金融機関などを装った偽のホームページを使ってパスワードなどをだまし取る、フィッシングというネット犯罪が発生したという報告が、先月は1か月間としてはこれまでで最も多い960件以上寄せられたことが分かりました。 フィッシングは、金融機関などを装った偽のホームページに誘い込み、IDやパスワードを入力させてだまし取る手口で、不正アクセス禁止法で処罰の対象になっています。 情報セキュリティーの関連企業などで作る「フィッシング対策協議会」によりますと、偽のホームページを見つけたり、偽のページに誘導する電子メールが届いたりしたという報告が、先月は962件に上りました。 これは、現在の形で調査が行われるようになった平成21年4月以降、1か月間の報告としては最も多くなっています。 このうち、およそ30%が金融機関をかたる電子メールで「ユーザ番号が使用停止になっているかチェックしている」として偽のページに誘導