みなさんの会社はAI(人工知能)とどのように関わっていますか。企業としてAIのリスクを理解し、リスク管理する「AIガバナンス」の仕組みは社内に既にありますか。それは従業員に浸透していますか。もしそうでないなら、思わぬところでリスクの罠(わな)にはまってしまう可能性があります。この連載では、架空のストーリーを通じて、企業がAIリスクの罠にはまる様子を紹介し、それぞれのケースでリスクを軽減する策を考察します。第4回は快適なユーザーサポート提供のためにAIチャットボットを投入した企業が陥った罠のストーリーです。なお、あくまで架空のストーリーであり、登場する企業・団体や人物は実在しません。(クロスメディア編集部) サポート業務をAIで効率化したヘーパイ・ドーグ社の仮想ストーリー ヘーパイ・ドーグ社は消費者向けに小型家電製品を手がける企業で、小売店とインターネットでのダイレクト販売で商品を売っていま