18歳女子10人のうち四年制大学に行くのは、東京なら7人なのに、鹿児島では3人どまり―。文部科学省の2021年春のデータを都道府県別に試算したところ、こうした結果になった。女子の四大進学率が男子を上回ったのは徳島と沖縄のみ。令和になっても、性別や暮らす場所による進学格差が見える。もちろん四大に進むことが全てではないが、学びたい女性が十分に学べるようになれば、それぞれの人生はもっと豊かになるのではないか。そんな問題意識で課題を探った。(共同通信・酒井沙知子、三浦ともみ) データでみる都道府県のジェンダー平等(1)はこちら https://www.47news.jp/47reporters/7455510.html ▽地域差2倍、男女格差は20ポイント超え 共同通信では、幼稚園から大学や短大などの状況を網羅した文科省「学校基本調査」のうち、2021年春の「出身高校の所在地県別の大学入学者数」(