この執拗さは何のため 4月13日、日本政府は福島第1原子力発電所から出る100万トン以上の処理水を海へ放出する計画を正式決定した。それに対し、中国政府と国内メディアは異様ともいえるような過剰反応を示し、執拗な日本批判を展開した。 まずは4月9日、日本政府が処理水放出を正式決定する見通しとなったことを受け、中国外務省の趙立堅報道官は定例の記者会見にて、「周辺国との十分な協議を基礎とし、慎重に決定すべきだ」と述べ、日本側の動きを牽制した。 12日、日本政府が正式決定を行うその前日、中国外務省は「日本は常に他国に国際的な責任を果たすよう求めている。国際社会が注目するなか、日本は無視して聞き流してはいけない」と批判したうえで、外交ルートを通じて深刻な懸念を日本側に表明したと発表した。 そして13日、日本政府が正式決定をおこなった当日、中国外務省は談話を発表し、「極めて無責任で、国際公共安全と周辺国