京都府南丹市八木町八木嶋でグリーンパパイアを育てている男性がいる。栄養価が高く、近年、注目されている食べ物だ。休耕地が生かせて、栽培の手間も掛からないため、農家の高齢化が進む地域にぴったりの農産物だと地元自治会も注目。土地の確保などで支援する。男性と自治会関係者は「将来は八木嶋の特産に」と口をそろえ、期待を込める。 亀岡市篠町の合同会社自然農業なんたん環境村の代表社員横山勝則さん(64)が、ポリフェノールやビタミンを多く含む特徴に着目。今春から八木嶋の休耕地を借り、化学肥料や農薬に頼らず、米ぬかやもみ殻を使って約40本を育てている。 高さ30センチの苗が半年で2メートルになるなど生育がよく、管理の負担も少ない。味や食感は大根に似ており、サラダや炒め物など幅広い料理に使える。府内での栽培例はほとんどないとみられるという。 1本に直径約15センチの青い実が20個前後なる。10月から収穫を始め、