ライノタイプ社内で話題になった本があります。パトリシア・コーンウェル著『スカーペッタ』。私は小説そのものを通して読んだわけでなく、フォントの出てくる数ページだけが社内のメールで回覧されたので、それが筋書きとどのように関わってくるかまったくわかんないんですが... こんな一節が。翻訳もテキトーで文章も大幅に省略してます。 ルーシー:「Arial は、世界的に有名な書体 Helvetica のまねなのよ。素人目にはちょっと違いが分からないけど、プロの印刷屋やデザイナーが見ると Arial のほうが寄生虫なの。だけど、皮肉なことに、若いデザイナーの中には、Helvetica が Arial をもとにしてつくられたと思っている人もいるんですって。」 バーガー:「なんか、ジョン・レノンを殺す前のマーク・デビッド・チャップマンが、レノンの名前の名札をつけていたのに似ているわね」 このあと、ルーシー(主