米兵と出会った祖母のこと。大阪、横須賀、語られなかった強さと生き様の歴史｜ニッポン複雑紀行

戦後の大阪には1955年まで米軍の駐屯地（現・大阪市立大学）があった。黒島トーマス友基さんは、そんな「キャンプ・サカイ」に第65エンジニア部隊の一員としてやってきた占領軍の米兵を祖父にもつ。 実は私も祖父が沖縄の米軍属で、これまでトーマスさんとは色々なことを語り合ってきた。二人の共通点は、祖父が米軍と関係しているという事実にだけでなく、「アメラジアン」としてのアイデンティティをもって暮らしていることにもあるかもしれない。 これまで、アメラジアンにまつわる一人ひとりの歴史が積極的に語られることは決して多くはなかった。例えば、芸能界などにも有名な方はいるが、自分の家族のことを積極的に語る人たちは少なかったように思う。 トーマスさんはそのことを少し残念に思っているようだった。自分のおじいさん、おばあさん、そして二人の間に生まれたお父さんのことについて、語るべきこと、語り継ぐべきことがたくさんある

[njamota]

「ただよくよく考えたら、「私のおばあちゃんパンパンなんです」って言う人は周りに誰もいない。むしろ「私のおじいさん米兵でした」という人はいっぱいいる。」

[tsysoba]

米兵との子を産んだ祖母と、ハーフとして差別の中を生きた父親についての語り。戦後史において、広く語られてこなかったことが凝縮されている。

[hotelsekininsya]

良い記事だ。米軍とはあんまり関係ないけど自分の祖先にも思いを馳せた。

[gecko_a5]

安浦は今ではだいぶ赤線の痕跡が薄れてきているが、まだカフェーのタイル張りが少し残っている。[あとで読む]

[Guro]

横須賀安浦ときいて、ぐわっと読む気になったのはなんでだろうか。最近、縁戚関係から時代の歴史を把握することも多いが、あらためて「近くの土地」という要素も「関心」の相当大きな要素と思う。

[katsura8]

市井の人々の歴史

[akanama]

初期の頃の『ファミリーヒストリー』を観たような気分。

[kissenger8]

山口瞳が『血族』(1979)書いたあとに『家族』(1983)を書かずにはいられなかった話を思い出すな。

[misomico]

最後のツーショットで鏡越しに撮ってる写真すごくいい

[hogemama]

お父さんがトーマスを名乗る下り泣けるなあ。現代の文学だ。

[Nean]

“ただよくよく考えたら、「私のおばあちゃんパンパンなんです」って言う人は周りに誰もいない。むしろ「私のおじいさん米兵でした」という人はいっぱいいる”

[Imamura]

その人がかつて確かにそこにいて、できる限りのことをして生き抜いてきたとわかる。「おばあちゃん、大概すごいことしてんなあ」。静かな感動があるインタビュー

[mohri]

認定NPO法人難民支援協会によるウェブマガジン、というかオウンドメディアというか。こういう立ち位置でこういう切り口の記事を掲載する媒体はすごいな。正しいウェブの使い方というきがする

[SasakiTakahiro]

「社会が隠してきた」んじゃなくて、自分が聞けてなかっただけなんだなという可能性がすごく…。考えさせられる。

[lavitaebella]

戦後はこういう女性が多かったんだよね。戦争をするって、そういうこと。

[hiroyukiokano]

「「語り」や「生き様」は誰でも均等に記録されるのではない。不均衡に残され記憶されるのだ。」

[hanajibuu]

本土にとっては歴史か。沖縄は今だよ。うまく沖縄に押し付けたな。

[jacoby]

うちのお婆ちゃんはコメ兵大好き

[gcyn]

『おばあさんのことを話すウエイトがこの1、2年でちょっとずつ大きくなってる』『今までは〜自分のルーツ イコール アメリカ人のおじいさん」で、そこを掘り下げていかないといけないと思っていたところがあって』

[mazmot]

たまたまやけど、杉本町の川向かいの農村で生まれた父親の思い出をここのところ記録している。生きているうちにやっとくべきことだったけど、死んだからできるという気持ちもある。

[mventura]

"一人称からしか見ることができない日本の戦後史"

[pondelion232]

“そのうえで、僕はおばあさんのおかげで生を授かってるって、すごく感じるんですよ。そのことはね、絶対言うようにしていて”

[SndOp]

日本の消えた歴史

[taikidog]

自分のルーツへの尊敬と感謝を忘れないようにしようと思った。

[cl-gaku]

うーむ面白い

[maturi]

　安浦

[gimonfu_usr]

（どんな貧しい共同体も「女」を取られるのには敏感になる。）