日時 2023年12月2日(土曜日)14:00-17:00 会場 東京大学小島ホール(2階)小島コンファレンスルーム http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/about/access/campusmapj.pdf 本郷キャンパスマップ 対面開催のみ 【主催】 障害者就労制度の日独英比較――法学と経済学の学際的アプローチ(科研費基盤B:研究代表者川島聡) 多様性の経済学(REDDY:研究代表者松井彰彦) 障害学会 【趣旨】 2022年秋に障害者権利条約の日本における実施状況について初めての審査結果である総括所見が公表された。そこで7回言及されているのは障害の人権モデルである。障害学の基盤をなす障害の社会モデルへの言及はない。そのため、改めてこの二つのモデルの関係に関心が集まっている。 そこでこの二つのモデルの関係について取り組んできた二人の専門家をお迎えして研究会を
知能検査は個人を理解し、必要な支援を提供するのに役立ってきました。しかし、知能検査は、そもそもの開発者の意図から離れて使われたという過去もあります。社会にとって、知能検査とはどのようなものだったのでしょうか。学問と社会のあり方を考える一つの視点がそこにあります。今回は、優生思想とともにあった知能検査の歴史、および社会と学問のあり方をテーマに、サトウタツヤ先生にご執筆いただきました。 学問が社会のためになる、ということに反対する人はいないだろう。 役にたつことだけが学問ではないとか、いつか役に立つことを考えれば良いのであって今役立つかどうかだけを考えてはいけない、などという考えもありうるだろう。社会のため、というとき、私たちは社会がまっとうなものだという前提を置いている。しかし、社会がまっとうでないとすればどうだろうか? 社会に役立つということ自体、それほどお気楽に宣言できるものではない。そ
「丸木政臣教育著作選集第4巻学校論」(澤田出版)が届いたので、読んだ。そして、障害児教育の開始と経過について、詳細というわけではないが、ほぼ理解できる程度に書かれている。非常に興味深い内容だった。しかし、小山田圭吾氏のいじめ関連については、元著作が1992年ということもあり、まったく触れられていない。当時からいじめはあったとも思われるのだが。 丸木が、熊本の教師から、和光学園の教師になったのは、1955年である。1941年に熊本師範学校にはいり、43年に繰り上げ卒業、予備士官学校入学、そして、鹿児島で沖縄派遣軍にはいり、一端沖縄にいくが、東京に戻された間に敗戦となった。教師になったのは1946年であるから、戦後の教育運動を担った多くの教師が、「再び教え子を戦場に送るな」という思いをもったのとは異なる。教師としての戦争体験はなく、自らの戦争体験と、友人が無為の戦死をしたことなどによる「平和教
長く和光学園の校長や副理事長、学園長をしていた丸木政臣氏の著作をアマゾンに注文し、今日届いたので、ざっと見たが、私の求める答えはまったくない書物だった。1996年に書かれた『わが教育の原点』という書物だが、沖縄のことだけが書かれていて、和光学園での平和教育以外のことは、ほとんど触れられていなかった。別途、学校改革に関する書物を、県立図書館に予約したが、入手は来週になるので、再度、丸木氏の教育論については、その本を読んでから考察したい。 実は、私は若いころに、丸木氏と共同の仕事をしたことになっている。三省堂がかなりのエネルギーを注いだ『資料日本現代教育史』全4巻で、編集委員として、宮原誠一・丸木政臣・伊ケ崎暁生・藤岡貞彦が名を連ね、実務を私と先輩の井上さんと二人の院生で行った。私が研究的な仕事で収入を得たはじめての経験だった。たまに行われる編集会議では、宮原氏と丸木氏はあったことがなく、最後
篠原 睦治(しのはら むつはる、1938年[1] -ー2023年5月8日)は、臨床心理学者。脳死・臓器移植に反対する市民会議代表、子供問題研究会代表[1]。日本社会臨床学会運営委員[2]。和光大学名誉教授[3][4]。 経歴・人物[編集] 東京生まれ[1]。東京教育大学特殊教育学科卒業[5]、同大学院修了[1]。1969年同大学特殊教育学科助手[6]。60年代半ばから70年代当初まで心理テストやカウンセリングを使いながら「普通教育から特殊教育への橋渡し的業務としての教育相談」に従事する。その中で「分けない、分けられない」「どの子も地域の学校へ」という親の願いに賛同し、特殊教育を分断・隔離と批判、「共生・共育」を主張するようになる[5]。1972年に「子供問題研究会」を結成[6]、機関紙『ゆきわたり』を発刊する[5]。1979年の養護学校義務化実施、及びこれを理論的に支える発達保障論を批判す
こんにちは。障害年金の手続きを応援している社会保険労務士の小川早苗です。このサイトでは障害年金に関する様々な情報をお伝えしています。 今回は、障害年金の初診日が変えられるかもしれない「社会的治癒」に関するお話です。 初診日は変えられないのが原則 障害年金の受給において、初診日は非常に重要な意味を持ちます。 それは、初診日が障害年金の支給要件に関係しているからです。 障害年金の支給を受けるには、「初診日」「保険料納付」「障害程度」という3つの支給要件を満たす必要があります。この3つの支給要件のうち、初診日はなんと「3つの支給要件のすべて」に関係しています。 例えば、初診日に加入していた制度によって、障害厚生年金の対象になるか障害基礎年金だけの対象になるかが変わります。 障害厚生年金なら3級までありますが、障害基礎年金は2級までしかありません。配偶者を扶養しているときの加算があるのも障害厚生年
健常者はなぜ障害者のことを考えなければならないのか──。僕はいま、この命題について考えたい。すごく薄情な、思いやりに欠けた発言に聞こえるかもしれないが、現実には避けて通れない問題だと思うのだ。 なぜなら自分や自分の大切な人の人生だけでも、まあまあ苦しいのである。お金や時間が無限にあるなら話は違うかもしれないが、会ったこともない誰かの問題に首を突っ込むなんて、そう簡単にできることとは思えない。 自分が「当事者」ではないことから来る壁に困っている人は、僕以外にも結構いるんじゃなかろうか。たとえば、僕よりもいろいろな意味で余裕のある人が「障害者のことについて考えよう」となったとして。身近に障害者がいなければ、どう接していいのか、本当のところはよくわからないはずだ。 そんなもやもやを抱えつつ、今回は荒井裕樹さんに会いに行った。 荒井さんは、障害者をはじめとするマイノリティの自己表現が専門の文学研究
点字ブロックの中にアンパンマンの顔が隠れている―。 子供たちに大人気の施設「アンパンマンこどもミュージアム」のそんな仕掛けが、微笑ましい話題としてSNSなどで度々注目を集める。しかしこの“隠れアンパンマン”、視覚障害者の間では以前から「危ないのでやめてほしい」という声が根強いと聞く。当事者と施設に取材した。 【写真】点字ブロックのアンパンマンをアップで見る 神戸市にある「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」。点字ブロック(点字鋲)は、限定グッズのショップや飲食店などが並ぶ1階のショッピングモールと、有料フロアである2階のミュージアムをつなぐスロープなど数カ所に設置されている。しゃがみ込んで目を凝らすと、等間隔で並ぶ金属製の丸い鋲の中に、愛らしいアンパンマンの顔がいくつも潜んでいるのを見つけることができた。 「探している子供に気づかず、蹴ったり突き飛ばしたりしてしまったらどうするのか
欠如モデル(英: deficit model)、もしくは情報欠如モデル(英: Information deficit model)とは、大衆が科学技術を信用しないのは「大衆に情報が欠如しているからだ」、もしくは「大衆の理解が足りないからだ」とする理論。 概要[編集] 「大衆の科学理解」の研究において提唱されたモデルである。科学者や専門家などのサイエンス・コミュニケーター(科学の知識を大衆に伝える役割の人)は、一般に「大衆に知識が足りない」と考える傾向があるとされる。 このモデルの存在は、情報を持つ専門家と、情報を持たない非専門家である大衆の間に、分断が存在していることを示す。このモデルは、専門家から非専門家への情報伝達の方法を改善するために、コミュニケーションを重視すべきであることを示唆している。 サイエンス・コミュニケーションにおける欠如モデル[編集] 「欠如モデル」と言う用語は、元々は
障害はどのように立ち現れるのか? 行為と言葉を手がかりに,日常実践における障害の社会的生成メカニズムの実態に迫る。障害という現象をめぐる自分や社会の理解を振り返り,書き換え続けていくために。 目次 序章 障害理解のリフレクションはどのような実践か ●栗田季佳 第Ⅰ部 行為が描く〈他者〉と共にある世界 第1章 「障害」をいったん横におくということ――保育の場でのある子どもの対人葛藤から ●水津幸恵 第2章 インクルージョン実践への状況論的アプローチ――「コミュニティの相互的構成」と二つの生活形式 ●佐藤貴宣 第3章 社会的に不利な状況にある子どもたちが「発達障害」とされていく仕組み――「障害」はいかに使われているのか ●原田琢也 第4章 障害疑似体験を「身体」から再考する ●村田観弥 第5章 介助を教わり「失敗」する――身体障害者の介助現場における介助する/される関係を通した「障害者を理解す
駒澤真由美【著】 [定価] 本体3,600円(税別) [ISBN]978-4-86500-146-4 [判型]A5判並製 [頁数]544頁 Amazonで購入 精神障害当事者は、自ら体験してきた様々な「就労」の場をどのように意味づけているのか。 「精神障害者」のラベルを貼られて生きるということをどのように捉えているのか。 就労現場のフィールドワークと、「当事者との対話」によるライフストーリー・インタビューを重ねるなかで、法制度・支援システムと本人の行為の意味の複相性に着目し、彼らの「生の実践」を詳らかにした大作。 【目次】 はじめに 序章 「リカバリー」と就労支援 1 本書の問題関心 2 本書の目的 3 研究方法 4 本書の構成 第1部 「一般就労」とはどのようなものなのか 第1章 精神障害を開示して一般就労するとはどういうことか 1 問題の所在 2 障害開示と就労継続に関連性のない田
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