1月、トリノ工科大学で行われた機械工学の名誉学位の授与セレモニーでスピーチするマルチェロ・ガンディーニ。 マルチェロ・ガンディーニ──スーパーカー好き、クルマ好きなら、その名を知らないものはいないだろう。その名匠が3月13日に85歳で逝去した。これまで数多くの名作を生み出し、世のデザインに大きな影響を与えてきた偉大なるマエストロの功績に敬意を表し、本誌『GENROQ』2024年4月号に掲載された、トリノ工科大学から機械工学名誉学位が授与された際の記事を転載する。ご冥福をお祈りします。(GENROQ 2024年4月号より転載・再構成) Marcello Gandini トリノ工科大学の名誉学位の授与セレモニーで この日、トリノ工科大学の中庭は、集められたガンディーニの作品たちによって、ちょっとしたミュージアムに変身した。それはもはや工業製品というより、芸術品といった表現の方が相応しい。 「私
タミヤでは1/24スポーツカーシリーズの新製品として、トヨタ初の量産乗用車「トヨダAA型」を6月27日に発売する。それに先立って6月9日、東京のプラモデルファクトリー新橋店でメディアミーティングを開催した。 ミーティングで紹介されたのは、AA型をはじめとしたカーモデル全般における製品開発の手法や変遷など。かつてと現在の開発プロセスの違いや、逆に変わらないことなど興味深い内容だった。 もっとも大きなトピックは、デジタルツールの導入による「道具の変化」だ。商品開発のために実車を徹底的に計測、撮影をすることは昔から変わらないが、近年では3Dスキャナーを使うことも増えてきているという。 3Dスキャナーでは折り畳まれたオープンカーの幌や人物の服など、柔らかい素材のしわやたるみといった部分までも正確にデータ化できるのだとか。 取材後は図面を製作する段階へ進むが、かつての手描き図面はCADに置き換えられ
アニメ「機動戦士ガンダム」のモビルスーツデザインなどで知られる、メカニックデザイナーの大河原邦男さん。11月23日から12月1日まで開催される「東京モーターショー 2013」のHiriko.JPブースでは、大河原さんがデザインした超小型EVカー「Hiriko」のコンセプトカーが展示されている。 こいつはかなりかっこいいぞ! Hirikoはマサチューセッツ工科大学が開発し、スペインのバスク地方で製造されている都市型2人乗り電気自動車。駐車場などで車体を折りたたんで駐車できる特徴を持ち、スペインでは2013年から1万2000ユーロ(約160万円)で市販されている。 Acuerdo entre Deutsche Bahn (DB) e Hiriko from HIRIKO Driving Mobility on Vimeo. スペイン発の超小型EVカー「Hiriko」 日本では現在、国内企業のフ
【山崎聡】アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ(人型有人兵器)のデザインなどで知られるメカニックデザイナーの大河原邦男さんが、鳥取市の消防車メーカーの依頼で「次世代消防車」をデザインした。真っ赤な大型車両に多機能アームがついた小型ポンプ車がドッキング。「かっこよさ」が前面に押し出されている。 鳥取市古海に本社と工場を設ける消防車メーカーの吉谷機械製作所が、企業PR用の消防車デザインを依頼。8月末に完成した。 車両につけられた各機器の設定もこだわっている。大型車両は全長14メートルで1万5千リットルのタンクを備え、最大15メートルの高さから放水ができる。車両の前方には、多機能アームがついた全長3メートルの小型ポンプ車が収納され、狭い場所での作業もできるという。
メカニカルデザイナー・大河原邦男さんがデザインした「次世代消防車」がカッコイイです。10月上旬に開催された「東京国際消防防災展2013」で、吉谷機械製作所が発表しました。 「科学忍者隊ガッチャマン」「機動戦士ガンダム」など数々のメカデザインで知られる大河原さん。40年以上デザインしてきたヒーローメカの“カッコよさ”を、消防車というリアルヒーローメカでも重視しました。大河原さんいわく「真のヒーローにとっては、友だちのような親しみやすさこそが、欠かせない要素」とのこと。次世代消防車のデザインでも、力強く頼もしいシルエットの中に、親しみやすさや人間味のようなものを残しました。 大型化学消防車(全長14メートル)・小型救助工作ポンプ車(全長3メートル)と2車両あることには、「人と同じように、どんなメカも万能ではなく、お互いに補いあうことで大きな力になる」というメッセージが込められているそうです。
【ネットオリジナル】〈デジタルアーカイブ あの日 あの時〉山陰豪雪、国道9号1000台立ち往生(2010~2011年) 車中で年越し、沿線住民ら温かな支援
スバルの運転支援システム「アイサイト」(Eye Sight)が「マクロス」シリーズの河森正治監督のデザインでロボットのキャラクターになり、アニメによるバナー広告の配信が始まっている。 アイサイトは、車に取り付けたカメラで前方を監視し、万一の際に自動ブレーキで衝突を回避するなど、安全運転を支援する技術。イメージキャラクターとなるロボットは、人を守る使命を持つというイメージで河森監督が描き起こした。車輪を装備した細身のデザインで、ヘリコプターモードに変形する。飛行形態への変形はスバルからのオーダーだが、ヘリコプター型なのは「思いついちゃったから」という。 アニメのバナー広告は「Switch」の「神ラボ」サイトで特別配信している。
新型「レクサス IS」、F SPORTの内外装を先行公開:デトロイトモーターショー2013(1/2 ページ) トヨタ自動車は、1月14日に開幕する「デトロイトモーターショー2013」に、レクサスブランドの新型スポーツセダン「IS」を出展する。F SPORTの内外装を先行公開した。
ピニンファリーナ氏死去=イタリア車デザインの巨匠 ピニンファリーナ氏死去=イタリア車デザインの巨匠 【ジュネーブ時事】フェラーリやマセラティなどイタリアを代表する数々の高級スポーツカーのデザインを手掛け、世界を代表する自動車デザイナーの巨匠と呼ばれたセルジオ・ピニンファリーナ氏が2日、北部トリノの自宅で死去した。85歳だった。 産業の中心地トリノで1926年に生まれ、トリノ工科大学で機械工学を学んだ。父親が創業したカロッツェリアと呼ばれる自動車の修理工房を車のデザイン、開発、委託生産などを手掛ける企業「ピニンファリーナ」に育て上げた。 ボディーデザインを芸術の域に高め、フェラーリ「テスタロッサ」、マセラティ「クワトロポルテ」、アルファロメオ「スパイダー」などの名車を世界に送り出した。経営者としても活躍、1988〜92年にイタリア産業連盟(コンフィンダストリア)のトップを務めた。(201
イタリアの自動車デザイナー、セルジオ・ピニンファリーナ氏が3日、伊北部トリノの自宅で死亡しているのが発見された。85歳だった。 1950年代以降、高級車フェラーリのほぼ全モデルや、マセラティ、アルファロメオなど名車のデザインを手がけた。トリノ工科大で機械工学を学び、父親の自動車修理工場を継いで、世界的な自動車デザイン会社に育て上げた。 イタリアの経済団体トップも務め、2005年に終身上院議員に任命された。
「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」など、迫力と造形美に優れたデザインがファンを魅了する、アニメのロボットたち。そのデザインはアニメ業界のメカニックデザイナーらが手がけてきたが、TOKYO MXなどで今月から始まった「輪廻(りんね)のラグランジェ」では、自動車会社がロボットをデザインしたことが話題になっている。世界初といい、関係者は「業界を超えてアニメの新しい魅力を発揮できる」と期待をかける。 「われわれから見ると、車もロボットもデザインに違いはない。それにデザイナーにとって、アニメのロボットはインスピレーション(ひらめき)の源だ」 カーデザイナーとして著名な中村史郎さん(61)=日産自動車常務執行役員、チーフクリエイティブオフィサー=はこう強調し、自社が手掛けた主役ロボット「ウォクス・アウラ」などのデザインに自信をみせる。「ジュークやGT-Rなど、日産のデザインはアニメから大いに刺
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