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ブックマーク / sorae.info (13)

  • 【更新】NASA小惑星探査機のカプセルが着陸! OSIRIS-REx地球帰還速報

    アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査ミッション「OSIRIS-REx(オシリス・レックス、オサイリス・レックス)」の探査機は2023年9月24日に地球へ接近し、小惑星「101955 Bennu(ベンヌ、ベヌー)」で採取されたサンプルを収めた回収カプセルが大気圏へ再突入して帰還する予定です。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」に続き、世界で3例目の小惑星サンプルリターンミッションとなったOSIRIS-RExのカプセル地球帰還について、最新情報を随時お伝えします。 ■2023年9月25日0時45分更新:回収チームがカプセルに到達、回収作業スタート着陸から30分弱の時点で回収チームがOSIRIS-RExのカプセルに到達し、回収作業が始まりました。NASAによると、カプセルはユタ試験訓練場に一時的に設けられたクリーンルームまでヘリコプターで運ばれ、サンプ

    【更新】NASA小惑星探査機のカプセルが着陸! OSIRIS-REx地球帰還速報
  • 月の中心部に固体の「核」を発見 過去の大規模なマントル転倒の証拠も

    地球唯一の自然衛星である「月」の内部構造は、惑星科学における長年の謎でした。20世紀前半までは、月の内部は地球のような層ごとに分かれた構造をしているのか、それとも火星の衛星フォボスやダイモスのように均質な構造をしているのかすらも不明だったのです。この謎に大きな進展があったのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の「アポロ計画」によって月面に地震計が設置されてからでした。 地震波の性質(速度、屈折角、減衰の度合いなど)は、通過する物質の性質(密度、温度、固体か液体かなど)によって変化することが知られており、地球の内部構造は地震波の観測を通して推定されています。月にも「月震」と呼ばれる地震活動があることが地震計の設置により判明したため、測定された地震波のデータを元に月の内部構造を推定することができます。これにより、月には地球と同じような層状の内部構造があるらしいことが明らかにされました。 ただし、

    月の中心部に固体の「核」を発見 過去の大規模なマントル転倒の証拠も
  • 1991年に金星で火山が噴火していた? NASA探査機「マゼラン」のデータから発見

    【▲ 金星探査機「マゼラン」の観測データをもとに作成された金星の全球画像(Credit: NASA/JPL)】アラスカ大学フェアバンクス校地球物理学研究所のRobert Herrickさんとアメリカ航空宇宙局ジェット推進研究所(NASA/JPL)のScott Hensleyさんは、NASAの金星探査機「マゼラン(Magellan)」のミッション中に金星で火山活動が起きていた可能性を示す研究成果を発表しました。 1989年5月4日にスペースシャトル「アトランティス」から放出される形で打ち上げられたマゼランは、1990年8月から1994年10月にかけて金星を周回しつつ、合成開口レーダー(SAR)による表面のレーダー観測を行った探査機です。マゼランなどのミッションで取得されたデータをもとに、金星では火山や溶岩流で形成されたとみられる地形の存在が判明していますが、現在も火山活動が続いているのか否か

    1991年に金星で火山が噴火していた? NASA探査機「マゼラン」のデータから発見
  • DNAやRNAに含まれる核酸塩基5種類、炭素質隕石から初めて同時検出

    【▲ 初期の地球へ隕石によって核酸塩基がもたらされたことを示したイメージ図(Credit: NASA Goddard/CI Lab/Dan Gallagher)】北海道大学の大場康弘准教授を筆頭とする研究グループは、地球に落下した「炭素質コンドライト」(有機物に富む炭素質隕石)を分析した結果、デオキシリボ核酸(DNA)やリボ核酸(RNA)に含まれている5種類の核酸塩基がすべて検出されたとする研究成果を発表しました。 炭素質コンドライトには太陽系初期の様子を伝える古い物質が含まれています。これまでにも5種類の核酸塩基のうち3種類が隕石から検出されたことはありましたが、研究グループによれば、5種類が同時に検出されたのは今回が世界初のことだとされています。 ■隕石から5種類の核酸塩基を同時検出、二重らせん構造に欠かせない塩基対も地球の生命の遺伝情報を担うDNAやRNAには、それぞれ5種類の核酸塩

    DNAやRNAに含まれる核酸塩基5種類、炭素質隕石から初めて同時検出
  • 太陽系の最果て「オールトの雲」では恒星間天体の方が多い可能性が判明

    【▲ オールトの雲の想像図。太陽系の外周を取り囲んでいる(Credit: Shutterstock)】ハーバード・スミソニアン天体物理学センターは8月22日、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者アミール・シラジ氏やアビ・ローブ氏などが率いる研究チームが、太陽系の最果てにあるオールトの雲(Oort cloud)においては、元々太陽系に属する天体よりも、恒星間天体の数の方が多い可能性があることを突き止めたと発表しました。 太陽系の最も外側にあるとされるオールトの雲は、太陽から1万から10万AU(1AUは太陽から地球までの平均距離)のところにあり、1兆個ほどの氷の微惑星が球殻状に太陽系を取り囲んでいると考えられています。長周期彗星(公転周期が200年以上の彗星)はここからやってくると考えられているために「彗星の巣」とも呼ばれています。 【▲ 2019年に発見されたボリソフ彗星。人

    太陽系の最果て「オールトの雲」では恒星間天体の方が多い可能性が判明
  • アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏らをのせたニューシェパード宇宙船、サブオービタル飛行に成功

    時間7月20日午後10時12分、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏ら4人をのせた宇宙船「ニューシェパード」が打ち上げに成功しました。ジェフ氏が創設した民間宇宙企業ブルーオリジンが人を乗せて宇宙空間へ打ち上げるのは、今回が初めてです。ミッションに成功により、また一歩「宇宙旅行」の格的な実現に近づきました。 【▲ ジェフ・ベゾス氏らを乗せたニューシェパード宇宙船(Credit: Blue Origin Broadcast)】ジェフ氏ら4人を乗せた宇宙船「ニューシェパード」は、西テキサスにあるブルーオリジンの発射場から打ち上げられました。カプセル部分は高度107kmに達し、国際的に「宇宙」と定義されている境界である100kmのカーマンラインを超えたことになります。飛行形態は「サブオービタル飛行」のため、すぐに地球に戻ってきます。打ち上げから約10分後、パラシュートを開いて無事に着地しまし

    アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏らをのせたニューシェパード宇宙船、サブオービタル飛行に成功
  • アレシボ天文台の巨大な電波望遠鏡、ケーブル損傷後の復旧を断念し解体へ

    アレシボ天文台で運用されてきた直径305mの電波望遠鏡。補助ケーブルの断線により主鏡の一部が損傷している。2020年11月撮影(Credit: University of Central Florida)全米科学財団(NSF)は現地時間11月19日、プエルトリコのアレシボ天文台で57年間に渡り運用されてきた電波望遠鏡が廃止されることを明らかにしました。なお、電波望遠鏡の廃止後もアレシボ天文台は存続し、上層大気の観測を行うLIDARの運用などが継続される予定です。 アレシボ天文台の電波望遠鏡は地上に固定された直径305mの巨大な主鏡が特徴の観測設備です。主鏡の向きを変えることはできませんが、3基のタワーから伸びたケーブルによって吊り下げられている受信機等を備えたプラットフォーム(重さ900トン)を移動させることで、観測する方向を調整できる仕組みになっています。 アレシボ天文台では2020年8

    アレシボ天文台の巨大な電波望遠鏡、ケーブル損傷後の復旧を断念し解体へ
  • 木星の衛星ガニメデに太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターを発見か

    国立天文台の4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」にて再現されたガニメデ(右)と木星(左奥)。ガニメデ表面の暗い領域には平行に何も走る溝状の地形「ファロウ」が見えている(Credit: 加藤恒彦、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト)平田直之氏(神戸大学)らの研究グループは、惑星探査機「ボイジャー」1号・2号や木星探査機「ガリレオ」によって撮影された木星の衛星ガニメデの画像を分析した結果、直径およそ300kmの天体が衝突したことで生じたとみられる太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターが見つかったと発表しました。 ■衝突によって形成された多重リング構造の直径は最大1万5600kmガニメデは火星に次ぐ5268kmの直径を持つ水星よりも大きな衛星で、その表面は比較的新しく明るい領域と古く暗い領域に分かれています。暗い領域にある「ファロウ(Furrow)」と呼ばれる溝状の地形に注目した研

    木星の衛星ガニメデに太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターを発見か
    fukumimi2002
    fukumimi2002 2020/07/28
    ガニメデの直径5200Kmより大きいの? / https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2020_07_27_02.html
  • 観測史上最大のブラックホールのエネルギー放出が、天の川銀河15個分の空洞を作り出す

    何百億、何千億もの星々が形成する銀河。そんな銀河が集まった集団は「銀河団」と呼ばれます。地球からおよそ3億9000万光年先にある「へびつかい座銀河団」において、観測史上最大規模のエネルギー放出にともなう痕跡が見つかったことをNASAが発表しました。 ■ブラックホールから噴き出すジェットがガスを吹き飛ばして空洞を形成今回の研究におけるへびつかい座銀河団の観測結果の合成画像。紫はX線、青は電波を示す。背景のX線は「XMM-Newton」、右下の挿入画像におけるX線は「チャンドラ」、電波は「巨大メートル波電波望遠鏡(GMRT)」の観測データ(Credit: X-ray: Chandra: NASA/CXC/NRL/S. Giacintucci, et al., XMM-Newton: ESA/XMM-Newton; Radio: NCRA/TIFR/GMRT; Infrared: 2MASS/U

    観測史上最大のブラックホールのエネルギー放出が、天の川銀河15個分の空洞を作り出す
  • 太陽系の近くに複数の系外惑星を確認。ハビタブルゾーン内のスーパー・アースも

    ※当初、系外惑星が見つかった恒星のひとつを「GJ 299A」と表記していましたが、正しくは「GJ 229A」です。発見された系外惑星も「GJ 229A c」となります。訂正の上、お詫び申し上げます。【1月20日11時10分追記】 ここ最近、2018年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星「TESS」による太陽系外惑星発見のニュースが相次いでいますが、そのいっぽうで、10年前に公開された過去の観測データをもとに太陽系の比較的近くにある系外惑星を複数確認したとする研究成果が今回発表されました。 ■太陽系の近くに5個の系外惑星を新たに発見系外惑星「GJ 180 d」(右手前)の想像図。主星の「GJ 180 d」(左奥)や、内側を公転する2つの系外惑星も一緒に描かれている(Credit: Robin Dienel, courtesy of the Carnegie Institution fo

    太陽系の近くに複数の系外惑星を確認。ハビタブルゾーン内のスーパー・アースも
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

    エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見
  • はやぶさ2、小惑星リュウグウへ到着!いよいよ探査を開始へ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」は2018年6月27日9時35分(日時間)、目的地の小惑星「リュウグウ」に到着しました。 はやぶさ2は2014年12月3日の打ち上げから約3年半の飛行を経て、現在地球から2.8億km(地球と太陽の距離の1.9倍)の距離にある小惑星リュウグウに到着しました。到着と言っても着陸したわけではなく、地球から見てリュウグウの手前に約20km離れた、予定の位置に停止(リュウグウとの位置関係が変わらない状態)しています。この状態ではやぶさ2が正常に作動していることを確認して、「到着」ということになりました。 JAXAのはやぶさ2運用チームは7:10に、はやぶさ2とリュウグウの速度差を秒速1cm以下にするための最後の命令を送信。はやぶさ2は9:30に横方向、9:35に減速方向の噴射を行いました。はやぶさ2と地球の間は光速でも16分かかるため、1

    はやぶさ2、小惑星リュウグウへ到着!いよいよ探査を開始へ
  • 中国モジュール「天宮1号」南太平洋上空で突入 大部分が燃え尽きる

    ここ数日世間を大いに賑わせていた中国の軌道実験モジュール「天宮1号」ですが、2018年4月2日9時15分(日時間)に南太平洋中部の上空にて大気圏に突入したことが、中国当局より発表されました。なお、天宮1号の大部分は燃え尽きたとされています。 2011年9月に打ち上げられた全長約11メートル、直径は3.3メートル、重量8500キログラムの天宮1号はコントロールを失っており、3月末から4月初頭にかけて北緯43度から南緯43度の間で大気圏に突入することが予測されていました。なお、当初より人的被害が発生する可能性は極めて小さいことも予測されています。 現時点では天宮1号の落下について、具体的な被害などは報告されていません。 Image Credit:CMSE/China Manned Space Engineering Office ■China's Tiangong-1 space lab p

    中国モジュール「天宮1号」南太平洋上空で突入 大部分が燃え尽きる
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