法律を作っても効果ないと政府自ら認める ではなぜ急ぐ、種苗法改正案の採決 2020年11月17日 12:30 11月12日の衆院農水委員会。農産物の国産品種の海外流出防止を目的とした種苗法改正案について、政府は「(流出を)止めることは難しい」と答弁した。 法律を作っても効果はない、と自ら認めた。なぜこんなことになるのか。 日本で開発された果物などの種や苗が国外に持ち出され、栽培されている実態は確かにある。 これに対して国が用意したのが種苗法改正案だ。 現行法は、農産物の新品種を開発・登録した人の知的財産権を保護するが、農家が自分で種や苗を購入して収穫し、翌年から自分の農地で使う「自家増殖」は認めている。 改正法案は、新品種のうち「登録品種」については自家増殖を原則的に禁止する。農家を萎縮させ、農業の伝統や流儀に大きな影響があると懸念されている。 そもそも、国内農家の自家増殖を禁ずれば種や苗
京都府南丹市八木町八木嶋でグリーンパパイアを育てている男性がいる。栄養価が高く、近年、注目されている食べ物だ。休耕地が生かせて、栽培の手間も掛からないため、農家の高齢化が進む地域にぴったりの農産物だと地元自治会も注目。土地の確保などで支援する。男性と自治会関係者は「将来は八木嶋の特産に」と口をそろえ、期待を込める。 亀岡市篠町の合同会社自然農業なんたん環境村の代表社員横山勝則さん(64)が、ポリフェノールやビタミンを多く含む特徴に着目。今春から八木嶋の休耕地を借り、化学肥料や農薬に頼らず、米ぬかやもみ殻を使って約40本を育てている。 高さ30センチの苗が半年で2メートルになるなど生育がよく、管理の負担も少ない。味や食感は大根に似ており、サラダや炒め物など幅広い料理に使える。府内での栽培例はほとんどないとみられるという。 1本に直径約15センチの青い実が20個前後なる。10月から収穫を始め、
京都市内の鮮魚店でつくる京都水産物商業協同組合は、水産物を販売するEC(ネット通販)サイトを開設した。市中央卸売市場がサイト構築などを支援し、市場で流通する鮮魚や塩干物などの販路拡大を目指す。 コロナ禍で飲食店の集客力が低迷し、水産物の需要が落ちていることから、消費を活性化するために企画した。 ECサイトでは、市場内で営業する仲卸業者など23店が約50種を出品。値段は2700円、5400円、1万800円の3通りある。目利きのプロが選んだタイやマグロ、伊勢エビといったセットに加え、西京漬けや、塩干物と京味噌(みそ)漬けの詰め合わせといった京都らしい味覚も取りそろえた。 来年2月までは送料無料で配送する。同組合は「ゆくゆくは青果も含めた市場関連の商品を幅広く取り扱い、京の食文化を全国に発信したい」とする。
京都府京丹波町ふるさと納税返礼品にもなっているブランド豚「京丹波ぽーく」で知られる岸本畜産(同町蒲生)が直売所「piglet’S」(ピグレッツ)をオープンした。生産者の顔が見える直売所で、町の特産品を広めようと力を注ぐ。 京丹波ぽーくは甘みのある柔らかい脂身が特徴。うま味のある肉質に仕上げるため、大麦やパン粉、小麦を独自にブレンドした飼料を豚に与え、時間をかけて育てている。 9月中旬にオープンした直売所には京丹波ぽーくのほか、府ブランド豚の京都ぽーくや町産のハタケシメジ、卵など地元産の食材が並ぶ。また店内と隣接の木製のテラスに飲食スペースを設け、その場で豚肉を味わうこともできる。 直売所は岸本大地社長(37)が友人の力を借りながら、約4カ月かけて建てた。直売所の開店によって買い物客の顔を直接見られることも楽しみの一つという。 岸本さんは「地元の特産品として、より多くの人に味わってもらいたい
「不老長寿の果実」との言い伝えが残るアケビ科の果実、ムベの収穫が福知山市で始まりました。 ムベは秋が旬の赤紫色をしたアケビ科の果実で、ほんのり甘みのあるゼリー状の果肉が特徴です。 7世紀に、天智天皇が老夫婦から長寿の秘けつだとして渡された果実を食べて、「もっともだ」という意味の「むべなるかな」と言ったことが名前の由来とされています。 福知山市夜久野町西垣地区では、地域の特産品にしようと、700平方メートルの畑で栽培を行っていて、ことしも18日から収穫が始まりました。 住民たちは、赤紫色に色づいたムベを傷がつかないように、1個1個丁寧にはさみで摘み取ったあと、箱に詰めていきました。 ことしは、これまでで最も多いおよそ2000個の収穫を見込んでいるということで、地元の自治会の衣川秀正さんは「ことしは、夏の暑さもあって去年よりも甘さが増しています」と話していました。
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