いた人間の被害妄想の強さよ。人間は自己弁護的にしか物語れないからな。女なんてこんなもんといういい見本。どっちもどっちでもないかも。

[kiku72]

ラストのしんどくなった人が家族では無いところにしんどさをぶつける仕組みが必要というのはすごく同意。文章自体はちょっと粘っこすぎて苦手です

[Journey]

ずっと幸せな家庭なんだと思ってたけど、大人になって自分の両親がやべー奴だったって気づいた。いや、多少の予感はあったんだけど多分そんな事ないと言い聞かせていたんだと思う。思い出したくない

[tottotto2009]

母親の介護が必要になったときこの人はどういう態度を取るだろうか？母親に溺愛されて育った自分はその愛を母親に返すために身を削って生きている。弟さんもきっとそうなるだろう。

[lenore]

文章が上手くて状況や気持ちがよく伝わってくる。親には疎まれた事は無いが、他人の顔色を伺う時期を過ごした事のある人ならしんどくなる描写。

[namagoroshi]

子供なんか作るもんじゃない　と思ってしまう。

[tannsuikujira]

お父さんは？？

[mirai28724]

西加奈子先生のサラバ！

[sakahashi]

“先生は、ただごとでないと思ったのだろう。参観日にあわせて新調したはずの、薄ピンクのスーツの上着を素早く脱ぎ、私の頭からかぶせてくれた。”　ここいい

[TequilaBancho]

胸が張り裂けそうになる。人を愛するって難しい。

[mskprpr]

読んでて色々思い出してしまった。落ち着かせるためにゲームをしようねえ。

[satonyann]

だから私は今でも、娘がいるのに「男の子は可愛い」と言う母親達に虫酸が走る。この人の母親が言っていた言葉すべて、私の母親とかぶる。半世紀近く生きてきたのに、それでも良い子と思われたい自分も悲しくなる。

[fb001870]

凄まじいな いまどんな関係なのよ！

[kerokimu]

恐ろしいくらいに冴え渡る文章のキレ。ただ事では無いと思ったけどやっぱりプロの方だった。