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KDDI通信障害は“作業マニュアルの取り違え”から ヒューマンエラーで補償額73億円
auなどで7月2日に発生した通信障害は、約81時間にわたり合計3043万回線に影響を与えた。KDDIは29日の会... auなどで7月2日に発生した通信障害は、約81時間にわたり合計3043万回線に影響を与えた。KDDIは29日の会見で、障害発生の原因はルーターの設定ミスと説明したが、そのミスが発生したのは、作業マニュアルの取り違えからだった。 「(今回の通信障害は)防がなければならなかったものと思っている。(ルーターの)設定ミス(が原因)と言っているが、作業における指示ミスだった。オペレーターは指示通り作業した」 KDDIの高橋誠社長はそう話した。 障害発生から回復までの流れはこうだ。まず、通信ネットワーク内の中継ルーターをメンテナンスする際に設定ミスが発生。ユーザーが通信する際に発信端末から送られる「位置登録」がルーターに足止めされ、音声通信に使うネットワーク機器「VoLTE交換機」まで正常に届かない状態になった。 これによりルーターとVoLTE交換機の間で位置登録の再送が何度も繰り返され、VoLTE交
2022/07/30 リンク