宮前葵 @AOIKEN72 「私をそんな二つ名で呼ばないで下さい!」「貧乏騎士に嫁入りしたはずが!?」小説書いてます。小説家になろうmypage.syosetu.com/2331732/ カクヨムkakuyomu.jp/users/AOIKEN 仕事募集中です。ご連絡はkenaoi271@gmail.com
高堂の父はどうして綿貫に家守を頼んだんだろうか、ということを考えている。 年老いたので嫁に行った娘の近くに隠居する、ついてはこの家の守をしてくれないか、ここに住んで毎日窓の開け閉めなりとしてくれたなら、些少なりとも月々のものもお渡ししよう(「サルスベリ」) 高堂の父はそのように綿貫に持ちかけた。おそらく男寡だろうか、蛆の湧く前に娘の近くに身を寄せるのだと。すぐに家をどうにかするわけでもなく、とりあえずは痛まないように誰かに管理をしてもらわなければいけない。家は空き家になった途端に痛み出す。 高堂は在学中に死に、綿貫は卒業して数年経っている。それでもこんな話を持ちかけるくらいだから、高堂の死後、現在まで綿貫と高堂の父との間で少なからず交流はあったと思われる。その中で高堂の父は、綿貫の金銭的な窮状と、絶対に英語学校の正職員にはならないという覚悟を知っていてもおかしくはない。 家守を任せるうえで
ロボットの夢の都市 (創元海外SF叢書) 作者:ラヴィ・ティドハー東京創元社Amazonこの『ロボットの夢の都市』は、第二次世界大戦直前に世界各地に現れた異能力者たちの暗躍を陰鬱なトーンで描き出す『完璧な夏の日』や、ヒトラーが失脚しロンドンに移り住んで探偵になった日々を描く歴史改変SFの『黒き微睡みの囚人』で知られるラヴィ・ティドハーによる、未来史長篇だ。近現代史をテーマにしてきた過去の邦訳作と比べると、本作はストレートに人類の未来をSF的に描き出している。 印象的な砂漠と土色で巨大な人型ロボットが描かれた表紙が印象的だが、まさに舞台は砂漠の街(ネオムといい、実在する)であり、そこで暮らす人々とロボットの姿、また数百年前に起こった太陽系を巻き込んだ大戦争とその顛末がじっくりと描きこまれていく。物語の本筋は、とあるロボットが砂漠から掘り起こした”ヤバいブツ”が街の住人を巻き込んだ騒動に発展し
ep1.ゴブリンの少年とエルフの少女 2023/07/01 18:00 ep2.シンデレラ? エスコート係? 2023/07/01 19:00 ep3.あたしって結構ビーストだぜ? 2023/07/01 21:00(改) ep4.八重歯とブルーアイズ 2023/07/02 18:00(改) ep5.ゴブリン寮へようこそ 2023/07/03 18:00(改) ep6.グレート・ビアンカ 2023/07/04 18:00(改) ep7.エルフへの侮辱は、この僕への侮辱だと思いたまえ 2023/07/05 18:00(改) ep8.百万ドルみたいな気分 2023/07/06 18:00(改) ep9.ニューヤンクの二つの顔 2023/07/07 18:00(改) ep10.ダウンエッグ 2023/07/08 18:00(改) ep11.違法薬物ゾンビパウダー 2023/07/09 18:00(
昔話16 私は石頭なんだろう、SFマガジンにふさわしくないと思うと売れっ子作家の作品でも掲載しなかった。栗本薫の「時の石」、高千穂遙の「変態の方程式」、梶尾真治の「包茎牧場の決闘」等々。そればかりかガンダムまで掲載を断った。後でいろいろ言われたけど、いまでも間違ったとは思ってない。— 今岡清 (@k_imaoka) August 8, 2023 SFマガジン編集長回想 ガンダムですら私は拒否した。今も間違ってるとは思わない実在した! 「ニンジャ」や「パンをくわえて登校する女の子」と同じく「偏狭なSFファン」もどこかにいてほしいもの(そうか?) m-dojo.hatenadiary.com あの当時は、それが正義だった。それがSFだった…のだろう、おそらく。 「飛鳥川 昨日の淵は 今日の瀬と 変わる習ひを我が身にぞ見む」(長野主膳辞世の句) とは、いまに通じる普遍性を持つ詩だ。 風雲児たち
──著書『 滅私 』はミニマリストの男を主人公としています。所持品をできる限り減らし、最低限の物だけで暮らす「ミニマリスト」。日本でこの言葉やスタイルが広まりだしたのは2015年ごろだといわれますが、根強いブームがまだ続いています。小説に取り入れようと思った、着想のきっかけを教えてください。 ミニマリストたちの極端な生活スタイルそのものよりも、メディアやSNSで彼ら彼女らが発している言葉に違和感を覚えたのがきっかけです。「人生を最大化する」「物より経験」など、みな一様に、コピーしたように単語レベルで同じフレーズを多用していました。どこかで見聞きした他人の言葉を、咀嚼(そしゃく)しないでそのまま自分の言葉として発信している。 僕自身も片付け好きではあり、来客には「物が少ないですね」と言われますが、見えるところに置いていないだけで所持品自体は多い。引っ越しでも「単身パック」では足りずに、2トン
早川書房の約2700タイトルが50%OFF! 夏のKindle大セールが、7月12日(水)まで開催中です。 今回は、膨大な対象作品から『同志少女よ、敵を撃て』をはじめとした国内のオススメ17作品をピックアップ。 簡単な説明と共に紹介しているので、参考にどうぞ! なお、海外の作品はこちらの記事にまとまっています。 早川書房Kindle50%OFFセール 『三体』『ザリガニの鳴くところ』など海外注目作13選 SF・ミステリなどで知られる早川書房の約2700タイトルが50%OFF! 夏のKindle大セールが、7月12日(水)まで行われています。 この記事では、膨大な対象作品から海外のオススメ13作品をピックアップ。 話題の新作から古典的な名著まで、簡単な説明と共に紹介します。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 …
お久しぶりです。入江君人です。 まずは自己紹介をさせてください。私は『神さまのいない日曜日』という作品でデビューし、そして『王女コクランと願いの悪魔Ⅱ』を最後に八年間ものあいだスランプに陥っていた小説家です。 ですがこのたび無事に戻ってこれたので、その原因となったスランプの解消方法について書いておこ...
働かずに生きていきたいし、できれば遊んで暮らしたい――。 一獲千金を目指し、勇者パーティの一員として竜王を討伐したルーデンス。 彼は竜王討伐の帰りに立ち寄った街で、パーティの財産を元手に賭け事を行い、その中で見ず知らずの奴隷少女を助けるために全財産を失ってしまう。 パーティメンバーから糾弾され、追放された彼は、それでも働かずに生きることを諦めない。ルールの隙間をぬって、勇者たちの妨害もかわして、助けたハーフサキュバスの少女と共に、知恵と口先でお金を稼ぎ、遊んで暮らすことを目指す! 働かないためならどんな労力も厭わない、ルーデンスの旅。
越谷オサム @koshigaya_osamu 体言止めについて人から指導を受けたことはないけれど、三点リーダを多用する著者についてある編集者さんが噴き上がっていたのは覚えている。 曰く「表現力のない人ほど『……』を多用して、ありもしない行間を読ませようとするんですよおおぉぉ!!」 勢いに圧されて「ハイ……………………」となった。 2023-01-06 19:09:48 越谷オサム @koshigaya_osamu (こしがや・おさむ)作家。2004年、『ボーナス・トラック』(創元推理文庫)で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。 最新刊『たんぽぽ球場の決戦』(幻冬舎)発売中。
あけましておめでとうございます。 旧年中は読者の皆さまには大変お世話になりました。 年賀状の代わりとして、2023年に刊行予定の翻訳ミステリ&NV作品ラインナップのなかから、一部を皆さまにご紹介いたします。今年の早川書房も大作・話題作がドシドシ登場! ※タイトルは一部を除き原題および仮題です。 〇今年も絶対に見逃せない作品が勢ぞろい!今年の早川書房のミステリも、絶対に見逃せない作品が勢ぞろい! まずは、今年の早川書房イチ押しミステリからご紹介! 『Gallows Court』マーティン・エドワーズ/加賀山卓朗 訳『Gallows Court』原書書影英国推理作家協会賞ダイヤモンド・ダガー賞を受賞した巨匠による、傑作謎解きミステリがついに邦訳! 1930年、ロンドン。若い女性が無残に殺される事件が立て続けに発生した。この事件を解決へと導いた元判事の娘にして私立探偵のレイチェル・サヴァナクに怪
倉数茂 「再魔術化するテクスト ──カルトとスピリチュアルの時代の文化批評」文学+WEB版で連載中 @kurageru これは文学系の大学教員なら同意してもらえると思うけど、今の「本好き」を自認する高校生に、好きな作家や作品を尋ねると、「ちょっと覚えてません」という返事がそれなりの割合で返ってくる。読書もサブスク化しているというか。 2022-12-23 13:10:02 倉数茂 「再魔術化するテクスト ──カルトとスピリチュアルの時代の文化批評」文学+WEB版で連載中 @kurageru 小説家。第一回ピュアフル文学賞、第一回文学しゃべるの会文学賞。日本SF作家クラブ、変格ミステリ作家クラブ会員。視聴覚文芸部。BFCファイター。マイクロノベリスト。『忘れられたその場所で、』。東海大学教員 note.com/bungakuplus/n/… 倉数茂 「再魔術化するテクスト ──カルトとスピリ
早川書房の1600作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメを紹介しよう。早川書房は定期的にこの規模のセールをやることで知られているが、そのたびにラインナップが異なる。特に、前回のセール時には刊行間もなかった作品なども今回は多数セールに入っているので、今回は主に2022年1月〜以降に刊行されたセール品を中心にオススメを紹介していこう。 Amazon.co.jp: [プライムデー] Kindle本最大70%OFF:早川書房タイトル: Kindleストア まずは目玉のSFから紹介していこう。 早川書房公式ページの刊行年月リストから一個一個セールになっているかな……と確認していったのだが(Kindleページの検索機能が劣悪なので)、今回は特に小説が豊作だった印象。たとえば、最初に紹介しておきたいのは春暮康一の『法治の獣』 法治の獣 (ハヤカワ文庫JA
■ログNo.0033719642 * ボミキス軌道ステーション管制AI“ヴィルマ”により記録 * 【ヴィルマ】 所属不明艦に警告。 貴船はヴィーダー・ヘンケル帝政星間統治機構の帝星、ボミキスの衛星軌道に侵入しつつあり。 直ちにボミキスの質量中心から一天文単位(au)以上の距離へ退去、若しくは機関を停止及び全武装を解除後、当方の警備艇による曳航下での軌道ステーションへの接舷と船内への立ち入り査察を受け入れよ。繰り返す―― 【不明艦】 警告受信、リピートは無用。しかし退去も曳航も拒否します。 こちらはアザーエデン船籍、ナガン・スタンウェイ社所有の恒星間植民船「ロアノーク」。現在、公開された計画に基づいて航行中。 ボミキスへの入植権、領有権は登記されており、完全に合法です。不当な航路妨害及び武力による制圧、接収を試みた場合、実力を持って排除します。 【ヴィルマ】 データベースを照会中。 ナガン・
作品紹介 他人の気持ちが分からないことが悩みの大学一年生・谷原豊は、曾祖母の葬儀(100歳没)をきっかけに、謎の霊媒師・鵜沼ハルと出会った。霊を信じない理系大学生の、奇妙な慰霊アルバイトが始まる――。 最新話を読む 第1話を読む ■4-9 考えてみれば途方もないことだ 2024/01/31 更新 ■4-8 時々変なことを思いつくようになった 2024/01/24 更新 ■4-7 他人とちゃんと話すのは大事 2024/01/17 更新 ■4-6 よく考えると同一性は問題ではない 2024/01/10 更新 ■4-5 結局のところ、生者の目線に立った認識 2023/12/27 更新 1234...10
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