優生思想と伴走した知能検査（立命館大学総合心理学部教授：サトウタツヤ） #誘惑する心理学｜「こころ」のための専門メディア 金子書房

知能検査は個人を理解し、必要な支援を提供するのに役立ってきました。しかし、知能検査は、そもそもの開発者の意図から離れて使われたという過去もあります。社会にとって、知能検査とはどのようなものだったのでしょうか。学問と社会のあり方を考える一つの視点がそこにあります。今回は、優生思想とともにあった知能検査の歴史、および社会と学問のあり方をテーマに、サトウタツヤ先生にご執筆いただきました。 学問が社会のためになる、ということに反対する人はいないだろう。 役にたつことだけが学問ではないとか、いつか役に立つことを考えれば良いのであって今役立つかどうかだけを考えてはいけない、などという考えもありうるだろう。社会のため、というとき、私たちは社会がまっとうなものだという前提を置いている。しかし、社会がまっとうでないとすればどうだろうか？ 社会に役立つということ自体、それほどお気楽に宣言できるものではない。そ

[fluoride]

“生まれつき優れた人とそうでない人がいるという実感は今の私たちにとってはなんとなくわかっているが、身分制度が堅固なときにはそのようなことは何の情報価もない。”

[timetosay]

昭和の小学生の頃は知能検査あったね、（映像記憶持ちでさっきのページのキリンはどこ？とか、暗記系多くて得意すぎて途中で飽きた。。結果は知らないがヤバそう。あれでギフテッドとしてサポートされたかった（訂正

[y-mat2006]

社会ダーウィニズム的なことを口にする人に限って、「科学」と言う錦の御旗を振りかざしてるような気がするのだが、気のせいなんだろうか？

[karotousen58]

“1つは社会自体が間違っていたらどうだろうか？という視点を持つことである。もう1つは誰かに対して非可逆的な影響を与えないということである。”

[mame_3]

学問上の「数値」なんていくらでも都合のいいものを切り出せるし作り出せる。「群盲が象を撫でる行為」が学問なわけで自ら「群盲」の一人であるという自覚を無くした学者は有害でしかない。

[kaos2009]

“優生劣廃学的な考えに対抗するには、あらゆる生の無条件の肯定と生を断ち切る全ての試みに反対する必要がある。これはかなり難しいのだが、そうした考えを形にしたのが生存学”

[bokmal]

“生まれつき優れた人とそうでない人がいるという実感”「優れた」がいまいち腑に落ちないままでいる。「今の社会において有利」ぐらいの意味ならまあ。

[Goldenduck]

エセダーウィズムのクソ本がやたらIQテスト崇めてたが親和性あるわけか

[njsjn]

"社会のため、というとき、私たちは社会がまっとうなものだという前提を置いている。しかし、社会がまっとうでないとすればどうだろうか？　"

[son_toku]

"優生劣廃学的な考えに対抗するには、あらゆる生の無条件の肯定と生を断ち切る全ての試みに反対する必要がある"…安楽死等が自己決定権の問題ではなく反社会的営みと思えるのはこの為。いたく共感した。

[hiro7373]

歪んだ優生学の怖さを知るには、マンガのダーウィンクラブお勧めです

[mitz_008]

ってか人間なんてホントコロナみたいなウィルスでころっと死ぬんだから、知能や経済といった現代に主力な淘汰圧に拠らない遺伝的多様性必要よ。素人考えだけど。

[kjin]

えっ立岩さん亡くなったのか…

[kerokimu]

“社会自体が間違っていたらどうだろうか？”

[NAPORIN]

“知能検査の結果で他国の支配を正当化しようとしたり、知能が劣るとされた人の断種手術が行われたりしていた”

[htnmiki]

小学生のときにやった知能検査は結果も知らされず何に使われたのかも知らない

[goldhead]

"ライフ（生命・生活・人生）のあり方自体にマイナスの非可逆的な影響を与えるようなことについては、後世から批判が出てもやむをえないし、そうした反省なしに「社会のためだから仕方なかった」というわけにも"

[m_yanagisawa]

どこかで見かけたお名前だなと思ったら、チコちゃんに叱られるで「頭が良いって何？」に答えていた先生だ